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コロナ対策優先か、経済優先か、こういう対立の構図での議論は間違いではないの?。

2020-07-20 20:44:20 | 社会政治
・コロナ対策に対しては、経済対策を優先するのか、感染対策を優先するのかという、対立構図で議論されたり、報道されたりすることが多いが、果たしてそうなのだろうか。

感染防止を完璧にやるためには、ロックダウンが一番良いと思う。ロックダウンを実行すれば、コロナウィルスは消滅させることが出来るだろうが、経済も大ダメージを受ける。
逆に、経済を最優先にしたら、人に移動は規制無しの自由。この時は、最初は経済活動は正常に戻るだろうが,感染者は劇的に増えていき多くの人の命は失われ、、結局経済も衰退する。これは要するに、コロナ対策を優先しても、経済を優先しても、共倒れになるということです。
どちらを優先すべきだという対立軸で議論するのは、間違いと思います。
コロナ感染を徐々に減らしつつ、経済被害も最小にするように粛々とコントロールする事こそ、一番良いコロナ対応と思います。それは、実行再生産数Rtの様な指標できちんとコントロールする事と思います。

感染の初期であれば、もっと別の手段がありました。それは、2~3ヶ月と決めて完璧にロックダウンして、政府が、ほぼ全部コロナによる被害を補償する事でした。
情報が乏しい中では、こういう英断が必要だったのではないかと思います。
政府と国民にその一体感があれば、また良い指導者が君臨していれば、2~3ヶ月で治めることは可能であったと予想します。今の政府の状況を見る限り、それは不可能であったなあ、と思っています。

コロナ対策、あと一息で、判断ミス

2020-07-20 20:39:42 | 社会政治
・一旦はコロナ発生が10人程度に落ち着いたのに、再び以前にも増して増えるような事態になった。
これは、大失態というべきだろう。もう少しという所まで行ったのに、崩れてしまった。
これは、勇み足と言うべきと思う。きちんとコロナ対策を完了する前にコントロールをやめたからだと思う。

何故、最後まできちんとコロナ対策をやらなかったのか。
政治家や経済界の人間は、経済の危機は具体的詳細に想像する事が出来るが、感染の危機は、具体的には想像力が働かないのだろうと思う。頭の中で考えた、経済の危機と、感染の危機の感じ方やイメージの大きさの差が経済を優先させたのだろう。どうしても自分の専門分野の危機の方が、大きく感じてしまうのだろう。

感染の専門家は、2週間後の状況を予測してもの事を言っているのに対して、政治家は、今の状況しか見えてない。今重症者は少ないから、大丈夫だと思ってしまうのではないか。
感染専門家や危機管理の知識が有る人であれば今感染が増えている傾向にあるならば、2週間後はほぼ着実に感染が2~3倍に増えていくだろうことを予測する。しかし政治家は、ここまで新たな感染者数が少なくなったのだから、もう大丈夫となってしまう。全体数の少なさに意識が行ってしまい、変化率に思いが至らないのだろう。

これはまずい事と思う。自分の知っている事しかイメージ出来ない。仕方が無いけどリーダーは、これではいけないと思う。
だから感染者が増えている状況下でGo To トラベルキャンペーンの様なコロナ感染を拡大するような先走りが出てきたのかと思います。こういうタイミングでは絶対まずい事だと思います。誰が、この愚行を提案したのでしょうか、提案は良いとしても、先走りはまずい。追求されてしかるべきです。東京だけは適応外などというお粗末きわまりない状況になっているのは如何に政府関係者や都知事が無策か、を証明するものだと思います。
旅行業者が、これに期待する気持ちは分ります。政府のお墨付きを得て何とか生活再建したい。その通りです。しかし、政府のやっていることはあまりにお粗末です。これに期待することは、ばくちと同じと思います。思惑が外れれば、かえって取り返しのつかないことになることは、理解出来ると思います。

水害の遠因を認識して、火力発電はやめるべき

2020-07-08 20:47:51 | 社会政治
今年(2020年)も梅雨の季節になっておりますが、大変な水害が多発し多くの被災者を出しています。被災者の方にはお見舞い申し上げます。
私も去年の台風19号の被災者です。
この甚大な被害は、異常気象、そのもとは地球温暖化が原因ということで間違いないでしょう。しかしそれは、必ずしも天災とは言えない。
理由は、人類が二酸化炭素を出し続けているから。 人類が作り出した災害ともいえる。

話は変わりますが、
この期に及んで日本政府は、火力発電をやめない。火力発電を推進しようとしている。世界から大変な非難を浴びています。効率の良い火力発電は良いとしている。
そういう考え方では、日本政府も、この被災の片棒を担いでいると言われてもしょうがない。今回のような被害を出してはいけないと思うなら、
効率の良し悪しにかわらず、大量に二酸化炭素を排出する火力発電は、やめなければならないと思います。
この甚大な被害と、温暖化の関係を認識すれば、火力発電はすぐにやめるべきです。

緊急事態宣言解除して、さあ増えてきた感染者数、管理も曖昧になってきたぞ

2020-07-07 18:16:11 | 社会政治
緊急事態宣言を解除して、1ケ月ほど時間が経過。
やはり感染者は100人を超し、さらに増加傾向にある。当然だと思う。
移動制限を解除したのだから、間違いなく感染の危険は増している。しかし頭ではわかっていても、移動制限が解除されて自由になると、心理的に「危険は去った」と勘違いに陥ってしまう人も多いのではないか。危険が増しているという認識に立って、緊張感を持たなければならない。

ドイツは実効再生産数 Rtを管理 経済の指標と、感染率の指標を計算してGDP被害を最小にするような実効再生産数R≑0.75を求めてそれで管理するという。感染対策と経済の両方にとっての最適解を見つけたということだろう。(NHKの「化学か経済か最適のバランスの模索」という番組)。さすが論理的なドイツ人だと思う。何かしらの指標をキチンとデータに基づいて判断するような仕組みにしなければ、最適なコントロールはできないと思う。

実効再生産数は0~1の間を目標にコントロールしなければならない。短期的には1を超えてしまうこともあるでしょう。Rtが1以上がずうっと続けば、感染者は、集団免疫が飽和するまで増え続ける。そしたら経済は悪くなるに決まっているでしょう。Rtを指標として、掲げ、手段としていろいろな対策が出てくる。例えば、ロックダウン、三密を避ける。手を洗う。マスクをする。多くの人が触るところを消毒する等。しかしあくまでこれらの対策は、指標Rtを1以下にコントロールするための手段なのである。指標を維持するための手段であるという認識が重要だと思う。

ロックダウンは非常に強力な手段であって、感染を収束に向かわせるためには有効であったことがわかる。しかし、ロックダウンを解除してから、感染者数は増加傾向になり、最近は毎日100人を超えるようになった。Rtは1を超えているのではないかなと思う。
ロックダウン以外の残された対策を、徹底的にやることを国民にお願いするか、別な新たな対策を追加しなければ感染者数は減らないと思う。国民にお願いしても、1割ぐらいは守ってくれない人は必ずいる。新たな対策が必要でしょう。

ここまでは、一つの指標Rtを例に述べてきたが、指標は必ずしも、Rtでなくてもよいと思う。しかしあまりいろいろ、目移りしないほうがよいと思う。他の指標を使ったとしても、コロナの場合まだ分からないことが多い今の時点では、いろいろな指標の細かい差の議論ができるような十分な情報はないだろう。だんだん最適な指標に収斂させていけばよいものと思う。

政府や東京都などが言うには、いろんな分野の専門家、医療や、経済学者、その他関係者の意見を聞いて対策を総合的に判断するということだが、基準の指標を数値で管理しないと、それぞれの意見の単なる調整になってしまうように思う。日本の場合こういう傾向が強いと思われるが、こうなっては的確な対策が打てるかは疑問です。


東京都が数値管理をやめて言葉で基準を表すように変えた。(東京都に限った話ではないが、)言葉で表現することにより、基準が曖昧になる。更に、基準とする文言をたくさん作って更に分かりづらくしている(意図的にわかりづらくしているように見える)。数値管理の場合、感染のパラメータがあらかじめ約束した数値に達したら、直ちに決断実行しなければならない。曖昧にすることによって決断をしなくて済む。要は責任回避のやりやすい基準にしたのだろう。決断し実行した結果が裏目に出た場合の失敗を恐れるからだろうか。あるいは自信がないのか。
国民が、もうやらないとまずいだろうと、感じるまで手を打たない。それは、国民に責任を預けてリーダーが意思決定を放棄していることに他ならない。失敗したときに、「それは、国民(都民)が願ったことだろう」と責任を口先で回避できるからだろうか。
・・・・と私は勘ぐっています。