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BAR SAUDADE weblog

ブラジル音楽の流れるBAR

“KWV クラックスランド ドライジン”

2020-08-21 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

以前から当店でも扱っており、個人的にもとてもお気に入りの“クラックスランド”が、2020年2月27日にロンドンにて開催されました、「WGA(ワールド ジン アワード)2020」にて、“ロンドンドライジン部門世界最高賞”を受賞いたしました。

昨日この情報をGETし、この機会に、このジンを皆様にもぜひ味わっていただきたいと思い、紹介させていただくことにしました。

このジンは南アフリカ産で、グレープスピリッツをベースに、世界で初めてカラハリトリュフを付け込んで造られたプレミアムドライジンです。

ジュニパーとレモンのフレッシュさが8種類以上のボタニカルの香りでより引き立ち、バランスのとれた複雑で上質な香りが特徴です。これは本当におすすめです!


“レモンハートデメララ(オリジナル1804)”

2020-07-11 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

レモンハートはイギリスのメーカーで、南米ガイアナのデメララ川近郊の蒸留所で蒸留した原酒を、現在はカナダでボトリングして販売しているようです。

先日、とある量販店で久々にみかけ、ラベルがかっこよく、私好みのデザインになっていたこともあって、思わず購入してしまいました。

デメララは以前、店にもありましたし、とても印象がよかったのですが、久々に飲んでみたところ、あいかわらずうまい!です。骨太で引き締まった、しかも奥行きのある味わい。

私好みです。おすすめです。

ところで今回気づいたのですが、ハートのスペルが「HEART」ではなく[HART]なんですね。いままで考えたこともなかったのですが、LEOMON HARTというのは創業者の名前なんだそうです。われながら迂闊でした。


“モエ シャンドン マール ド シャンパーニュ”

2020-06-24 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

ワイン造りの際に出たブドウの搾りかすを再発酵させてつくった、粕取りブランデー。フランスのものを「マール」、イタリアのものを「グラッパ」と呼びます。

ちょっとクセはありますが、とてもエレガントな風味があり、けっこうはまります。

あの、モエ シャンドンのマール。ぜひ一度お試しを!


“クライゲラキ13年”

2020-06-10 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

クライゲラキというのは、スペイ川流域に位置する村の名前。「岩ばった丘」といった意味らしいです。

蒸留所の創業は1891年。年間の生産量は、410万リットルですが、その98%がホワイトホースなどの原酒として使われるので、シングルモルトとしての生産量は非常に少なく、酒屋さんの店頭で見かけることはまずありません。

発酵槽はシベリア・アカマツ製木桶が8器。現在、木桶発酵はとても珍しくなってしまいましたが、木桶に生き続ける菌が発酵に重要な役割を果たしており、古来の味を守るためという理由で、木桶にこだわり続けているらしいです。

ポットスチルは初留、再留ともストレートヘッドが2器ずつ。熟成は、ホッグスヘッドのバーボン樽か、バットのシェリー樽。

リンゴを思わせるフルーティーな香りがたまりません


“ポール・ジョン・ニルヴァーナ”

2020-04-11 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

ポール・ジョンのニューアイテム、“ニルヴァーナ”が入荷しました。ポール・ジョンについて、ご存知ない方もまだ多いと思いますので、まずは、そちらの説明を少し。

ポール・ジョン社は現社長のポール・P・ジョン氏が1992年に創業したインド第4位の総合酒類メーカーで、ウィスキーの他にワインやブランデーなども造っています。創業地はインド南部のカルナータカ州、バンガロールです。シングルモルトを発売するまで、同社の主力商品は「オリジナルチョイス」というモラセス(廃糖蜜)原料の安いウィスキーで、その85%はカルナータカ州のみの販売です。しかし、「世界に通用するウィスキーが造りたい」という社長の強い思いで、2000年代にシングルモルトをつくることを決意。世界中のモルト蒸留所を回って見聞を広めた。当初は本社のあるバンガロールで造り始めたが、2008年に現在のゴアに蒸留所を建て、2009年から本格的にモルトウィスキーの生産を始めた。

 ゴアはおポルトガルの旧植民地で、現工場長のマイケル・ド・ソウザ氏の祖先はポルトガル人。ポルトガルのパスポートを持っているため、ヨーロッパやイギリスの蒸留所を見て回ることが可能だったといいますが、「造る以上は世界を唸らせるウィスキーを」というように随所にポール・ジョンならではのこだわりが詰まっています。

 まず、第一にスコッチ、やアイリッシュ、ジャパニーズで一般的な二条大麦ではなく、インド産の六条大麦を使っていること。二条に比べて六条はでんぷんの含有量が少なく・アルコール収量が劣ってしまうが、反対にタンパク質の含有量が多いことで、リッチでオイリー、うまみ成分が擬縮されたようなウィスキーになります。

 さらに、ピート麦芽をスコットランドから輸入するのではなく、ピートのみをスコットランドから輸入し、それを精麦所に依頼して焚いてもらっています。しかも、そのピートもアイラ島産、東ハイランド産の偉2種類を使い分けています。

 マッシュタン、発酵槽、スチルもインド産。蒸留後のニュースピリッツの度数は64%にしかならないので、樽詰めの際にスコッチのように加水せずに済むことがメリットになります。

 ゴアは北緯15度の熱帯なので、エンジェルシェアは平均で、年間8%。スコッチに比べてそのスピードは3~4倍。樽材成分の溶出量も多く、熟成は早く、ダイナミックに進行します。

 ニルヴァーナは今までのラインナップに比べ、リーズナブルな値段設定のいわばポール・ジョン入門アイテム。熟成年数は4~5年と若いですが、ポール・ジョン独特のクリスピーかつフルーティーさが感じられ、適度なピート香もあいまって、バランスのいい飲みやすい味わいです。おすすめはロックやハイボールです。ぜひお試しください。


“トマーティン14年”

2020-03-04 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

13年間リフィルバーボン樽にて熟成の後、ポートワイン樽にて1年間の後熟。

ポートの深みのある甘い芳香と豊かな果実感あふれる味わいが、トマーティンモルト本来の柔らかな酒質と絶妙に溶け合い、瑞々しさがさらに際立ち、ピーチやマンゴーのニュアンスがくっきりと現れています。女性にもおすすめしやすいやさしい味わいのモルトです。ぜひストレートで。


“ポールジョン・ボールド”

2020-02-19 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

ポールジョン社は1992年に創業したインド第4位の総合酒類メーカーで、ウィスキーの他にワインやブランデーなども造っています。

本格的なシングルモルトは、2009年にスタート。

以前に、“ポールジョン・ブリリアンス”や“クリスマスエディション”を紹介しました。そして、今回紹介するのは“ポールジョン・ボールド”です。特徴は・・・。

絹のような滑らかさと、蜂蜜やスパイスの香りが絡み合います。糖蜜のような甘さ、ピートを炊き込んだ煙のニュアンス。繊細で複雑なスパイスとともに、スモーキーなモカの香りが続きます。

バーボン樽にて、5~6年熟成(エンジェルシェアーは1年で約8%、熟成も早い)、ノンチルフィルター。

「ウィスキーバイブル」にて95.5点獲得。2017 SWSCにてWゴールド受賞。


“サゼラック・ライ”

2020-02-10 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

 1800年代、アメリカのニューオリンズのサルーン、サゼラックコーヒーハウスで最初につくられたもっとも歴史のあるカクテル「サゼラック」のカクテルベースとなるライ・ウィスキーです。

 さてライウィスキーについてちょっと説明したいと思います。アメリカといえばバーボンウィスキーが代表的です。バーボンウィスキーは原料のうち、とうもろこしを51%以上使うというのがひとつの大きな条件です。それに対してライウィスキーの場合は、原料のうち、ライ麦を51%以上使うというのが条件です。

 バーボンも個性的ですが、ライもまたバーボンと違った独自の香りや味わいがあります。

ここ数年、ライが見直され、アイテム数も増えてきました。なかでもこのサゼラック・ライはとくにおすすめです。ぜひいちどお試しください。


“リバティーズ コッパーアレイ”

2020-01-29 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

 アイリッシュ・シングルモルトです。バーボン樽にて10年熟成の後、オロロソシェリー樽にて後熟。際だってフルボディーのアロマ。

 大麦を感じさせるフルーティーで甘い特徴的なシェリーのフレーバーが広がります。複雑で芳醇な味わい、シェリー独特の甘みが口の中で溶け合います。最後に大麦の風味がシェリーの濃厚な甘みを包み込みます。

 豊かで滑らか、舌の上で長く余韻が続きます。生産者であるファースト・アイルランド・スピリッツ社は、他の主要なウィスキーメーカーとの強固な取引関係を生かし、品質の高いウィスキー原酒を仕入れ、こだわったウィスキー造りを行っています。製造責任者を務めるダリル・マクナリー氏はブッシュミルズ蒸留所で17年間マスター・ディスティラーを務めた経験があり、コッパーアレイの原酒もおそらくブッシュミルズのモルトと思われます。おすすめモルトです。


“バッファロートレース”

2020-01-23 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

かつての「エイシェントエイジ蒸留所」が1999年に「バッファロートレース蒸留所」に名前を変更。

今回紹介する〝バッファロートレース“はこの蒸留所名前を冠した、シグネチャー商品。ストレートバーバーボンウィスキーです。

香りは、バニラ、ミント、糖蜜の香り。味わいは、糖蜜のような甘みとオーク。あと味は深く、なめらか。飲みやすいウィスキーです。


“トマーティン30年”

2020-01-19 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

トマーティン・シングルモルトの伝統的な個性のキーワードは、ふるーてぃーとクリーミー。このふたつが長期熟成によって深く華やかに表現されている原酒を求め、30年以上貯蔵のバーボン樽とリフィル樽に絞り、最良のバランスでのヴァッティングも念頭に入れながら、綿密な樽選定と製品設計を実施。こうして生まれた通常ラインナップの最高峰にふさわしいウィスキー。

クリームのように滑らかでとろけてしまうような甘みが特徴のファーストフィルバーボン樽原酒を75%、長年にわたる酸素の作用によりもたらされたトロピカルフルーツのような独特の芳香が特徴のリフィル樽熟成減原酒を25%使用したこのウィスキーはフルーティーさ、クリーミーさが見事に調和した逸品です。


“カバラン ソリスト ポート”

2020-01-11 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

甘美で、濃厚な味わいの、ポルトガル産のポートワインの貯蔵樽で熟成した、甘みといく層にも広がる香りが魅力のモルトです。

鮮やかなフルーツの香りと最高級チョコレートの香りが絶妙にマッチし、口の中でナッツとチョコレートがゆっくりと溶けるような最高の味わいと余韻が楽しめます。


“SORGIN”

2019-11-21 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

ボルドーを拠点とするワインメーカー、フランソワ・ハルトンがソーヴィニヨン・ブランを使って、初めて作った「ワインメーカーズ・ジン」

厳選されたハーブとかんきつ系素材を使った、プレミアムなジン。ソーヴィニヨン・ブランの果実感と植物的なニュアンスを背景にジュニパーの香りが立ち、とても豊かなアロマティックなジンです。

このところさまざまなクラフトジンがいろいろ登場しておりますが、ブドウから造ったジンというのは私が知る限り、初めてです。ぜひ一度お試しになってはいかがでしょうか。


“カバラン バーボンオーク”

2019-11-07 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

世界的に評価の高い台湾のシングルモルト、カバラン。まずは、バーボンオークを仕入れてみました。

色合いは、澄んだ黄金色といった感じで、フレッシュなトロピカルフルーツの香りと、ココナッツ、バニラやウッドスパイスの香りが織りなす豊かで複雑な味わい。

自然の甘さがあり、バニラやオークの香りがバランスよく口の中に広がり、とてもまろやか。

ぜひ一度お試しください。


“ロー&コー”

2019-10-24 | WHYSKY/SPIRITS/OTHERS

こちらは、ブレンデット・アイリッシュウィスキーです。

ディアジオの“リターン・トゥ・ザ・アイリッシュウィスキー”の一環として、2017年3月にリリースされました。ここ数年、蒸留所も増え、勢いのあるアイリッシュウィスキーですが、まさにそれを象徴しているような一本です。

 アイルランドのいくつかの蒸留所のオルトとグレーンをブレンド。熟成にはバーボン樽(ほとんどファーストフィル)を使用。

香味は滑らかで、クリーミー、スイートなフルーツやバニラのような味わい。女性にもおすすめです。