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BAR SAUDADE weblog

ブラジル音楽の流れるBAR

“デッラヴァーレ グラッパ デメラララムカスク”

2017-11-21 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

1983年にピエモンテ州に創立された蒸留所、「Dellavalle」は創業者の名前です。

信頼できるワインメーカーから購入するワインの搾りかすの厳格な選定、蒸留における極端すぎるくらいの維持管理、熟成のための最も良い樽の調査・研究。これらを最も重視し、高品質のグラッパ生産を行っています。

小型の単式蒸留器で丁寧に時間をかけて蒸留され、アリエ樽で8年、そのあとデメラララムの古樽で2年熟成。

ダークチョコレート、アーモンド、キャラメルなどの香り、力強さとエレガントさを兼ね備えたまろやかで、花のような味わい。ながく口中いっぱいに広がる余韻。

これは絶対おすすめ。グラッパを未経験の方もぜひ!


“ブラックニッカ ブレンダーズスピリット”

2017-11-15 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

昨年、ブラックニッカ発売60周年を記念してつくられた限定品。なんと、1956年蒸留の余市モルト、25年以上熟成のカフェグレーンン、さらに、新樽熟成の余市モルトや、シェリー樽熟成の宮城峡モルトなど、きわめて贅沢な原酒がつかわれています。

まさに大盤振る舞い。なので、当然のことながら、あっという間に完売。

そんな“ブレンダーズスピリット”ですが、先日、とあるルートから2本入手することができました。

チョコレートのような甘いフレーバーと心地よいピート香、さらに、長期熟成原酒ならではの円熟味とまろやかさが加わった絶妙なブレンド。まさに60周年記念にふさわしい、すばらしいウィスキーです。ぜひお試しになってみてください。


“ボウモア ヴォルト”

2017-09-22 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

ボウモア蒸留所が所有する貯蔵庫の中でも、最も古く、海に近い海抜0メートルに位置する、「No.1 Vaults(第一貯蔵庫)」で貯蔵した原酒を使用。

スモーキーな香りとオイリーな味わい、そのあとで陽光をふんだんに浴びたフルーツの味わい、そしてかすかな潮の香りが感じられます。

バーボン樽熟成、アルコール度数51%と高めですが、上質感があります。

限定品で、県内に数本しか入ってきておりません。おそらく他店ではお飲みになれないと思います。ぜひお早目に。


“レダイグ10年”

2017-08-28 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

マル島のトバモリー漁港に建てられている“トバモリー蒸留所”。設立は1798年ですが、休業、再操業を繰り返すなど苦難の連続でしたが、1993年のバーン・スチュワート社に買収されてからは、小規模ながら高品質のモルトを安定して生産しております。

以前に“トバモリー10年”を紹介しましたが、こちらではもうひとつ“レダイグ”というモルトもつくっています。

ノンピートのトバモリーに対してこちらは、フェノール値35ppmのヘビーピーテッド麦芽を使用。独特のオイリーな味わいとあいまって、かなり個性的です。

でもこれはかなり癖になりそうです。ぜひ一度お試しを。


“ドラッフェンブルート”

2017-07-29 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

最近ちょっとユニークなリキュールを仕入れました。“ドラッフェンブルート”(竜の血)という、ちょっと物騒な名の、リコリスをメインにしたハーブ系リキュールです。リコリス(甘草)はヨーロッパではとくに有名なハーブ。アジアでも漢方薬として有名です。「塩」を隠し味に使ったとてもユニークなドラッフェンブルートは、北欧州神話で英雄と戦う竜の血と味を表現している・・・・・。ということで、単体で味わうと何とも言えないビミョーな味で、決して「うまい」とは言えませんが、ミルで割るとまるで塩キャラメルのようなご機嫌な味わいに大化け。あと、コーラやトマトジュースとの相性もGood。

この「竜の血」ぜひ一度味わってみてください。


“パルフェタムール”

2017-07-23 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

「完全なる愛」という名のリキュール。いわゆるバイオレットリキュールです。いろいろなメーカーで出していますが、本当にきれいな紫色のものがありませんでした。

ところが、この度ドイツのリキュールメーカー、メラーナー社が約2年半の歳月を費やし、とうとうやってくれました。

一切の妥協を排除し、色、香り、味を徹底的に追及し、究極のパルフェタムールが完成しました。とくにその色は世界を驚かせました。このリキュールを使ったカクテルといいますと、ブルームーン、バイオレットフィズなどですが、これらのカクテルでぜひその紫色を体感してみてください。

(写真はバイオレットフィズです。色が紺色がかってますが、実物はきれいな紫色です)


“ウルフバーン”

2017-06-12 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

かつて、スコットランド本島北端に実在した、ウルフバーン蒸留所。1821年に創業し、1877年には閉鎖された、非常に短命な蒸留所でしたが、2011年にその名を受け継いだ蒸留所が再生し、最初の1滴が誕生した2013年から3年、ついにスコットランド本島最北端のウィスキーが日本に上陸しました。

可能な限り人の手で。それは昔ながらの手作業と先人たちから受け継いできた伝統を重んじる職人たちのこだわり。

そのため生産本数は少なく、普通の酒屋さんでは買えません。

“ノースランド”と“オーロラ”の2種類がリリースされております。

“ノースランド”はバーボンバレルとクオーターカスク熟成原酒。特徴は、ピート香、軽いスモーク。奥にフレッシュなリンゴの果実味。オイリーでやわらかく心地よい甘さ、穏やかな塩っぽさ、スパイスが感じられます。

“オーロラ”はオロロソシェリー樽原酒。ナッツ、熟したキウイ、トロピカルフルーツの甘い香り。オイリーでクリーミー、アロマティック心地よい

麦芽の甘さが感じられます。

ラベルに書かれたオオカミの絵はとても評判がよくないのですが、とにかく素晴らしいウィスキーです。ぜひ一度お試しを。


“グランジストーン”

2017-06-07 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

「アイラ島のウィスキーをブレンドして商品化」という以外は、何種類のウィスキーをブレンドしたのか?また、ボトリングはどこで行ったのかなどは、全く情報のない“謎のウィスキー”です。

アイラ由来のスモーキーなピート香に加え、バーボン樽由来と思われる芳しさ、アフターにヨード香も感じられます。しかし味わいは意外に軽快で、とても飲みやすく仕上がっています。なので、とくにこれからの季節、ハイボールがおすすめです。


“トマーティン カスク・ストレングス”

2017-05-24 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

ファーストフィルのバーボン樽とファーストフィルのオロロソシェリー樽のみをバッティング。トマーティン原酒のリッチで甘みのある特徴しっかりと備わっています。カスク・ストレングス、ノンチルフィルタード。アルコール分は57.5%ですが、最初の香りと味わいはそれを感じさせないやわらかいものです。

甘く煮詰めたシュガーシロップの香りに続き、オレンジやレモンといった柑橘系、洋ナシ、クルミの香りも感じられます。

味わいは焦がした砂糖、トーストした胚芽パンに加え、栗のような甘みが広がります。

かなり“うまい”モルトです。ぜひ一度ストレートで!おすすめです。


“ゴードン&マクファイル グレンリベット2001”

2017-04-20 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

ボトラーズの老舗中の老舗、ゴードン&マクファイルのグレンリベット。ボトラーズといってもいろいろですが、ゴードン&マクファイルは蒸留したての原酒を仕入れて、独自に樽熟成し、ボトリングしています。

以前、21年を何本か購入したことがありましたが、今回は入ってきてないようです。聞くところによると、グレンリベット蒸留所では、もう、ボトラーズに原酒をまわしてないようなのです。今回購入した2001(15年)も、一説によると、日本には120本くらいしか入ってきてないそうです。

ですから、次回はこの15年も手に入らなくなるかもしれません。

貴重な1本です。この機会にゴードン&マクファイルの手によるグレンリベットをぜひ味わってみてください!


ヘーゼルバーン12年

2017-04-17 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

キャンベルタウンのスプリングバンク蒸留所で、スプリングバンク、ロングロウとともにつくられているウィスキーです。かつて存在したヘーゼルバーン蒸留所は、かなり以前に閉鎖され、このウィスキーの生産もしばらく途絶えていましたが、97年よりスプリングバンク蒸留所で生産が再開されました。年に1回のみ生産され、今年は7500本のみの生産です。

ノンピートで3回蒸留され、12年はシェリーカスク100%です。3回蒸留のクリアな酒質にシェリーフレーバーがマッチし、ドライフルーツやチョコの味わい、焦がした砂糖のフレーバー、またワクシ―なニュアンスも感じられます。

貴重な1本です。ぜひお試しください。


“セントジェームス ラム ビュー”

2017-03-28 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

こちらも、マルティニーク産の、アグリコール方式でつくられるラムです。

オーク樽で3~6年熟成され、ドライフルーツやバニラ、樽の香り、プラムのようなフレッシュフルーツ、アーモンド、キャンディーフルーツのようなほどよい甘みがバランスよく感じられます。その一方で、野性味あふれる、ハードボイルドかつ複雑な面も感じられ、最初ちょっと飲みにくく感じられるかもしれませんが、すぐになれ、はまります。

ぜひおためしください!


“トロワ リビエール ブラン”

2017-03-23 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

フランスの海外県、マルティニーク産のラムです。サトウキビを収穫後、時間をおかずにすぐジュースを絞り(鮮度が大事です)、そのジュースをそのまま発酵させる、“アグリコール”と呼ばれる方法でつくられています。そのため味わい、香りとも豊かなラムになります。このトロワリビエールは、単式蒸留(と思われる)ので、特に力強い味わいに仕上がっています。このラムはちょっとピンガをおもわせる香りも感じさせますが、むしろ、そのひと癖が病みつきになりそうです。


“ヘネシー・ル・プー”

2017-03-17 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

数あるヘネシー社の契約蒸留所のなかのひとつ、“ル・プー蒸留所”の原酒だけをバッティングしてつくられ、1998年にリリースされた限定品。

ル・プーはラテン語で、頂点を意味することばで、コニャックの原料であるブドウ栽培地区の中で、最高ランクに指定されている、“グランシャンパーニュ”地区の蒸留所です。

小型のオニオン型アランビック(単式蒸留器)で2回蒸留。花と木の実を思わせる香り、デリケートでエレガントな調和のとれた味わい、そして長い余韻。

まさに芸術品です。運よくゲットできたオールドボトルです。興味のある方はお早目に!


“アップルトン12年”

2017-03-12 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

ジャマイカの代表的なラムメーカー。なかでも12年は一押しのフラッグシップ銘柄です。

小型の単式蒸留器で丁寧に蒸留され、12年以上の熟成経た原酒を厳選してバッティング。

ジャマイカラムらしい、骨太で力強さをかんじさせる、深く奥行きのある味わい。

ライトタイプのラムと比べるとちょっと癖のある味わいかもしれませんが、意外に飲みやすく、しかもはまります。おすすめです。