還暦ホノルルマラソンを夢見て

メタボを改善し、還暦から新しい人生目指して、あくなきチャレンジをブログります。

エチケット

2020年05月12日 | 日記
 COVID-19禍の今日、マスクをするのは常識となっていると思ったら、今日の午後の京都では、歩いている(散歩)の4割弱、自転車の5割近くはノーガードでした。走っているあやパパばバンダナ姿です。マスクはさすがに息出来ないので、ハンカチを半分にして巻いています。用途としては十分と思います。

 自粛終息に向かう現在、特に、男の人がマスクしていませんですね。まだなのにね。兼好法師も徒然草、百九段で言っているではありませんか。その年なら中学で習ったですよね。

”あやしき下臈げらふなれども、聖人の戒いましめにかなへり。鞠まりも、難かたき所を蹴け出いだして後、安やすく思へば必ず落つと侍るやらん。”

 と。ねえ、そこのお父さん、と思ったら、嫌な顔をされてしまった。どうやら、説教じみた表情になっていた様です。目だけしか、見えないのに、ふーん。そんな所には十分すぎる注意力あるのね。

 今日は、桂川ハーフマラソンです。一文橋を過ぎて、羽束師橋にゆく直線4kmでの事、何故か、アパートのベランダにベトナムの旗が出ているとこ。一回りぐらい下の髭の兄ちゃんがあやパパを抜かして行きます。マスクはしているのですが、顎をガードしてどうするねん。むむっ!、これは家来候補かと思いましたが、まあ、やめておきましょう。抜かしてゆく人を、片っ端から家来にしたら、覚えきれません。どんどん、遠ざかって行きます。もう初夏なのに、暑苦しい格好して。

 そう、あやパパは今日から衣替えでもあるのです。”しまむら”で買った安いけど、良さげな、短パンとロングタイツ、そしてビギナー印に白いTシャツです。軽い。初めてランナーの格好になりました。実はこれまでは、ほぼ普段着で走っていたのです。ランニングに縁のなかった、スポーツ絶滅主義者のあやパパが、そんな服装を持っている訳が有ません。でもこの前、こっそり買って今日が天気も良く、暑くなりそうなので、お披露目なのです。汗もあまりかかない?かいてもすぐ吸収?理屈は良くわかりませんがすごく涼しく爽快であります。暑苦しいやつ見たので思い出しました。

 そんな感じで、今日の夕ご飯は何にしようかなー?。なんて思いながら走っていると、あれれ。暑苦しいやつが、ゼイゼイと歩いているでは、ありませんか。抜かして行ったのに、ダメなやつめ。仕方ありません。家来決定。今回は妄想編ではありませんが、ダイジェストで。とりあえず名前は厚史(あつし)君と命名。まんまです。

 あパ「これ、そこの暑いやつ。あやパパを抜かした上に、ヘロヘロになるとは情けないやつめ。あやパパと知っての狼藉か?」
 厚史「ヒェー。あやパパ様でありましたか、今日はなんとも涼しげなお姿。そうとは分からず失礼致しました。」
 あパ「うむ、そうであったな。分からぬのも無理はないか。まあ、沙汰無しとしよう。しかし、なんじゃ、その格好は、冬ではないぞ。なんとかならぬか?そんなもの着て走るから、息も上がる道理であろうぞ。」
 厚史「へえ、仰せの通りで。しかし、このご時世で衣替えもままならず、暑い中でもサウナスーツのつもりで走っておりやした。」
 あパ「そうであったか、しかし、マスクもし、その様な暑苦しい格好では、熱中症状
になるやもしれん。十分気を付けるのじゃぞ。」
 厚史「へへーぃ。ありがたき、お言葉。胸にしみます。」
 あパ「胸や背中に浸みるのは汗だけでは無いようだな。よし、次会う時は精進した姿を見せるのじゃぞ。」
 厚史「かしこまりました。必ず、ご期待に!」

 厚史くん、頑張ってください。あっ、髭も剃れと言い忘れた。
 今日もハーフを感謝と共に、走らせて頂きました。ここには書ききれない、いろんな人がいました。道路で横向きに寝てストレッチしている、家来候補次点の人、綺麗なお姉さんたち、若いけどなんとも穏やかなアベックさん。皆、良き一日であったでしょうか。写真は、桂川の州に立つ大木です。川の中から、人々を導いてくれている様でした。

能のうをつかんとする人、「よくせざらんほどは、なまじひに人に知しられじ。うちうちよく習ひ得えて、さし出いでたらんこそ、いと心にくからめ」と常に言ふめれど、かく言ふ人、一芸も習ならひ得うることなし。   徒然草 第百五十段 抜粋