還暦ホノルルマラソンを夢見て

メタボを改善し、還暦から新しい人生目指して、あくなきチャレンジをブログります。

ホタテのバター焼き

2021年05月05日 | 青春の頃
 みなさんこんばんわ。夕方、調子良く6分/kmぐらいで、走ったものの、右足ズキン!。まあ、痛い時に無理しても仕方ないので、歩きに変更。いつもの1/3ほどの距離に買い物しながら1時間。それでも9千歩ぐらい稼げました。消費カロリーは400kcal。いつもの半分以下。

 買い物は4月に新しくなった、COOP洛西店で晩御飯を物色。すると、ホタテの貝柱を売っていました。今を遡ること四十数年前、高校2年の時に中型バイクの免許が欲しくて、同じクラスのM君と明石の運転試験場まで行った事がありました。ちょうど、この季節。M君は、あやパパがこれまで会った中で、ダントツで人付き合いの良い人間です。”No!”という言葉は彼の頭にはないのです。”Yes We can!"。

 見事に、二人ともバイク実技試験に落ちて落胆の帰り道、日も暮れて無茶苦茶腹が減り、近くの鉄板焼き屋の店に入って、お好み焼きだったか、焼きそばだったか、お金も無いので、二人で半分にして食べました。育ち盛りのあの頃、そんなのでお腹がいっぱいになる訳がありません。でも、お金もありません。

 横では、おっちゃんがビール飲みながら、酒のつまみに食べていたのがホタテ貝柱のバター焼きでした。その美味そうな事と言ったらありません。文書表現不可能なレベル。なので、こんなに時間が過ぎているのに、あの時、心に刺さったホタテの素晴らしさ、ひもじさ。今に蘇ります。大人になって、金を稼ぐようになったら、ホタテのバター焼きを腹一杯食ってやるぜ!と、中身のない財布を見ながら、M君と話したものです。

 その後、大学の時にM君とは池袋で一度、痛飲して愉快な夜を過ごしましたが、その後は、会っていません。あの時、ホタテのバター焼きは食べただろうか?酔っ払って、彼の安アパートに泊まりに行って、万年床の中からゴキブリが出てきた事件がその時の記憶の中心になってしまっているので、何をその時に食べたかは、忘れてしまいました。布団を捲ると、青カビだらけのまだスープだっただろう液体が入ったカップラーメンの容器が出てきて、腰が抜けそうになったり。青春時代は何でもアリです。

 そんな記憶が蘇ったので、ごらんの通り。ホタテは冷凍ものは大きくても、焼くと小さくなってしまいます。あの時見たホタテはおにぎりぐらいの大きさ。には、及びませんが、シンプルに、バターだけの味付けで頂きました。昨日もそうだっけど、青春の味がしました。

 帆立貝 何も知らない 蒼き時 世の厳しさを 心に焼いて  あやパパ