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BAR SAUDADE weblog

ブラジル音楽の流れるBAR

Longrow

2019-10-17 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

入手困難で、しばらく途絶えていたロングロウが、この度めでたく入荷。

私の大好きなモルトです。

キャンベルタウンのスプリング蒸留所で造られているのですが、もともと生産本数がすくないモルトです。

ピートのみで、48時間乾燥させたフェノール値50~55ppmの麦芽で造られ、ヘビーでオイリーな味わいは、いちど飲んだらたちまち、その虜になってしまいます。私もその一人です。フェノール値は高いのですが、温かみを感じる、甘いピート香で、意外と飲みやすく、さまざまな味わいが広がります。

ぜひ一度お試しになってみてください。


グレンモーレンジ30年

2019-07-02 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

1972年から1989年までの17年間をバーボン樽で熟成、そのあとオロロソの樽に移し替え、1989年12月から2004年9月までの14年間、仕上げのフィニッシュイングを行ったもの。

グレんモーレンジ社が発売する商品の中で最も熟成年数が長く、熟成樽の使用する樽材の研究で確固たる地位を確立させている同社の長期熟成品であり、希少品。

カスクストレングス(44.3%)、ノンチルフィルター。

日本市場入荷は282本のみ。2005年に購入しましたが、国内に現存するのはかなり少なくなっていると思われます。とても貴重な1本で、なかなかあける決断ができず、今日に至ったわけですが、当店開店から30年を迎えるこの7月にあけることにしました。

世界的な長期モルト人気で、長期熟成モルトはますます不足しており、このような長期熟成品は、なかなか出ないと思われますし、もし今出るとしたら、とんでもない値段が付くでしょう。

モルトファンの方、ぜひ、お早目に。


“サントリー 碧Ao”

2019-04-19 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

世界5大ウィスキー産地(スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、ジャパン)の自社蒸留所でつくった原酒のみをブレンドしてつくられた世界初のウィスキーです。

 *ビームサントリー社は5大ウィスキー産地すべてに蒸留所を所有しています。

発売前は、いったいどんなウィスキーになるのか、見当もつきませんでした(スコッチとバーボンを一緒にするなんて・・)が、試飲してみましたところ、見事にバランスのとれた、素晴らしいウィスキーに仕上がっていました。甘く華やかな香りと、まろやかな口当たり。後に心地よいスモーキーさも感じられます。

 ストレートはもちろん、ロック、ハイボール、水割り、どれでもいけます。ぜひお試しを。なお、このウィスキーは数量限定販売となっております。


“東北魂 2018 クライゲラヒ12年”

2019-04-07 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

日本バーテンダー協会 東北本部と、スコッチモルトジャパンのコラボレーション企画、東北魂シリーズ、今回は山形編。そして、今回チョイスしたモルトは、クライゲラヒの12年物。その一樽を選んで、カスクストレングスでボトリング。なので、ボトルは2百数十本のみ、東北本部所属のバーテンダーだけが購入権をもつ、限定品です。

 クライゲラヒは、ほとんど、ホワイトホースをはじめとするブレンデッドウィスキーの原酒として使われるので、 もともとシングルモルトとして、世に出る本数はすくなく、それだけでも貴重なモルトです。

また、麦芽乾燥の際、ピートではなく油で焚いた火を使用しているので、望ましい硫黄香が生成され、重みのある味わい、また、ピートとは違う独特のスモーキーフレーバーがあります。さらに樽熟成により醸し出されるトロピカルフルーツの香りとあいまって、複雑で味わい深いモルトに仕上がっています。ぜひお試しを。


“トマーティン シングルカスク 2010 No389”

2019-03-28 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

2010年2月3日より、カスクナンバー389のファーストフィルバーボン樽の中で眠りについていたモルト。8年8か月の歳月を経てボトリング。

トマーティン本来の個性である優美な甘みとなめらかな口どけをしっかりと保ちながら、力強い果実感と鮮やかなキレが表現された、勢いのあるハイランドモルトです。

アルコール分はカスクストレングスで60%、ノンチルフィルタード。光沢が美しい麦わら色、華やかで甘み豊かなバニラの香りに、フレッシュなライムとマンゴーの芳香が加わり、レモンカスタードのふくよかな香りが続きます。

味わいは、なめらかに舌を包むバタースカッチの甘さとともに、トーストしたココナッツが感じられた後、かすかな白コショウがはじけ、きりっとしたレモンピールが顔を出します。

このモルトは、日本限定で、しかもNo389の樽をそのままボトリングしたものです。したがって、本数も270~280くらいかと思われます。数多いストックから選ばれた素晴らしいモルトです。ぜひお試しください。


ノッカンドゥ12年

2019-03-22 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

ブレンデッドウィスキー、“J&B”の中核原酒として有名。

花のような香りを持ち、青りんごを思わせるようなフルーティーさも感じさせるが、かすかにビターな味わいがアクセントになっている。

全体的にライトな風味ですが、味わいはしっかりとしていて、女性やウィスキー初心者にもおすすめできるモルトです。


グレンゴイン10年

2019-03-17 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

ローランドとの境界線に位置しますが、仕込み水の泉が北のダムゴインの丘にあるため、昔からハイランドモルトとされていました。使用するのはノンピート麦芽のみで、熟成は3分の1をシェリー樽、残りをリフィル樽で行っております。ライトでしかもフルーティーな味わいで、女性にもおすすめです。


“ポール・ジロー・エクストラ。ヴィユー・25年”

2019-03-11 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

コニャック地方のブートヴィル(グランド・シャンパーニュ)に42haの自社畑を持ち、ブドウ栽培から発酵、蒸留、熟成、瓶詰までをすべて自社で行う(プロプリエテール)、数少ない造り手。

秀逸なバランスを保った繊細な味わいと、しっかりとしたフレーバーが魅力です。


“ピュアモルト 麻布”

2019-02-21 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

名前につられて購入してみました。その正体は?

ハイランド、スペイサイドの10種類以上の蒸留所の原酒をブレンドし、シェリー樽で4年熟成したモルトと、バーボン樽で3年熟成したヘビーピートモルトを、富士山の伏流水を使用しヴァッティング。

重量感のある口当たり、スモーキーさの中に芳醇な甘さを感じる仕上がり。キャッチフレーズは〝「麻布」の名にふさわしい、洗練された大人の味わい“ だ、そうです。

まずは、ストレートかロックでどうぞ。


“宮城峡蒸留所限定ブレンデッドウィスキー”

2019-01-08 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

その名のとおり、宮城峡蒸留所のみで発売されているブレンデッドウィスキーです。華やかでフルーティーな香り。モルトとカフェグレーンの甘さが調和した伸びのある味わい、ふくらみのあるコク。すっきりしていながら味わいのしっかりした、素晴らしいウィスキーです。どんな飲み方でもおいしくいただけます。


“ポール・ジョン クリスマスエディション”

2018-12-23 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

インドの総合酒類メーカー、ジョン・ディスティラリー社が扱うシングル・モルト・ウィスキー「ポール・ジョン」。同社が2012年に初めてリリースし、いまや世界35か国で発売され、高い評価を得、いま注目を浴びているシングル・モルト・ウィスキーです。

今回リリースされたクリスマスエディションは限定生産3000本、うち日本割り当ては、わずか120本という、貴重なモルトです。

バーボン樽で熟成後、オロロソシェリー樽でフィニッシュ。ノンピートタイプとピートタイプの樽のバッティングののち、さらにオロロソシェリー樽で後熟。

よく熟した西洋スモモやリンゴなどのフルーツケーキとクリーミーなシェリーのニュアンス。蜂蜜やレモン、ヘーゼルナッツなどの豪華な香りはポール・ジョンのスタイルそのもの。ライトなピートのニュアンスに様々なスパイスの香りが続きます。

今年最高におすすめの一本です。ぜひお試しを。


“グレンドロナック12年”

2018-11-14 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

辛口のオロロソ、極甘口のペドロヒメネスの2種類のシェリー樽原酒のみをバッティング。スムースで暖かくリッチなオークの甘さ、レーズンなどのフルーツや、ナッツの味わい、さらにほどよいビターの味わいがバランスよく感じられます。

色合いは赤味がかったゴールド、ノンチルフィルタリング製法で、アルコール度数は43%。

おすすめはやはりストレートです。


“モートラック スペシャルストレングス”

2018-09-21 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

シングルモルトとして、世に出る本数が少なく、私もいまだ試したことはありません。

今回入手したスペシャルストレングスは、免税店向けにリリースされたもので、日本には並行品という形で、少量入ってきたものです。

ただし、原酒はグレンファークラス蒸留所のものらしいです。

スペシャルストレングスということで、アルコール度数は49%とたかめです。のんでみると、酒質由来のアタック、香味がしっかり残っていて、飲みごたえがあります。シェリー樽熟成を思わせる甘い香味、ブラウンシュガーやアップルパイのような味わい。

本数が少なく、貴重なモルトですので、この機会にぜひお試しください。


“フォア ローゼス シングルバレル”

2018-09-12 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

通常、ウィスキーは何種類かの原酒をバッティングして味のバランスを取って製品化されています(シングルモルトも単一蒸留所内の原酒をバッティングさせています)。

それにたいして、シングルバレルとは、選び抜いた単一の樽の原酒のみをボトリングしたものです。バーボンではブラントンかなり以前から知られていまが、ここ数年いろいろな銘柄のシングルバレがつぎつぎに登場しています。当店では“イーグルレア”を数年前からおいていますが、今回ローゼスのシングルバレルをラインナップに加えました。

ローゼスの華やかな香りはそのままに、力強さが加わった感じで、飲みごたえのある味わいです。まずは、ストレートでどうぞ。