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尖閣諸島をめぐる中国の領海侵犯いつまで続くのだろうか?

2012-10-28 16:34:14 | 日記
尖閣をめぐる中国の領海侵犯いつまで続くのだろうか?

1.平和的に解決できないのだろうか。

中国と日本で決着する場合、例えば話し合いで決定する、実力行動で決する、国際的な仲介者を立てる。等いろいろあると思うが、話し合いで解決する場合の選択肢は、大きく下記の3通りだろうか?。

①尖閣を中国領で決定する。
②日本領で決定する。
③現状維持、お互いに自国領と主張し続ける。


①②に関して話し合いで決着するだろうか?
話合いで解決するためには、互いの主張が論理的でなければならない。はたしてそれが可能だろうか。歴史事実にも基づいて話合うとしても、結局自分に都合の良い歴史や、あるいはねつ造された理屈を主張するだけで、どこまで行っても平行線だろう。そもそも、日本が尖閣諸島は中国領だと認めることはできるだろうか。日本としてこれを認めることが有り得ないとするなら、同じように中国の立場で考えれば、中国が、尖閣諸島を日本のものだということは有り得ない。
したがって、話し合いでは、決して合意や決着はしないと思う。

③に関しては、こんな不安定な状態が永く続くだろうか。
当面日中で太いパイプを作り、表向き互いに自国領を主張しても、秘密裏に現状維持を約束するという話が取りざたされるが、しかし、それは、不安定な状況を維持するということでしかないだろうと思う。
何か動き(靖国参拝、建国記念日、etc)があるたびに、問題は顕在化し、反日デモ、日本製品の不買、日本企業の焼き討ち、が繰り返されるだろう。やがては、日中間の国力(経済、軍事)の差は次第に大きくなり、バランスは崩れる。そうなればそしてちょっとしたいざこざで、秘密裏の約束を破ることは中国にとってはたやすいことだろう。

なので③の方法で決着を、先送りすることは、日本にとっては時間が経てばたつほど、不利になるだけだろう。③の現状を維持するという選択肢は、実は時間の問題で、今のうちに譲渡するという上記①の選択肢に近いと思う。日本が国民の意志として「なんとなく漠然と、中国とことを荒立てたくない」と思うならば、①を選択すれば解決だろう。しかし、日本の領土をきっちり守るというなら、2国間の話し合いでは解決しないと思う。

(残る選択肢は実力行動で決着する。日本にとっては、早いほうがよいだろう。日本の国力が落ちれば、なすすべはないだろう。)

2.中国の目的はなにか?
中国の監視船が尖閣にたびたび接近、領海侵犯しているのは、何のためだろうか?(1)両国関係は冷え込んで、お互いに経済に問題が出るにも関わらず、連日尖閣諸島に監視船を送り込んでいる。その経済損失や、互いの友好ムードを損ねることに対してそれを埋め合わせるに十分なメリットは何だろうか?それは、中国が革新的利益と言っているように、領土の拡張しかないだろう。(2)中国での報道は、尖閣問題は専門家を呼んで30分程度はやっているし、それが日に何度も繰り返されている。それは尖閣を奪還するため中国世論を盛り上げる一手段なのだろう。報道を見る限り、反日ムードをおさめようとはしていない。明らかに扇動している。中国は決して問題を鎮静化させようとはしていないといえる。
日本人がそこに期待しようとするのは、日本的な感情であり、日本でしか通用しない感情であり、間違いだと思う。
上記(1)(2)を考えただけでも、中国の領海侵犯の目的はできるだけ静かに(注1)尖閣を奪還し実行支配しようというところに意図(顕在的潜在的を問わず)があるのだろう。(日本の報道等では、中国の目的に対して、明確に踏み込んで報道しているのを聞いたことがない。報道機関としては、推測でうかつには言えないというところだろうか?)

3.中国は、すでに着々と尖閣諸島実効支配に向けて行動している。(実力行使している)
これまでの経過を見ると、中国は何かのきっかけをとらえては、一歩一歩確実に行動を進めている。(中国民間人の尖閣上陸や、それの逮捕、尖閣の国有化等を契機として、)一昔前までは、尖閣諸島近傍には、漁船しかいなかった。やがて中国監視船が周辺に出没つするようになり、それが常態化して、日常的になる。日本の世論が一段落したところで、尖閣諸島接続水域に入り込む。その時日本では一時報道が騒がしくなるがまたそれが常態化し、報道が収まってくると、今度は海軍が、(10月16日)に与那国島の接続水域に入り込む(そのまま尖閣に行かなかったのは、急激な行動は日本が行動を起こすきっかけを与えることになり、そのきっかけを作らせないという判断があったからではないだろうか?)また、10月24日には、海洋調査船が日本の排他的経済水域内に侵入している。次は、軍艦が、監視船に代わってこれまでの行動を繰り返してくるのだろう。このように中国は、確実に間合いを詰めてきている。そして、あるとき間合いがはかれたと判断するやいなや、日本が、対応するより早く、尖閣諸島に上陸して居続ける、構図が見えてくる。それですべては事実上決着する。その後の対応はすべてあとの祭りでしかないだろう。(余計なことだが、そうなったら日本政府は何もできないだろう。そう考える理由は、北朝鮮の拉致事件に対して、日本政府はその後何一つ解決できていないというのが、いい例だろう。)

4.歴史は繰り返す。
今の中国は、かつて日本が、日清日露戦争で勝利し、国の勢いが増し、歯止めがきかずに大陸で一連の事件を起こし、太平洋戦争へ突入した時と同じような、状況が今の中国でも起きているのではないか? いま急速に力をつけて、何でも思いのままだと思っている状況ではないか?一部には戦争をしても尖閣諸島を取り返すべきだという過激な意見もあるようだ。愛国教育が徹底している中国では、そういう意見が中国全体に広がるのは容易なことだと思う。
今の中国社会における言動や政府の軍備拡張の状況をみると、かつての日本軍国主義と類似性を感じる。

5.現状の日本の対応。
中国が戦略的に一歩一歩間合いを詰めてい来ている状況でありながら、日本は注意深く監視を続けるだけで、その先のことは起きてみてから後手後手の対処するのだろうか。それともそうではなく、その日の為の準備は万端で、特に表向きそれなりに適度に対処していればいいという状況なのだろか?そうであれば、それ以上何もことさら言う必要はないと思う。平和的解決に向けて努力しつつも、いざというときは注意深くプログラムに従って行動していればよいのだから。最悪の備えだけはしておかなければならないと思う。ことが起きてしまったときに「想定外でした」では済まされない。(しかしそうなってしまったらその時はもはや手遅で、もはや何もできることはない。)
日本としては、具体的な尖閣問題の対処方法は、平和的であるにせよ、最悪のシナリオであるにせよあらゆる想定で準備をしておく必要がある。尖閣諸島を将来日本の領土として持ちつづける意志があるならば、中国が入り込むすきがない確固たる実効支配をするしかないだろう。(反日暴動が起きるのは確実だろうが、武力衝突よりはるかによい。)

注1:日本が、ぼんやりしている間に、実効支配してしまえるように。
   また、世界が騒がないように目立たないように実効支配してしまえるように。

津波警報で逃げないのはなぜ?考えてみよう。

2012-10-03 22:49:39 | 日記
今回の東日本大震災、津波警報が出されても逃げない人々も多かった。
避難指示に対して論理的冷静に考える必要があるのではないかと思う。

津波警報がでても、十中八九は大丈夫だろう。だから逃げる必要はないと考えた人も多いとも言われている。
ちょっと強引かもしれないが論理的に考えてみたい。

十中八九、これを例えば9割とおいてみると、確率的に90%は安全ということだろう。 しかし、10%は大丈夫じゃないということになる。つまり、大津波にのまれてしまう。すなわち死ぬことを意味する。

別な例で考えてみたいと思う。箱に10個の玉が入っていて、この中に一つだけ赤い玉が入っている。この赤い玉を引いたら死ぬというゲームを仮定する。*注記1

このゲームも90%は助かるが10%の確率で死ぬことを意味する。
十中八九大丈夫だから、逃げなくても大丈夫と思ってしまいがちだとしたら、こういうゲームに置き換えて考えてみたらどうだろう。ロシアンルーレットと同じことになってしまう。普通の人であれば、こういうゲームには絶対参加しないだろう。津波警報が出されても逃げないのは、理屈だけで考えれば、このゲームに参加しているのと同じことではないだろうか。不適切な例かもしれないが、こいう例に置き換えてみると、分かりやすいのではないだろうか。

このゲームを1回しかやらないのであれば、死ぬ確率は1/10かもしれない。しかしこのゲームを6回もやれば、死ぬ確率はたちまち50%を超えてしまう。すなわち、大津波警報を6回無視すれば、生き残る確率よりも死ぬ確率のほうが大きいということになってしまう。

こんなゲームは、1回だってごめんだろう。こういうゲームに参加しないという意思を持つことは、警報が発せられたら自分の責任で逃げなければならないし、逃げることは自分の命に責任を持つことではないだろうか。

*注記1
被災された方にとっては不適切な例かもしれないが、冷めた目でみれば理解しやすいだろうという意図です。