250円弁当活況、独立の夢実現 京都
2007年2月6日ASAHI.COM
「250円」という激安価格を実現した弁当が売れている。徹底した合理化と仕入れルートの工夫により、おかずもごはんも量はたっぷり。京都で04年に始めた専門店は、今や6店舗を構えるまでに成長した。名古屋のスーパーでは、経営が危ぶまれた店が立ち直る起爆剤となった。
●「相場」の半額
京都市下京区四条通にある「250円弁当元気や」。昼時になると近くで働く会社員らが列をつくり、午後1時ごろまで、客足が途絶えることはほとんどない。同店では、1日1000個以上売り上げることもあるという。
店内には、肉じゃが、ハンバーグなどをおかずにした7、8種類の弁当が並ぶ。店内で揚げているチキンカツは、大人の手より大きいぐらいだ。値段はどれも250円で、コンビニエンスストアで売っている同じぐらいの大きさの弁当のほぼ半額。ばら売りしているコロッケは1個25円、カキフライは1個30円という安さだ。
サバの弁当を買ったタクシーの運転手の男性(47)は週2、3回利用する。「仕事柄、どうしても昼は弁当になる。量と値段を考えると、ここの弁当はありがたい存在です」
経営者の吉田元さん(32)は実家が奈良県のディスカウント店。そのルートから米を安く仕入れたり、調理の下ごしらえを1カ所でまとめてするなどして経費を減らし、激安価格を実現した。京都を選んだのは、街中で生活している人が多く、土日でも商売ができると思ったからだ。「休んだらその日の家賃の分、損をしてしまう。10個20個売ってもしょうがないから、とにかく少しでも売る個数を増やしていくしかないんです」
04年12月、烏丸通に1号店をオープン。現在は京都市内に6店舗を構えるまでになった。「ものを売ってありがとうと言ってもらえる商売はなかなかない」
●再建にも一役
名古屋市中区大須3丁目のスーパー「生鮮食品館サノヤ」は、03年11月から250円弁当を店に並べ始めた。
もとは市内外に4店舗を経営。00年に有機栽培の野菜や無農薬調味料などを目玉にした高級志向の店舗に特化したが失敗。毎年のように店舗閉鎖に追い込まれた。最後に残った大須の店で、佐野由典社長(48)は250円弁当に生き残りをかけた。サケ弁当や酢鶏弁当、うなぎ丼も250円で販売。現在は1日800食が売れる。
安くて良質な食材を求め、仕入れ先を厳選。総菜を扱っていたパート従業員の活用で人件費も抑え、250円の価格を実現した。
愛知県で3店を持つスーパー「Aマートアブヤス」も、経営難の打開策として相次ぎ250円弁当を売り出し、加藤安雄社長(63)は「他の食品と違って毎日一定の売り上げがある。業績回復の機関車だ」と胸を張る。
●拡大に仕掛け人
250円弁当には、実は「仕掛け人」がいる。吉田さんやサノヤに助言したのが、千葉県市川市に事務所を置く経営コンサルタント、渡辺一紀さんだ。
渡辺さんが手伝って250円弁当を扱うようになった店は、東北から九州まで全国に十数軒を数える。もっとも、250円という価格設定に尻込みした例は、それ以上に多いという。
渡辺さんは言う。「消費者の高級志向が高まるなか、あえて安売りに挑戦したことが成功に結びついている。ただ、250円といえば家庭で材料を買ってつくるより安い。採算が合うように事業化するのは簡単ではない。事業主のやる気次第だ」
・・・・・・・・・・・・・・・
あり得る。
確かに家庭で作ると200円位で定食できちゃうもん。
>安くて良質な食材
ってのが本当ならね。
農薬漬けの野菜や添加物満載の食べ物はイヤだもんね。
本当は「安くて安全」が善いんだけどね。
でも頑張れ。
アイデアは素晴らしい。
2007年2月6日ASAHI.COM
「250円」という激安価格を実現した弁当が売れている。徹底した合理化と仕入れルートの工夫により、おかずもごはんも量はたっぷり。京都で04年に始めた専門店は、今や6店舗を構えるまでに成長した。名古屋のスーパーでは、経営が危ぶまれた店が立ち直る起爆剤となった。
●「相場」の半額
京都市下京区四条通にある「250円弁当元気や」。昼時になると近くで働く会社員らが列をつくり、午後1時ごろまで、客足が途絶えることはほとんどない。同店では、1日1000個以上売り上げることもあるという。
店内には、肉じゃが、ハンバーグなどをおかずにした7、8種類の弁当が並ぶ。店内で揚げているチキンカツは、大人の手より大きいぐらいだ。値段はどれも250円で、コンビニエンスストアで売っている同じぐらいの大きさの弁当のほぼ半額。ばら売りしているコロッケは1個25円、カキフライは1個30円という安さだ。
サバの弁当を買ったタクシーの運転手の男性(47)は週2、3回利用する。「仕事柄、どうしても昼は弁当になる。量と値段を考えると、ここの弁当はありがたい存在です」
経営者の吉田元さん(32)は実家が奈良県のディスカウント店。そのルートから米を安く仕入れたり、調理の下ごしらえを1カ所でまとめてするなどして経費を減らし、激安価格を実現した。京都を選んだのは、街中で生活している人が多く、土日でも商売ができると思ったからだ。「休んだらその日の家賃の分、損をしてしまう。10個20個売ってもしょうがないから、とにかく少しでも売る個数を増やしていくしかないんです」
04年12月、烏丸通に1号店をオープン。現在は京都市内に6店舗を構えるまでになった。「ものを売ってありがとうと言ってもらえる商売はなかなかない」
●再建にも一役
名古屋市中区大須3丁目のスーパー「生鮮食品館サノヤ」は、03年11月から250円弁当を店に並べ始めた。
もとは市内外に4店舗を経営。00年に有機栽培の野菜や無農薬調味料などを目玉にした高級志向の店舗に特化したが失敗。毎年のように店舗閉鎖に追い込まれた。最後に残った大須の店で、佐野由典社長(48)は250円弁当に生き残りをかけた。サケ弁当や酢鶏弁当、うなぎ丼も250円で販売。現在は1日800食が売れる。
安くて良質な食材を求め、仕入れ先を厳選。総菜を扱っていたパート従業員の活用で人件費も抑え、250円の価格を実現した。
愛知県で3店を持つスーパー「Aマートアブヤス」も、経営難の打開策として相次ぎ250円弁当を売り出し、加藤安雄社長(63)は「他の食品と違って毎日一定の売り上げがある。業績回復の機関車だ」と胸を張る。
●拡大に仕掛け人
250円弁当には、実は「仕掛け人」がいる。吉田さんやサノヤに助言したのが、千葉県市川市に事務所を置く経営コンサルタント、渡辺一紀さんだ。
渡辺さんが手伝って250円弁当を扱うようになった店は、東北から九州まで全国に十数軒を数える。もっとも、250円という価格設定に尻込みした例は、それ以上に多いという。
渡辺さんは言う。「消費者の高級志向が高まるなか、あえて安売りに挑戦したことが成功に結びついている。ただ、250円といえば家庭で材料を買ってつくるより安い。採算が合うように事業化するのは簡単ではない。事業主のやる気次第だ」
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あり得る。
確かに家庭で作ると200円位で定食できちゃうもん。
>安くて良質な食材
ってのが本当ならね。
農薬漬けの野菜や添加物満載の食べ物はイヤだもんね。
本当は「安くて安全」が善いんだけどね。
でも頑張れ。
アイデアは素晴らしい。