どんぽのばぶさん61~

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私が朗読を始めた理由

2014-11-23 00:12:06 | 日々の暮らしの中で
私が『朗読』を始めた理由、その動機やきっかけについてお話しします。
現在朗読を始めてから9年と2か月がたちました。いつでもどこでも練習できます。お金もかかりません。

あと一週間で52歳になろうという2005年の9月、ふっと考えてみました。『今から10年後の自分は何をしているだろうか?』…と思い巡らせてみました。私は当時も今も『ものづくり』を生業としているのですが、10年後までの間に老眼による視力の低下や加齢が進むことは予測に難くないことです。であれば今のペースでモノづくりをし続けられるとは思えない。ならば今まで思いもよらなかった何か新しいことを始めてみよう。
その時思いあたったキーワードが『朗読』でした。
10年間コツコツ地道に下積みの肉体訓練を積み上げればそれなりのレベルにまでは達せられやしまいか?

新たな自分自身を構築したい、そこから見えてくる世界はまた一つ別の展望を得られやしまいか。・・・そんなことをあれやこれや考え朗読を始めました。朗読用のテキストはデータを編集&割り付けをし使い勝手の良いものに「手作り」しています。
テキストは朗読のための「道具」です。道具は何より使い勝手がよくなくてはなりません。不備を感じたら編集しなおして新たに製本します。

私の場合実に有難いことに、幸いSNSを通じて『朗読』を志している多くの仲間と出会えました。その出会いが何よりの励みであり希望でありました。友達の友達はまた良き友達となり友達の輪が広がっていきつつあります。朗読は楽しいですよ。沢山の発見があります。その発見は自分自身の内面を一層豊かにし元気づけてくれます。

私の場合、カルチャースクールとか朗読教室といった類のところには敢えて足を向けませんでした。その担当の先生と自分との相性が良ければいいのですが、先生の考え方や好みによってはデメリットが大きい場合が多々あります。朗読はいろいろなスタイルがありいろいろな解釈が成り立ち受け入れられていく世界です。
自分の朗読を録音し、自画自賛に酔いしれることなく客観的に聴き直し研さんを深めていきます。自分の声の出具合が何よりの先生です。
またお金をかけて習い事をするという安直さは自分自身を甘やかしたりごまかしたりする素になりますので嫌いです。

『場数』という言葉がありますが、ともかく実践です。
時に仲間内での朗読の勉強会などの発表の場で朗読を深めました。発表の場に向けてはひたすら練習です。
人にお話しの内容が伝わるような朗読の域に達せられるまでには最低でも100回以上は読み込んで練習しないと形が見えてきません。『見えた』と思っていたものも繰り返し練習し続けていると『新たな見え方』や『まったく別の見え方』に出会えることもしばしばあります。その気付きを新たに得たときの喜びはたとえようもありません。
視点やアプローチを様々に仕切り直して、堂々巡りにならぬような自問自答が大切です。『複眼』でモノを見る心がけを大切にしています。

人生は自分探しの片道切符の旅にたとえられます。
趣味として『朗読』を始めてよかったなぁっと思うことがいろいろありますが、その筆頭は『朗読は自分探しの善きメソッド』です。

私の朗読作品は現在26作You Tubeにアップ中です。検索キーワードは『どんぽのばぶ』です。どんぽとは鈍い歩み(鈍歩)の意味です。ばぶは私のあだ名です。アフリカに生えているバオバブの木から2音採りました。

最近は『朗読』を通じての社会貢献の道とその可能性を積極的に探り、いろいろアクションを起こしています。

やきとじはざま ・・・ばぶの電子レンジで「チン・料理」 その1

2014-11-05 08:20:39 | 日々の暮らしの中で

今創作している(?)出たとこ勝負の料理を紹介しましょう。

『やきとじはざま(卵焼き未満卵とじ以上)』・・・厳密に言ったら卵とじのカテゴリーとなるでしょう。
ある朝突然思いつきました。
昨夜の肉野菜炒めもどき(レンジでチンした)の食べた後の器に炒め汁がわずかに残っていたのです。
響きは悪いがとりあえずここでは「チン汁」と呼びましょう。
これまで何の気なしにチン汁は捨てて器を洗っていたのですが・・・。
この「おしる」って旨みのエキスだよね。これに溶き卵を加えてみりん・日本酒&牛乳を加えて卵焼きもどきを作ってみたらどうなる?結果はどうなっても自己責任の範疇ですから肝は既に座っています。恐れげもなく試み開始!!

これが結構面白い調理となりました。
前夜の食材の組み合わせによってチン汁の残量の多い少ないが生じます。
その状況によっては食する前にさらにお湯を足して卵とじスープにも変身したり、少なければ卵焼きもどきにもなったりします。
一番極めたい落としどころとしては究極の卵とじもどきです。

卵を合わせる前にもやしや小松菜など冷蔵庫の残り野菜を足してざっとチンしてそれから溶き卵を加えてホンチャンの「チン」をします。野菜が何もなければ「チン汁のみ+溶き卵」で一気呵成に仕上げます。

使っているのは旧式の電子レンジですからターンテーブルが回り一周廻ると20秒の過熱。今のところの結論としては二周半くらいの過熱が程よさそうです。加熱しすぎると極端に味が落ちます。この辺の出たとこ勝負が実に面白い。美味しいの前に面白いの付加価値が伴った極めてドラマチックなアナログないい加減料理の一品です。この一品を逸品にまで育ててみたいと野望は膨らみます。

芥川龍之介・作『捨児』の朗読をYou Tubeにアップしました。

2014-11-01 15:25:55 | ばぶさんの朗読タイム
この『捨児』というお話は今年の夏、友人達の朗読会の中で初めて聴き、直ぐに大好きになりました。話の顛末に大きな感動を覚えました。とっても素敵なお話ですから是非お聴きください。
http://www.youtube.com/watch?v=6DAsfbxXKxs

芥川龍之介作品のアップは今回が3作目です。前々回『蜘蛛の糸』前回『杜子春』そして今回の『捨児』。さらに次回は『トロッコ』を予定しています。