「極刑以外受け入れない」 殺害女児の父
2006年 6月25日 (中国新聞)
広島市安芸区で昨年十一月、下校中に殺害された矢野西小一年木下あいりちゃん=当時(7)=の父の自衛官建一さん(39)が二十四日、事件後初めて中国新聞社の取材に応じた。七月四日に迫るペルー国籍のホセ・マヌエル・トレス・ヤギ被告(34)=殺人、強制わいせつ致死などの罪で死刑求刑=の判決公判を前に、死刑判決以外は受け入れられないとの心境を明かした。
自宅で取材に応じた建一さんは「死刑判決でなければ控訴、上告を求めて闘い続ける」と言い切った。「それでも駄目なら最後は私の手で」とも言う。「批判を招くかもしれないが、この気持ちは愛するわが子を失った遺族じゃないと分かりません」
公判の傍聴時、抱いて臨んだあいりちゃんの遺影は、形見のハンカチで包んでいた。「怖い犯人を見たくないだろうと。でも裁判の内容は聞かせてやりたかった」
公判では、遺体の解剖結果などから、トレス被告によるあいりちゃんへのわいせつ行為の具体的内容も検察側によって明らかにされた。しかし報道各社は遺族感情などに配慮し、詳細を伝えていない。
建一さんは「むしろ事実を伝えてほしい」と望む。「このまま判決を迎え、再び泣き寝入りする性犯罪被害者が出てしまっては申し訳ない。あいりの思いも無駄になってしまう」との思いからだ。
意見陳述では自ら証言台に立ち、トレス被告の目の前で極刑を求めた。「これは単に女の子一人が殺された事件じゃない。あいりが受けた被害を詳しく伝えてもらうことが、相次ぐ性犯罪の抑止につながると思っています」と強調する。
取材に応じるきっかけは、あいりちゃんが妻美和子さん(34)の夢に出てきて告げた言葉という。「苦しんでいる人がたくさんいるんだよ、助けてあげて」
判決まで十日。「あいりは自分に起きたことを私たちに伝えたかったはず。抵抗せずに黙っていれば生きて帰れると思ったのだろう。しかし、犯人は性的暴行をした上、首を絞めて殺した。あいりは二度殺されたも同然。絶対に許すことはできません」。まな娘を失った悲しみは決して癒えない。(松本恭治)
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広島女児殺害、父が報道側に要望「衝撃を伝えて」
2006年 6月24日 ASAHI.COM
広島市で昨年11月、下校中に殺害された小学1年木下あいりさん(7)の父・建一さん(39)が朝日新聞の取材に応じ、殺人、強制わいせつ致死などの罪で死刑を求刑されているペルー国籍のホセ・マヌエル・トーレス・ヤギ被告(34)に対する判決を前にした心境を明らかにした。性的暴力を加えられたことにより「あいりは二度死んだ」と吐露。被害の実態が社会に伝わらないとして、報道機関に対し「性被害の事実も出来る範囲で詳細に報道してほしい」と要望した。
5月から広島地裁で始まった公判でヤギ被告は「悪魔に命令された」と殺意を否認。検察側は6月9日、「人間性のかけらも感じられない」と死刑を求刑し、来月4日に判決が言い渡される。
「あとは判決を待つだけとなりました。大きな山を越えるとは思いますが、それで終わっては悔いが残る気がして。報道を見て、言いたいことがきちんと伝わっていないと感じました」
取材を受けようと思ったのは、妻の夢にあいりさんが出てきて、「苦しんでいる人がたくさんいるんだよ、助けてあげて」と話したことがきっかけだったという。
「『助けてあげて』とはどういう意味なのか。7歳の女の子が受けた衝撃と死に様、性的暴行の真実を、報道を通して伝えないと、多くの性犯罪被害者を救えないということだと思うんです」
公判で、被告が犯行時にあいりさんの下半身を触って自慰行為をしたこと、下半身に指で傷つけられたような跡が残っていたことなどが、被告の供述や鑑定結果から明らかになった。だが、朝日新聞を含めた報道各社は性被害の詳細を伝えることはなかった。
「気遣って内容をカットして下さっているのは分かる。でもそれでは、なぜ検察側が死刑を求刑せざるを得なかったか、(社会に)理解されない。小さな子どもに対するわいせつだと、すごく小さくみられてしまう」
公判では、犯行時間帯に被告の部屋から物音がしなかったという証言もあった。
「それが本当だとしても、あいりはあえて声を出さず耐えたと思う」「下手に声を出すと殺されると思い、暴れなかった。何も悪いことをしていないから、暴行が終われば帰してもらえると思ったんでしょう。そんな希望も全然理解せず殺した。あいりは二度死んでいる。性的暴行は、女性にとって命を奪われるようなものです」
これまで報道機関に談話を出すとき、娘の名を「あいり」とかぎかっこを付けて記してきた。
「あえて強調しました。娘は『広島の小1女児』ではなく、世界に1人しかいない『木下あいり』なんです」
判決は来月4日。最後に「私からのお願いです」として述べた。
「判決の報道では、あいりの写真を掲載してほしい。私の転勤であちこち住んだあいり。各地の人たちに、もう一度あいりのことを思い出してほしいんです」
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とても判る。
全く同感だよ。
子を持つ親なら、こう思うでしょう。
もう、理屈じゃないんだよ。
こういう犯罪は全て無条件に死刑にして欲しい。
精神鑑定なんて必要ない。
でなければ、終身重労働か。
日本の刑罰は軽すぎるよ。
これに関しては毛主席に賛成だね。
公開銃殺でも良い。
自分がしたことは身をもって償うべきだよ。
この事件だけじゃないけどね。
2006年 6月25日 (中国新聞)
広島市安芸区で昨年十一月、下校中に殺害された矢野西小一年木下あいりちゃん=当時(7)=の父の自衛官建一さん(39)が二十四日、事件後初めて中国新聞社の取材に応じた。七月四日に迫るペルー国籍のホセ・マヌエル・トレス・ヤギ被告(34)=殺人、強制わいせつ致死などの罪で死刑求刑=の判決公判を前に、死刑判決以外は受け入れられないとの心境を明かした。
自宅で取材に応じた建一さんは「死刑判決でなければ控訴、上告を求めて闘い続ける」と言い切った。「それでも駄目なら最後は私の手で」とも言う。「批判を招くかもしれないが、この気持ちは愛するわが子を失った遺族じゃないと分かりません」
公判の傍聴時、抱いて臨んだあいりちゃんの遺影は、形見のハンカチで包んでいた。「怖い犯人を見たくないだろうと。でも裁判の内容は聞かせてやりたかった」
公判では、遺体の解剖結果などから、トレス被告によるあいりちゃんへのわいせつ行為の具体的内容も検察側によって明らかにされた。しかし報道各社は遺族感情などに配慮し、詳細を伝えていない。
建一さんは「むしろ事実を伝えてほしい」と望む。「このまま判決を迎え、再び泣き寝入りする性犯罪被害者が出てしまっては申し訳ない。あいりの思いも無駄になってしまう」との思いからだ。
意見陳述では自ら証言台に立ち、トレス被告の目の前で極刑を求めた。「これは単に女の子一人が殺された事件じゃない。あいりが受けた被害を詳しく伝えてもらうことが、相次ぐ性犯罪の抑止につながると思っています」と強調する。
取材に応じるきっかけは、あいりちゃんが妻美和子さん(34)の夢に出てきて告げた言葉という。「苦しんでいる人がたくさんいるんだよ、助けてあげて」
判決まで十日。「あいりは自分に起きたことを私たちに伝えたかったはず。抵抗せずに黙っていれば生きて帰れると思ったのだろう。しかし、犯人は性的暴行をした上、首を絞めて殺した。あいりは二度殺されたも同然。絶対に許すことはできません」。まな娘を失った悲しみは決して癒えない。(松本恭治)
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広島女児殺害、父が報道側に要望「衝撃を伝えて」
2006年 6月24日 ASAHI.COM
広島市で昨年11月、下校中に殺害された小学1年木下あいりさん(7)の父・建一さん(39)が朝日新聞の取材に応じ、殺人、強制わいせつ致死などの罪で死刑を求刑されているペルー国籍のホセ・マヌエル・トーレス・ヤギ被告(34)に対する判決を前にした心境を明らかにした。性的暴力を加えられたことにより「あいりは二度死んだ」と吐露。被害の実態が社会に伝わらないとして、報道機関に対し「性被害の事実も出来る範囲で詳細に報道してほしい」と要望した。
5月から広島地裁で始まった公判でヤギ被告は「悪魔に命令された」と殺意を否認。検察側は6月9日、「人間性のかけらも感じられない」と死刑を求刑し、来月4日に判決が言い渡される。
「あとは判決を待つだけとなりました。大きな山を越えるとは思いますが、それで終わっては悔いが残る気がして。報道を見て、言いたいことがきちんと伝わっていないと感じました」
取材を受けようと思ったのは、妻の夢にあいりさんが出てきて、「苦しんでいる人がたくさんいるんだよ、助けてあげて」と話したことがきっかけだったという。
「『助けてあげて』とはどういう意味なのか。7歳の女の子が受けた衝撃と死に様、性的暴行の真実を、報道を通して伝えないと、多くの性犯罪被害者を救えないということだと思うんです」
公判で、被告が犯行時にあいりさんの下半身を触って自慰行為をしたこと、下半身に指で傷つけられたような跡が残っていたことなどが、被告の供述や鑑定結果から明らかになった。だが、朝日新聞を含めた報道各社は性被害の詳細を伝えることはなかった。
「気遣って内容をカットして下さっているのは分かる。でもそれでは、なぜ検察側が死刑を求刑せざるを得なかったか、(社会に)理解されない。小さな子どもに対するわいせつだと、すごく小さくみられてしまう」
公判では、犯行時間帯に被告の部屋から物音がしなかったという証言もあった。
「それが本当だとしても、あいりはあえて声を出さず耐えたと思う」「下手に声を出すと殺されると思い、暴れなかった。何も悪いことをしていないから、暴行が終われば帰してもらえると思ったんでしょう。そんな希望も全然理解せず殺した。あいりは二度死んでいる。性的暴行は、女性にとって命を奪われるようなものです」
これまで報道機関に談話を出すとき、娘の名を「あいり」とかぎかっこを付けて記してきた。
「あえて強調しました。娘は『広島の小1女児』ではなく、世界に1人しかいない『木下あいり』なんです」
判決は来月4日。最後に「私からのお願いです」として述べた。
「判決の報道では、あいりの写真を掲載してほしい。私の転勤であちこち住んだあいり。各地の人たちに、もう一度あいりのことを思い出してほしいんです」
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とても判る。
全く同感だよ。
子を持つ親なら、こう思うでしょう。
もう、理屈じゃないんだよ。
こういう犯罪は全て無条件に死刑にして欲しい。
精神鑑定なんて必要ない。
でなければ、終身重労働か。
日本の刑罰は軽すぎるよ。
これに関しては毛主席に賛成だね。
公開銃殺でも良い。
自分がしたことは身をもって償うべきだよ。
この事件だけじゃないけどね。