goo

■カナカナカナ

今年は、さあ暑くなるかなと思うと涼しくなって、
もう涼しくなるかなと思うとまた暑くなるというふうで、
なんだかよくわからないまま過ごしているうちに、
それでも秋へと向かっていると思うこの頃です。


今日は須藤晃さんの事務所にお邪魔して、
音楽の話をたくさんさせてもらいました。
定期的にこういう時間をもらっています。
なんだかジワジワと盛り上がって来たなあという気分。
さあやるぞと思う時が楽しいんですよね。
秋にまとめて曲を書く予定。


帰り道、夕暮れに原宿を歩いているとひぐらしが。


どんなに強く抱きしめても 満たせない何かがある
暗闇の風の中で小さな炎が燃えてる

遠回りの帰り道は 陽炎の坂道で
立ち止まれば 月は西へ 夜風はまた明日の方へ


この気分なんだっけと思い出すことしばし。「陽炎」か。


カナカナカナカナ。

Twilight

コメント ( 61 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■Enjoyするという言葉について

秋めいた一日でした。
だんだん洋服を買いたい気分になってきましたね。


応援していただいているライターの方からお手紙をいただきました。
その中にとても素敵な一節がありました。


「Enjoyする」という言葉は、
「積極的に楽しむ」という意味合いばかりではなく、
「享受する」というふうに考えるということ。


起こったことが悲しくても、つらくても、
めげることでも、うれしいことでも、
人生の味わいとして、受け取る。もしくは味わう。


つまり、Enjoyする。


僕の場合は音楽を作ることが仕事なので、
きっとその「享受する」ことが、
やがて書くことや作ることに反映され、
より深くなれるのではないか。
そんなふうに書かれていました。


全てを受け入れて、味わい楽しみ、自分のものとする。


なるほどなと思いました。


悲しみの時代だと思います。
苦しい立場に立たされている人がたくさんいます。
訪れた運命の前で立ち止まっている人がいます。
心のバランスを失いそうになっている人がいます。


Enjoyするという言葉について。


静かな秋の夜に、僕にはヒントをもらった気分になりました。

コメント ( 40 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする