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こんなマトモな人が辞任?

2008-09-29 | 世の中のこと
中山国交相、27日の主な発言
2008年9月28日 ASAHI.COM


 中山国交相の27日の自民党宮崎県連の会合での発言と、その後記者団に語った主な内容は次の通り。

 ■「単一民族」

 昨日、アイヌ(民族最大の団体「北海道ウタリ協会」)の加藤忠理事長が来られた。「本当に私はそういうつもりで言ったんじゃない」とおわび申し上げた。「よく分かった」という話があり、握手をして別れた。

 ■「成田『ごね得』」

 千葉県の堂本暁子知事から「成田闘争についてもいろいろあった。でも今は共生の思いでみんな頑張っているんだから、ご理解いただきたい」と言われ、握手して別れた。

 ■日教組批判

 日教組の問題については言いたいことがある。日本では様々な犯罪が起こっている。もうけるためならうそを言ってもいい、子殺しとか親殺しとか、これが日本だろうか。かつての日本人はどこに行ってしまったのか。これは教育に問題があった。特に日教組。全員ではないが、過激な一部が考えられないような行動を取っている。

 教育基本法改正の時も、毎日、何百人という先生が国会議事堂を取り巻いていた。「改悪反対、改悪反対」。いったい先生方、子供たちをどうしたいのか、との思いを強くした。国旗・国歌についても教えない。何より問題なのは、道徳教育に反対していることだ。何とか日教組を解体しなきゃいかん。

 ■「民主党を解体せよ」

 日教組は民主党の最大の支持母体。社保庁(の労働組合)もそうだ。民主党が「政権よこせ」と言っているが、日教組や社保庁という働かなくても給料がもらえる官公労の職員に支援してもらっている民主党が、政権を取ったらどうなるのか。

 私はこれから日教組を解体する。小泉さん流に言えば「日教組をぶっ壊せ」。この運動の先頭に立つ。
小沢民主党も解体しなければいけない。中には前原(誠司)さんとか岡田(克也)さんみたいに立派な人もいる。しかし、独裁者小沢さんによって、抑えつけられている。これを解体しないといかん。そういう戦いのために私は先頭に立たなければいかんという決意で発言している。

 食品偽装とかあり、賢い消費者というのが求められている。もう一つ、賢い有権者にもならないといけない。この公約は大丈夫か、予算の裏打ちはあるのか、と。今の民主党は公約偽装だ。

 ■記者団に

 日本の教育のがんが日教組。日教組をぶっ壊すために私は火の玉になる。

 (日教組の強いところは学力が低いとの発言は)撤回してない。調べてもらえば分かる。調べてもらいたい。日教組には先鋭な過激な人たちがいる。この人たちが日本の教育をぶっ壊している。

 私の失言というのか、舌っ足らずというのか、言葉はやっぱり大事だから、言葉狩りに遭わないように、十分気をつけないといけない。十分真意が伝わらなかった面があったことについて、申しわけなかった。その点については謝罪した。

 (辞任は)国会審議などに影響があるとなれば、何も地位にきゅうきゅうとしているわけではない。教育改革と、国交相だから地方の格差とか必要な道路を造るとか、そういうことはやりたいな、との思いはある。辞めないんだと言ってしがみついているわけじゃないが、推移を見守りたい。
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日教組批判は「確信犯」=辞任会見で自画自賛-中山氏
2008年9月28日

 「失言とは思っていない」「宮崎での発言は確信犯」-。中山成彬国土交通相は辞表提出後の午前10時半から、国土交通省で記者会見。日教組批判については最後まで撤回しなかった。
 冒頭、中山氏は「(発言後)たくさんの方から『よく言ってくれた』といった山のようなメール、電話が深夜まで鳴り続けていた」と、自身の発言を自画自賛。その上で、「(臨時国会の)審議にいささかの支障があるとすれば私の本意とすることではない」と、辞任の理由を説明した。
 「日教組はがん」などとした発言について、「失言と思っていないのか」との質問には「はい」ときっぱり。いったん落ち着いた問題を地元の宮崎で蒸し返したことについては「確信的に申し上げた」と語った。 

[時事通信社]
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まずは日教組から。

大体ですね、義務教育ってモノは国民教育なワケです。
国民への義務だから義務教育なわけでね。

で、国民教育ってものはフランス革命以降の国民国家成立に端を発するワケです。

つまり、根底にある目的ってのは「我らが偉大な国民に相応しい人間に教育する」ことなんです。
まぁ、私の読者の方々は勘違いする人はおられないと思いますが、一応説明しておきますけど“偉大なる”ってのは安直なナショナリズムに由来するモノではありません。
国権と言う巨大な権力の源泉である偉大さですね。
国家は国民のモノであるってのが国民国家ですから。
巨大な国権を左右するに相応しい偉大さを身につけようと、そういうことです。
自虐史観の方々には理解できないレベルのお話ですね。

まぁ、私の読者の皆様はフランスの教育省に“国民の”って言葉がくっついている(Ministère de l'Éducation nationale)のをご存知の方も多数おられるでしょう。

教養ある読者の皆様には、ちょっとくどい説明でごめんなさいね。

ただ、これを押さえておくと、日教組ってモノが、如何にイカレタ組織であるかが良くわかるんですね。

要するに、国民教育ってのは『世界の何処に出しても恥かしくない日本人を造る』為の教育でもありますから、国際常識である国旗国歌が“問題”になることなんて在り得ないわけですよ。

世界一清潔で礼儀正しく勇敢な民族(文化グループ)と言われている日本人に相応しいのは、(他国のものも含めて)国旗や国歌への敬虔さであり、自然な尊崇の念の発露であるわけですね。

まぁ、この一点だけでも明らかなんですが、もっと本質的には、国家に忠誠を誓えない人間が国民教育(義務教育)をやる資格なんぞ無いわけで、その点からも、国権に対抗する教育者の組合なんてシロモノは自己矛盾なわけですよ。


んで結論ですが、日教組は日本の癌である。

直ちに切除すべきですね。


って話を記事に戻しますが、この中山さん。

なんで辞職するんですかねぇ?

日本ってオカシナ国です。

自分の政治的な意見も言えないんですか?この国は?

しかも正論なのに?

言論統制の国ですか?日本って。

旧ソ連や中共と変わらないじゃありませんか?



あぁ、ついでに単一民族国家についても言っておきましょう。

“単一民族国家”と言う以上、これは国民に限定された問題ですね、当然。

ここで民族の定義ですが、人種論や血統論は複雑ですから(日本は中央アジア諸国やアフリカ諸国やアラブ諸国と違いすぎますので)これは保留して、判断基準は文化グループということにしましょう。

となると。

客観的には、と言うか、例えばドイツ人やフランス人などから見て、どうかと言うと、極少数の文化グループを内包するものの、ほぼ同一民族(文化グループ)の国家ってのが日本でしょうね。

だって国民のほぼ全員が同じ言語のテレビを見てるわけですから。

アイヌ語放送とか琉球語放送ってありませんよね?

言葉だけで言えば珠洲市の方言とか八戸市のあたりの方言とか五島列島の方言とか、八丈島の方言とかも、かなり違います(英語より難しいかもです)が、でも日本語の範疇に入る。

日本にはイヌイットやアボリジニーのような自然密着型の生活文化を持った人々も殆どいません。
普通の山村の方々のが、都会に住んでる“アイヌ”の方々より、よっぽど古い文化を保全じています。

ほぼ全国民が同じような言語を話し(理解し)、同じような生活をしています。

純粋に単一民族国家か?と言われれば「さて?」となりますが、さりとて多民族国家か?と問われたら、これは「断じて否」でしょう。

ましてや所謂“ガイジン”の目には、単一民族国家にしか見えないでしょう。

ほぼ単一の大きな文化集団の中に、多様な文化グループを内包している国。それが日本です。

例えアイヌや琉球の例があったとしても、日本は多民族国家のフリをする必要は無い。

アイヌや琉球語の“通訳”は存在しない国なのですから。

それを踏まえると、中山さんの言った「いわゆる単一民族」という表現は、非難されるほどのものでは無いでしょう。

むしろ、このような程度の意見も許されない(許さない)日本の政治的マスコミ的状況の方が、よっぽど多文化共生主義者に懐疑の念を呼び起こすわけですよ。

ほんとに心配です。


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