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どんぽのばぶさん61~

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ブロー&バキューム顛末記

2018-09-15 15:12:15 | 工房日誌
木材を切削した後に断面を平滑にする工程があります。
まず①ベルトサンダーを使い続いて②スポンジサンダーを使い、
必要に応じて③ハンドさんダーと三段工程です。
① のベルトサンダーには専用に掃除機を連結してヤスリ掛けして
排出される木粉(もっぷん)をバキュームしながら作業できるように
セットしてあります。
現在この掃除機は2代目です。
初代の掃除機は中古品の掘り出し物で20年以上も使っていました。
よく働いてくれましたがとうとうこわれました。
みごとに使いつぶした為、この春に量販店で購入しました。
新品の掃除機2代目デビューです。
アタッチメントの様式が進化していましたので連結部を新規に作り直しました。
「新品」という頭があったためバキュームを作動した時に
木粉の煙が排気口のほうからもわ~っと出ても
「なんか変だな」で片づけていました。横着を決め込んでいたわけです。
変だなと思いつつひと月以上前からその症状の出るままに使っていました。
今日の症状は断然に濃厚でした。木粉がぶうぉおおっと出ました。
なんかへんだなはなんか変だではなくて明らかに変だったのです。
今頃さとるとはお恥ずかしい。
ようやく今日はやらねばと掃除機のふたを開けて中の紙パックを見ました。
見事に破けていました。木粉が出るわけです。まったく脳天気でドジな私です。
そこでベルトサンダーとの連結部を外して掃除機の徹底掃除です。ひと仕事です。
幸いというかモノづくりの工房ですからコンプレサーがあります。
掃除機の内も外もあらゆる部分をブロー・ブロー・そしてブローです。
詰まりに詰まっていた木粉をコンプレッサーのエアーダスターで吹き飛ばしました。
出るわ出るわ、相当量の木粉がもうもうと吹き飛ばされていきます。結構時間かかりました。
ようやく再生できた2代目の掃除です。
新たな紙パックを装填して今度は掃除機自身で本体をバキューム。
なんとまあ吸い込みのいいこと良いこと。 

教訓 
新品とはいえ5か月も使ったのですから新品ではなく定期的に点検することにします。

ものづくりのつくりもの

2018-09-05 06:11:53 | 工房日誌
自分はどこまで遊べるかという自分自身への挑戦です。その為に創作の時間を二種類用意してみます。
一つは今までのスタイルです。あれこれあれこれ考えて考えて作り、作ってはまた考える創作の時間と
もうひとつは直観モードでひらめきの勢いで作る創作の時間です。
「あさめしまえ」という言葉があるので朝食前のひと時を使って
あれこれ考えずに出たとこ勝負のオブジェづくり(かたちあそび)の時間にして遊びます。
さてどこまで遊べるか、なんかワクワクしてきました。あそびをせんとや・・・という歌がありました。

  遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ。
  舞え舞え蝸牛、舞はぬものならば、馬の子や牛の子に蹴させてん、踏破せてん、
  真に美しく舞うたらば、華の園まで遊ばせん。

後白河法皇の『梁塵秘抄』(りょうじんひしょう)平安時代末期に編まれた歌謡集ですね。
あそび心の心映えを体感してみたいものです。

直観モードを盗みたい

2018-02-20 06:47:00 | 工房日誌
バイト先で1歳から3歳の子どもたちと付き合っています。
彼らのあそび行動を見ていると思考が直観モードであることが読み取れます。
大人は誰でも昔子どもだった、けれどもそのことは覚えていません。
私だって61年前は3歳の乳幼児だったのですが、その当時のことは全く覚えていません。
もったいないですが仕方ありません。
仕方ないのですからこちらの頭を柔らかくして観察します。
直観のひらめきは千差万別で玉石混淆、見ていてワクワクします。
囚われがない分だけ発想が自由に飛躍する場合もあれば、その反対に、こだわりがあまりに強いために自由に羽ばたけないで駄々をこねたりこねくり廻したりします。
思わずハッと息をのむような閃きは見落とさないようにしておもちゃの創作の発想に活かします。
今日は忘備録的に綴るにとどめ、具体的な事例はまたの機会にご紹介します。


自分のペース 仕事のペース

2018-02-19 07:17:02 | 工房日誌

今朝は実に穏やかな呼吸をしています。こんな朝は実に珍しいことです。
穏やかな呼吸ができている理由はだいたいわかっています。
一つ見えてきたことがあるからです。

自分のペースで作り物(乳幼児があそぶ木のパズル)の仕事をしているのですが、その作り物を仕上げるのは厄介で暇がかかる世界です。
作ろうとする物の性格から派生してくるペースがあります。
20年前なら自分のペースでガンガン飛ばして仕事のペースを作りだしていました。
けれども今回の仕事は、創り出そうとする物の性格から派生してくるペースのほうに自分のペースを合わせて制作を続けています。

蟻がリュックしょって富士登山、アリの呼吸もきっと穏やかなことでしょう。

富士山 「一度登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」

2018-02-18 07:07:09 | 工房日誌
富士山にまつわる言葉に「一度登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」というのがあるのを思い出しました。
私はたまたま2度のぼった経験があります。
一度目は高校生の時。
二度目は社会人になって20歳の時。
どちらとも企画があってそれに便乗したのでした。
富士山にまつわる言葉の「一度登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」というのはどんな意味合いが込められているのかなと調べてみましたら、大体思っていたようなことが当たっていました。
その意味は「日本一高い富士山に一度も登らないというのは馬鹿げたことだ。しかし退屈なおもしろくない山だから二度も登るのも馬鹿げたことだ」という事でした。
山登りの途中から頂上が見えていても高いのでなかなか上り切るのに暇がかかります。
森林限界を超えた5合目より上は荒涼とした斜面をジグザグに登るだけの登山道。
近隣に山がないから山岳展望というものがなく、独立峰だから風の影響をもろに受け、強風の時は危険。だから遠くから眺めているのが一番いいのかもしれません。
この謂れは、富士講が盛んになった江戸時代の文化、文政期頃からいわれ出したらしい・・・というのは意外でした。200年以上もいわれ続けているのですから、定説でしょう。
暇のかかる作り物の製作の途上です。
さて気分は『蟻がリュックしょって富士登山』今日もコツコツまいります。