「そっちはもう終わって
こっちに来てちょうだい
ハイ、ジャンプぅ~
そうそう 上手ね~
お利口ね~♪」
なにもひとりで喋ってる訳ではない
あぜ道に降りたバニラを呼び戻しただけなのだ
でも・・・ビニールハウスの向こうにいた人は、覗きに来た
年配のご夫婦だった
あきらかに挙動不審者を見ているようだった
で、目線が下に行く
バニラを見たのだ
急にニコニコし出した
緊張していた顔つきが緩和してくれて
私も気が緩む
「聞こえちゃいました?」
肯定の頷き
「エヘッ・・
バニラちゃん こっちの道から帰ろうね」
バニラ「イヤだ~ もっと歩く」
と川の方向を見る
「ハイ ハイ」
お二人はまだ私達を見ている
私「アハハ・・ 川に行きたいんだって」
あたしがわんこと会話していて・・ヘンな人と思っただろうなぁ
そういえば、バニラと話しをして歩いていて
笑われちゃう事もある たまにある エヘヘ
そうじゃないのっ! バニラと話しているの!
分っかんないだろ~な~
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振り返って笑って、
連れの人につついて知らせて
もう一度二人で振り向いて笑う
って事されたことがあります
いいもん いいもん
バニラと話せて楽しいもん ふんっ
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