JAZZマンの夫と黒ラブと私(バニラママ)

クスクスからアハハまで。
一人娘のバニラーネが3年半の仏語学留学でパリから帰国 驚くことにカメラマンになっていた 

南仏の回想 あっ!お財布が編

2008-04-13 09:07:21 | フランス

最近テレビでは

世界遺産を放映しています

今日はチンクエテッレ。

 

昨年夏、南仏ニースからジェノバ、ラッパローと移動した

ラッパローで宿泊して、チンクエテッレに行きたかったのです

 

今回はその回想です

 

列車がラッパローの駅に滑り込んだ時に

バニラーネが「バッグ大丈夫? 気をつけてね」

素直に確認しながら「ウン 分かった」

と言いながら降りた駅

 

当時の様子はこちら↓

http://blog.goo.ne.jp/baniramama/e/ed778af5635a65fdf1597b1801f76c21

 

上記の様にそこで 大事な大事なお財布を無くした

その様子を正確に記する事にする 

私自身の戒めの為に・・・・

 

駅に着いて降りる時

無理やり身体をねじ込んできた、女の人がいた

赤ちゃんを前にくくりつけている

 

こちらでは“おんぶ”という状態が見慣れているけど

丁度それを胸の位置に“おんぶ”している・・という状態でした

 

その彼女がぐいぐい身体・正確には前の赤ちゃんを押し付けて無理やりねじ込んでくる

心では“降りる方が先じゃないの?”と思いながらも

赤ちゃんを押さえつけたらいけないと思い

ちょっと引き気味・・・

そうは思うものの、ホームに立っている車掌さんに、降りる人がいないと思われたら発車されてしまいそう

 

急いで降りなくっちゃ  

赤ちゃんと押さえつけないように、身体をずらして降りる努力をする

狭い昇降口で私とその彼女は立ち往生をしてしまい なかなか動けない

 

それでもようやく通路を譲って、その親子を通して(ホントは降りるのが優先なのよ・・と思いながら) ふらふらとステップを降りた

 

あ~ぁ 疲れた

 

今日からイタリア、キョロキョロする ホームは空いていた

こんなに空いてるのに なんであの人は無理やり身体を押し付けて 乗り込んでくるのよ~ まったく!

 

暫らくして、バニラーネが降りてきた

 

段差が大きな階段・・・・細い身体に、私のキャリーケースと中型トランクとバニラーネの荷物を持って、ふぅふぅしている

「ごめんね重たい物を持たせちゃって」

 

「いいのよ 気にしないで それより身の回りは大丈夫?」

 

「うん ・・・・・あっ 無い!

 ショルダーバッグの中のお財布が無い!」

 

「えっ ホント?  荷物を持たせた私が悪かった」

 

すぐに口をついて出た言葉だった

バニラーネにこんなことを言わせちゃって・・・私が悪いのに。

 

「今ね 乗り込んだ人いたでしょ」

 

「うん、変だったよね」

 

「赤ちゃんを抱っこしてたもん 降りるに降りれなかったよ」

 

「うん お人形を抱いてたよね」

 

「えっ? お人形だったの?」

 

「そうよ 大きなお人形」

 

「あれが お人形? あたし・・赤ちゃんだとばっかり思ってた」

 

「えっ? 見れば分かるじゃん お人形だったよ」

 

「あ~ん そういえば大きかったね 固かったし・・・・・お財布が無いよぉ 列車の中では確認したのにぃ・・あ~ん」

 

「あなたはこういう時は貧血が起きちゃうんでしょ とにかく座ってちょうだい」

 

「うん あたし・・取られちゃったの?」

 

「残念ながら そうみたいね」

 

「・・・・・・・・・・・ 」

 

「大丈夫? 青い顔してるけど」

 

「とにかくホテルに行きたいです」

 

「ナニが入っていたの?」

 

「言いたくないけど」

 

「ナニが入っていたんですか」

 

・・・これからが大変だった

目の前に突きつけられた現実

 

紙幣 トランクの鍵 クレジットカード などなど・・・

かろうじてパスポートだけは無事だった

 

その後、パスポートもバニラーネが管理したことは言うまでもない

 

 

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コメント (16)
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