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中国の思い出

2005-02-12 | アジアの想い出
初めて海外に行ったのは、もう20年以上前。
中華人民共和国だった。一種の調査研究旅行。
私は考古学者の卵だった。
上海、西安、蘭州、そして敦煌、最後に北京。

今でも鮮やかに甦る記憶。
上海の道路工事の現場を見たら、地下2メートル以上まで、
全て遺構や遺物などの考古学資料の堆積だったこと。
ホテルのディナーで次々に出てきた料理。

西安では、三蔵法師が仏典を訳した大雁塔。
夜、ホテルを抜け出して食べた、回族のうどん。

蘭州では、王 翰の涼州詞で有名な夜光杯。
空港で風邪をひいた私に、無料で診察、薬をくれた女医さん。

敦煌。
決して忘れられない、砂漠の中のオアシス。
美しい月牙泉。
何よりも心魅かれた千仏洞。
それに連なる、たくさんの工人窟。
千仏洞の調査ができるなら、中華人民共和国に
永住しても良いと思った。
500円くらいで、山ほど買えたハミ瓜。
子供の頃、食べた日本の西瓜に負けない美味だった。

北京のホテルで食べた朝食の御粥。
故宮をキャンセルして乗った地下鉄。
スーツケース一杯買った、学術書。

子供が大きくなったら、もう一度敦煌に行きたい。

ホータンやクチャ、チベットにも行きたいが・・・・・
平和な時代が来て欲しいですね。
(鮎川)

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