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いわゆる国の借金について

2017-12-24 17:34:57 | 日記
いわゆる国の借金は、誰からお金を借りているのでしょうか?。すなわち、誰が国にお金を貸しているのでしょうか? 回答出来ますか?これが分からないまま、一千兆円も借金があって将来の世代に付けが回ることになって、大変だと思われている方は、単に「訳も分らず不安をあおられているだけだ!」と認識すべきです。国にお金を貸しているのは、日本国民です。日本国民といっても巾が広いのでもうちょっと範囲を絞れば国債を買ったり比較的裕福な人達や銀行などです。それらに多くのお金は戻ります。戻ったところで、お金が戻ってきても使い道がなければ、タンスに眠ってしまいます。或いは銀行に戻ったとしても、融資先がなければ、運用出来ず銀行はつぶれてしまいます。だったら国に対して、国債を買わせてくれということになるでしょう。結局、民間がお金を使う先がない限り、お金は回らなくなります。お金は血液の様なもの、あるいは、電気回路の電流の様なものです。血液がどこかにたまって流れる量が少なくなれば、貧血になってしまいます。電気回路で電流が流れなくなれば、出力は落ちて、機械は止まってしまいます。血液を必要量流れるようにする。電流を定格で流す。これがまともな姿です。国がタンスのお金を回収して(借金して)有効に使うしかないのです。お金というのは、回すこと以外にない、経済を立てないす手段はないということです。実は、政府が借金しないで、お金を得る手段が、もう一つあります。それは税金として、取り立てるのです。回っていないお金(社内留保や運用されていない貯蓄)を税金として回収して政府が使えば借金をする必要はありません。財政を健全化する、あるいは借金をゼロにするとと謳っているのは、税金で取り戻すということです。一千兆円の借金をゼロにする為には、これから一千兆円の税金を取ると言うことにほかなりません。その一千兆円は何処に戻っていくかというと、貸し手である国民に返すのです。それは比較的裕福な人達の手元に戻っていくのです。貧しい人達からも、裕福な人達からも、一律8%(将来は10%、20%になるかもしれない)の税金を取って、裕福な人達にお金を返します。貧しい人にはお金はほとんど戻りません。とられるだけです。お金を返してもらった人達も、タンスにしまうか、銀行に預金するか、融資先を探すか、です。不景気の時は、民間の融資先はありません。お金を世の中に回すためには政府に貸して政府にお金を使ってもらうしかないということだと思います。国は国民や企業の余ったお金(動かないでいるお金)を税金として回収してしまえば、借金ゼロとなります。 国民の側からみれば、自分の資産を持っていて、使わない分は政府に貸して使ってもらう、国民は必要なときには、売るなど現金化できる。国がお金を得る手段は、国債を発行して借金するか、税金としてとりあげるかしかありません。どうでしょう、国民にとって、自分の資産を、国に貸して、運用してもらうか、或いは税金として取り上げられるかどちらが裕福でしょうか? 1千兆円の借金を返すということは、1千兆円の税収がなければ返せないんです。1千兆円の税金を取ることと等価なんです。何年かかるかは別として。国民から一千兆円の税金を取って、一方でその一千兆円を国民へ返済します。わかりやすく順を追って説明すると、例えば国民が元々3千兆円の資産を持っていたとします。国はなんだかんだと1千兆円国民から借りました(国債発行)。(今の日本の状態)。次に、借金を返済する為に、国は増税して国民から税金を一千兆円とります。そして国民にその一千兆円を返します。(国債の償還)この結果どうなるでしょうか?。国民の資産は二千兆円に減り、政府の借金はゼロ。すなわち、国民資産は、3千兆円から、2千兆円に減りました。国は借金一千兆円から借金ゼロになりました。収支は合います。単純に、国に貸していた国民の1千兆円の資産が、税金として持って行かれただけの事です。それを10年でやるか100年でやるかは分りませんが、原理的には以上の様になると思います。極端な話、瞬時に借金ゼロにできるということです。すなわち「一千兆円の借金は税金として没収します」とやれば良いだけの話です。(原理的に可能)(これは貧しい人から賛同を得られるでしょう。裕福な人個人では使い切れないお金、或いは銀行に余っているお金を税金として徴収するので、貧しいひとの税負担はないから。)でも結局そのお金で政府がやることは、変わらないでしょう。政府が一千兆円の借金をして政策実行するのか、借金0の形で政策を実行するかだけの違いであって、借金を今、ゼロにしたところで、次の年景気が悪ければ、40兆円しか税収は集まらないし、景気が良ければ、100兆円の税収があるだろうし。景気回復がなければ次の年からまた借金を積み上げる事になる。景気が悪いときに増税すれば、更に景気は悪くなるので、景気を良くして経済成長するしかない。一千兆円を税で没収するシナリオの場合は、国民の資産は一兆円減ってしまうので、お金を使う気になれないでしょうね。或いは一昔前のエコノミックアニマルのように豊さを求めて働き出すのでしょうか?今更それはないでしょうね。結局、いくら国が借金しようが、唯一経済成長をプラスにしておく事が税負担を重くすることなく借金を減らすことが出来るということでしょう。



国の財政を全て税金でまかなう(借金ゼロ)という政策に近いのが、税金の高い北欧の国々なのではないでしょうか。(借金0というわけにはいかないでしょうけど)国民は、収入のかなりの部分を税金として納めますが、それは教育費、医療費、介護費が無償とか社会福祉の為に使います。国民は慎ましく生活して、保証は国にしてもらうという生き方でしょう。すなわち、国民の資産形成は少ないけれども、社会保証が充実している。そういう生活は、個人の発想で、大きなお金を使うことは比較的減るということになるでしょうか。どちらにしても経済がちゃんと回っていないと、税収は落ちます。国民が不幸になるだけです。





いわゆる国の借金に関して、理系の経済は素人ですが、日本の没落を憂慮する人間としてちょっとかじった内容で書いてみました。間違っているかも知れませんが、その点は徐々に修正したいと思います。