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2006-04-17 | 世の中のこと
どうなる「偽警察手帳」 任意提出、警察は返さず
2006年 4月16日 ASAHI.COM

 1冊の本物そっくりの「偽警察手帳」の扱いをめぐり、警察が対応に苦慮している。もともとの所有者はインターネットのオークションで約15万円で購入した男性。ところが、埼玉県警が、販売主を摘発し、公記号偽造容疑で逮捕。男性は、購入ルートを調べた県警の求めに応じて手帳を任意提出したが、捜査終了後も、悪用を心配する警察から、手帳は戻っていない。
 手帳を購入したさいたま市の男性(48)は、警察グッズの収集愛好家。昨年秋、神戸市のタレントで雑貨販売会社取締役(44)らがオークションサイトに出品した手帳を1冊買った。
 02年に変更された最新のデザインで、金メッキが施され、大きさや質感まで本物と変わらない。愛好家の間で「SSP700」と呼ばれ取引される人気の品だった。
 「手帳を買われましたね」。年末、男性宅を埼玉県警の捜査員2人が訪れた。偽造警察手帳について調べているという。「事件が決着したら年内にも返します」。そう言って手帳を持ち帰った。その際、男性は任意提出書に「返還を求めます」と書き加えて渡した。
 県警は今年2月、取締役ら3人を公記号偽造容疑で逮捕した。悪用される可能性を知りつつ偽造し、ネット上で不特定多数に販売したためだ。テレビドラマ撮影用に使う警察手帳なども厳密に言えば公記号偽造だが、悪用の恐れがないため摘発対象になることはない。
 摘発後、男性は、県警に手帳の返還を求めた。男性が持っていた手帳も立件対象になれば、証拠品として強制的に押収され、判決確定まで返されないが、今回はあくまで捜査の参考資料として任意提出しただけだからだ。任意提出の場合は原則、所有者に返さなければならない。
 しかし、県警は「本物と紛らわしいので、持っていられると困る」「いつ、犯罪に使われるか分からないので、ずっと警戒しなければならない」などと、所有権を放棄するよう男性に求めた。今後、取締役が売った手帳約130冊の持ち主全員に所有権放棄を説得する方針だ。
 男性は「悪用するつもりなら、警察に協力しない。15万円出して買った品。返せない法的な根拠を示してほしい」と納得がいかない。「コレクションするだけなら自由じゃないか」と返還を求めていくという。
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始めから証拠物件として押収すれば良かったのに。
個人には無制限な自由はないでしょう。
悪用されたら大変!


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