天童温泉松伯亭あづま荘女将四季日記

天童温泉松伯亭あづま荘の女将が四季折々の出来事や感じた事を綴る日記

送り干支

2009-12-31 00:14:09 | 茶道
今年もいよいよ終わりですね。毎年師走の月には一年を無事に過ごせた事への感謝と行く年丑年に別れを惜しみ今年の干支を飾ります。お花は11月に小春日和が続いたせいか、ほんのり先が赤くなった藪椿を大事に咲かせました。社員が持って来てくれた四季桜を雪の様な肌の唐津の花器に入れて、正に雪椿。お軸は別館光陰の為にテーマである「時」を、地元寒河江の書道家小野粋風先生に依頼し製作していただいたものです。癒しという言葉が日常的に使われ始めて久しくなりますが、やはり温泉にお出でになるお客様もそれを求め心身共に疲れきった方が多いような気がいたします。別館は多忙を極める現代人にゆっくりとした時の流れを感じて頂き、時空のなかの自分と向き合って頂ける部屋空間に拘ったつもりです。だから光と陰・・・「こういん」と命名いたしました。

今年もお世話になりました。ブログを始めた事は私にとりまして新たな挑戦でした。来年はもっと楽しい記事を皆様にお届け出来るようパソコン技術を磨きたいと思います。来る年寅年が皆様にとりまして良い年でありますように。♪


くろ君里帰り

2009-12-27 11:41:20 | 松伯亭あづま荘

  先日里子に出した黒猫「くろ君」が爪切りに里帰りいたしました。相変わらずの可愛さで一回りふっくらして、このとぼけた表情が何とも言えません。猫飼い初心者のなおちゃん 事務所の社員の手慣れた爪切りを熱心に見学してました。ものすごい食欲だそうで手足を見ると体の割りに太いのです。きっとまれに見る大猫になることでしょう。成長が楽しみです~♪

クリスマスイブ

2009-12-24 23:05:29 | 茶道
今日はクリスマスイブ世界中の人々が色々なイブの過ごしかたをしている事でしょう。私は茶友のクリスマスの室礼の茶席で楽しみました。お道具達が可愛くてついつい笑ってしまうそんな幸せな一時でございました。棗なんてりぼんが結んであって名は「プレゼント」・お茶杓はブルーの塗に雪だるま・蓋置きは煙突に登る一閑人のサンタクロース幼き日サンタの存在を信じプレゼントが届くのを心待ちにしていた頃が頭を過ぎりました。これから年末年始超が付くほど多忙を究める私に癒しの時間を頂き感謝です。♪


ヤーコン

2009-12-21 20:05:11 | 旅館
 写真は雪に埋もれる前の映像です。今年も少し小ぶりですがヤーコンを収穫することができました。まったくの無農薬です。これを天ぷらにして皆んなでいただきましたよ!サクサクとした歯ごたえが何とも言えず大変美味しかったです。
前島様いつも遠い所苗をご持参くださり有難うございます♪

平成鍋合戦

2009-12-17 22:42:09 | 天童商工会議所女性会
12月13日(日)今年も天童冬の陣平成鍋合戦が行れました。これは天童商工会議所青年部が行っているイベントで今年で15回。最近では天童市の名物に成りつつあり継続とは力成りというが本当にその通りだと思う。私が会長を務める天童商工会議所女性会でも毎年出店を出します。収益はもちろん会の運営費になるのですが、それと元気な天童の女性の華やぎを披露出来たことが一番です
この日は天童温泉女将会「お駒会」でもやはり温泉の名前が何処にも無いのは寂しいということで、女将マップを「いつもお世話様です。天童温泉です」と言葉を添えて手渡し致しました。両方駆け持ちで忙しかったけど充実した一日だったと思う♪

可愛い珍客

2009-12-09 15:32:03 | 松伯亭あづま荘
先日PM11:00頃微かな猫の声が当荘の玄関口から聞こえた。すぐさま懐中電灯を手に探したが黒い物体が、もそもそするも捕獲出来ず、取りあえず段ボール箱に保温布を敷き水とご飯を置いてあげた。次の日居ましたよ!箱の中で爆睡している所をヒョイと持ち上げてしっかり抱っこその可愛さに撃沈。我が宿の事務所のスタッフは全員猫好き、その日は机の上でアイドル状態で暮し従業員の一人が「飼ってみる」と言ってくれて無事お婿に行きました。名前は黒君に決定したそうです。現在日本の国で保健所に持ち込まれ殺処分にされる犬猫は年間約30万頭。炭酸ガスによる窒息死でとても苦しむそうです。人間と共存しないと生きられない命、飼った以上は責任を持って最後まで看取ってあげられる国になるように心より祈る。♪

地野菜

2009-12-07 00:11:46 | お駒会
面白いもので此処に生まれ此処に育ち此処にしかない野菜が日本中どこにでもある。たとえば山形県を見れば、だだ茶豆が近年関東方面でも生ビールの季節になると「山形だだ茶豆入荷!」などと大きな張り紙が目につく。これは庄内地方で大事に育てられてきた伝統野菜である。特徴は身が二つで有る事と口に入れると独特の甘みが広がりほんの少し噛んだだけで蕩けてしまう、しかし決してビールの旨みを邪魔しないと私的には解釈している。しかしこの苗を他の地方に植えると身が三つになってしまうのだそうだ。隣の宮城県は長茄子が有名だがやはり他に持っていくと長くはならず丸くなると聞いている。日本の風土に合ったそれぞれの食材が生産されることは好ましい事である。我が天童にも赤根ほうれん草という物がある繊細で病気に弱い為生産する農家が激減し衰退していたがJA天童の支援の元復活しつつあるという。今回「山形赤根ほうれん草創作料理コンテスト」が先日開催され光栄にも審査委員に任命された。60点からのエントリーの作品をほとんど試食した。心も体もポパイ気分!力がみなぎり爆発しそうだった。このほうれん草は根っこが鮮やかな赤紫になり堀進めてゆくと1メートルの深さまであるそうな、鉄分は普通の物に比べ3倍近くあり甘味が格別だ。天童の地を訪れ天童にしかない物を食すことは旅人にとってなにより嬉しい事と思う。作付面積が増え早く旅館のお膳にお出しできます様に・・・♪(写真は審査風景と優勝したあかね姫)