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そうは問屋が卸さない! 続・指輪製作

2007-04-09 20:22:15 | カッシーの日々
久々のBlog更新になっちゃいました。

本日結婚式の招待状を発送しました。
何とか乗り越えた感じですね。この忙しさが嫌で2度と結婚したくなくなるというのはよく分かります。
手作りでいちいち懲りすぎだな。忙しすぎて、ここ数日は奥さんとの間に異様な雰囲気が流れました。手を休めたり、手抜きをした方が負け、虚勢を張り合うような…まるで核保有国同士の冷戦的な?
お疲れ様でした。
招待状が届いた方、よく味わって下さい。頼む!

指輪製作報告

切り離したリングを研磨ぴかぴかにして
溝をワックスアップします。

溝の部分に金を鋳造します。つまりこのワックスの部分が金に置き換わります。
察しの良い方はお判りでしょうが、この状態でもう一度リン酸埋没剤に入れ込みます。もう一度ステンレスのリングを含めた型が出来るわけです。ボトムズに1/20で参入予定の某B社お得意の多重成形ですね。そんなに高度な技術ではないのですが、普通の家庭でやるには割と凝ってる、2重鋳造です。
さて、上手くいくか?

型の状態。もうワックスは無くなっている訳です。
 
遠心鋳造機にセットして、バーナーで加熱。とろとろにした所で

一気に鋳造!
リングをステンレスにした理由の一つ、高融点であることがここで利いてきます。金は約890度位?の融点でステンレスと比べて大きな差があるため鋳造時にステンレスを変形させづらいわけです。更に純金は柔らかいので、研磨や成形も楽。

鋳造後、型を割って取り出してみると綺麗に鋳造…

されていない。


…失敗。
問題は、鋳造する線が浅く細いこと。奥さんの希望でなるべく銀色の部分が多い方が良いと言うことで、細くしたのですが難しい様です。ステンレスが、金の温度を鋳造中に奪いすぎるみたいですね。
この後スプール線の設計を変えたりして2回挑戦しなおしましたが、いずれも失敗。プラモデル、手芸、ガレージキット、モノづくりでこんな時、上手くいく方法が一つだけ存在します。
スタート地点に帰るです。結局この方法しかありません(泣)
ガレキの原型作りで何度やったかわかりません。慣れっこです。後は元気回復待ちだな。
俺に仙豆を!


さて、難航する指輪製作。
もう一度旋盤の前で原型を作り直すことになった、俺は…
乞うご期待!