15ppmのピーティッド大麦麦芽を使用したトマーティン原酒を、バーボン樽とオロロソシェリー樽でそれぞれ11年間熟成させた後、マスターディスティラーの手により絶妙なバランスでバッティング。
非常にまろやかでフルボディーなモルトに、軽やかなピート香と、ほのかに土の香りをまとったフルーツの風味が加わった、まさに“傑作”です。こちらも限定生産で、日本向けはやはり300本。アルコール度数50%、ノンチルフィルタードです。
個人的にかなり気に入りました。超お勧めです。
15ppmのピーティッド大麦麦芽を使用したトマーティン原酒を、バーボン樽とオロロソシェリー樽でそれぞれ11年間熟成させた後、マスターディスティラーの手により絶妙なバランスでバッティング。
非常にまろやかでフルボディーなモルトに、軽やかなピート香と、ほのかに土の香りをまとったフルーツの風味が加わった、まさに“傑作”です。こちらも限定生産で、日本向けはやはり300本。アルコール度数50%、ノンチルフィルタードです。
個人的にかなり気に入りました。超お勧めです。
ラムの空樽でのフィニッシュはありましたが、最初から最後までラム樽熟成というモルトは、私の知る限りでは初めてです。いつか出るとは思っていましたが、トマーティンがとうとうやってくれました。
2007年に蒸留された原酒を、カリビアンラムバレルで9年3か月熟成後、ボトリング。
限定生産で、日本向けは300本です。アルコール度数は46%でノンチルフィルタードです。
ココナッツ、パイナップルの香りがはじけ、バナナやマンゴーを思わせる甘みが広がります。
とてもユニークかつ貴重なモルトです。ぜひお試しください。
名前から見当がつくとは思いますが、こちらはアイリッシュウィスキーです。生産者は、ファースト・アイルランド・スピリッツ社で、品質の高い原酒を仕入れ、こだわったウィスキー造りを行っています。“ザ・ダブリナー10年”はシングルモルトですが、蒸留所名はわかりません。
瓶の形が好きでなく、正直、味もあまり期待してなかったのですが、いざ試飲してみたら、これがすばらしくうまい!
甘くかすかにスパイシー、バニラや蜂蜜、オイリーなニュアンスも特徴的。なめらかで豊かな味わい、時間がたつとチョコレートや黒砂糖の味わいも感じられます。
おすすめです。限定なので、お早目に。
フェイマスグラウスという、スコットランド本国では人気No1のブレンデッドウィスキーがあります。このウィスキーは、ハイランドパーク、マッカランをキーモルトにして、その他何種類かのモルト原酒とグレーン原酒がブレンドされています。
ネイキッドグラウスは、このブレンドされた原酒をさらにオロロソシェリー樽で2年間熟成したあとボトリングしたものです。
華やかでスムーズ、シェリー樽熟成の特徴がよく出ていて、とても飲みやすく、女性にも受けそうです。初めての方にもおすすめです。
カネマラはアイリッシュウィスキーですが、例外的にピーテッドモルトを使用しています。アイリッシュなのになんで?と思いましたが、実は以前はアイリッシュでもピートは使用していたようです。
つくっているのは“クーリー蒸留所”ですが、使用しているピートは蒸留所近くでとれたものです。
4年、6年、8年ものという若めの原酒をバッティングしていますが、荒々しさやアルコール由来の刺激はあまり感じません。むしろこの若さゆえの、フレッシュさやフルーティーさが、蜂蜜のような味わいや、生き生きとしたピート香とあいまって、バランスのよい飲み飽きしないモルトに仕上がっています。女性にもおすすめです。
このウィスキーはグラスゴーにあるマクダフ・インターナショナル社というボトラーズからリリースされています。
ラフロイグをキーモルトにグレンリベットやグレングラントをバッティングしたブレンデットウィスキーということで、かなり期待して購入してみました。
試飲してみると、ラフロイグ由来のピート香はしっかり感じられますが、ラフロイグのような強烈さはなく、グレンリベット、グレングラント由来の華やかさ、フルーティーさがバランスよく同居しています。若々しさも感じられますが、アルコール由来の刺激もきつくなくとても飲みやすくなっています。ただ余韻という意味ではちょっと物足りないかもしれません。
まあ、とにかく、ついつい飲みすぎてしまいそうなウィスキーです。ハイボールもいけます。
グランデュベロンというのは、マクダフ蒸留所がつくるシングルモルトウィスキーのブランド名です。
味わいはライトでクリーン、フルーティーでほのかなピート香もかんじられ、とても飲みやすくなっています。もちろん、ストレートで飲むのがいちばんいいのでしょうが、このウィスキーは、ロックでぐいぐいいくのが似合いそうな感じもします。でもついつい飲みすぎそうなので、この点は要注意かもしれません。
ps、今年は30日までの営業となります。年明けは2日からです。
こちらは、2004年に限定でリリースされたもので、うんのいいことに先日偶然購入することができました。
どういう内容かといいますと、シェリー樽とバーボン樽で12年熟成された樽だし原酒をバッティングし、さらにボルドーのシャトーで赤ワインの熟成に使われたフレンチオークの樽で2年間さらに熟成させたものです。
「ダスク」というのは黄昏時の夕闇という意味で、なるほど色合いは赤みがかった艶やかな琥珀色です。ボーモアらしいスモーキーさが複雑にからむミディアムボディーの酒質で豊かな果実味とチョコレートのような香りが感じられます。
ちなみに、使用された赤ワインの樽は、サン・ジュリアン地区の「シャトー・ラグランジェ」のものだそうです。
いうまでもなくかなり貴重なウィスキーです。興味のある方はお早目に。
この時期限定のバランタインで、年数表示はありません。またブレンドのしかたはファイネストとも、12年ともぜんぜん違います。ドライフルーツやナッツなどを思わせる、しかもとてもやわらかい味わいです。飲みやすく女性にもおすすめです。ただしハイボールには合わないと思います。ロックあたりがおすすめです。
マル島で唯一の蒸留所、トバモリー蒸留所でつくられるシングルモルト。
このシンプルなたたずまいには、以前から好感をもっていたのですが、この度ようやくの仲間入りです。
こちらの蒸留所は。1798年創業と、かなり古い部類なのですが、その歴史は生き延びるための闘いといえるような苦難に満ちたものだったようです。休止と再会を繰り返し、負債をかかえ、貯蔵庫さえもなくなるような有様でしたが、1993年にバーン・スチュワートがオーナーなってからは、設備を入れ替えるなど、積極的な投資により、高品質なウィスキーをつくり続けております。原酒の熟成は、ディーンストーンやブナハーブンの貯蔵庫を借りて行われておりますが、一部は自前の貯蔵庫で行われております。
この“トバモリー10年”はほぼノンピートで、バーボン樽で熟成され、ノンチルフィルターでボトリングされ、アルコール度数は46.3度とちょっと高め。
味わいはシンプルなたたずまい同様、派手さはなく、強く主張するものではないのですが、“しみじみとうまい”といった感じで、飽きのこない味わいで。す個人的にかなり気に入ってます。 ぜひ一度お試しを。
NBA東北本部が独自に企画し、東北魂と銘打った独自のラベルをまとったシングルモルトウィスキー。今年は青森のねぶたのラベルで、その中身は“フェッターケアン7年ポートフィニッシュ”。フェッターケアンは東ハイランドにある蒸留所ですが、オフィシャルのシングルモルトは製造されてないようです。ですから今回の商品はそういう意味でも、貴重な一本です。
熟成期間は7年と短いのですが、荒々しさはありませんし、むしろポートフィニッシュによるフルーティーさが感じられ、個性的かつ飲みやすいモルトになってます。
女性にもおすすめです。
数量限定品で、発売当時買い損ねたのですが、運よくというか、偶然というか、入手することができました。
ペドロヒメネスシェリー、オロロソシェリー、それぞれのシェリーを熟成後のファーストフィル樽にボウモアモルト原酒を熟成させブレンドした逸品です。
その深く芳しい熟成感には、シェリー樽熟成モルトを愛する人だけでなく、幅広いウィスキーファンを唸らせる品格、洗練さが備わっており、力強い甘美さと長い余韻をこれでもかというくらいに堪能できます。
この妖艶ともいえる官能的な香りと味わいは、まさに、アイラモルトの女王と呼ばれる「ボウモア」に宿る女神の「なせる業」に違いありません。
こちらは、本坊酒造(マルスウィスキー)さんのブレンディッドウィスキーですが、だんだん入手困難になってきております。先日お客から1本ゆずっていただけたので、さっそく紹介したいと思います。
1960年、マルスウィスキーの歴史は始まるのですが、その際ウィスキープラントの設計と製造指導をしたのが、当時、顧問を務めていた岩井喜一郎氏です。
“岩井トラディション”はこのポットスティルで蒸留されたウィスキー原酒をベースに、数種のウィスキー原酒を絶妙なバランスでブレンドしたウィスキーです。今回紹介する“岩井トラディション ワインカスクフィニッシュ”は“岩井トラディション”をさらに、赤ワインの樽にいれ、1年以上追加熟成したブレンデッドウィスキーです。
上品な口当たり、シェリー樽の古木香とワイン樽由来の甘いバニラ香が調和した逸品です。
こちらの蒸留所では、“アードモア・トラディショナルカスク・ノンチルフィルタード”という、ハイランドで唯一の100%ピートモルトを使用したシングルモルトがありますが、それに対して、チルフィルター使用で、ピート使用のモルト80%、ピート不使用のモルト20%から造られたのが、“アードモア・レガシー”です。
ドライでスパイシー、ピートもしっかり効いていますが、フルーティーさもあり、しかも軽やか。ハイボールにピッタリで、これはかなりおすすめです。
ロックでももちろんおいしいのですが、飲みやすく、ぐいぐいいって、ついつい飲みすぎそうなので、ハイボールのほうがいいかもしれません。
グレンリベットではじめて、オロロソシェリー樽で熟成した原酒のみを使用した一本。アプリコット、キャラメルそしてほのかなスパイスを感じさせる香り、味わいはリッチでフルーティー、その先にほんのりとした苦味。複雑で余韻の長いフィニッシュを楽しめます。