チャン・ドンゴン「危険な関係」

 「危険な関係」の　チャン・ドンゴン「オムファタール」、セシリア・チャン「ファム・ファター理」に　イメージチェンジ

 

 

 

 

  

2003年にペ・ヨンジュンとチョン・ドヨンが主演した『スキャンダル』(監督イ・ジェヨン)が、2012年にチャン・ドンゴン、チャン・ツィイー主演で『危険な関係』(監督ホ・ジノ)という題でリメークされた。

映画は第2次世界大戦当時に、金と権力を全て所有した上海の令夫人(セシリア・チャン)が、当代最高のプレイボーイ(チャン・ドンゴン)と、美しい未亡人(チャン・ツィイー)を誘惑するゲームを提案する物語を描く。これまで明るく堅実な青年のイメージで固定していたチャン・ドンゴンは、今回の映画でまなざしや手つきで女心を魅了する最高の「オムファタール」に扮してイメージチェンジに挑戦した。これにホ・ジノ監督は、「チャン・ドンゴンはシナリオを読む前から“悪い男”を演じたがっていた」とし、「イメージチェンジに対する大きな悩みがあった彼が、オムファタールへの欲望が生じたようだ」と明らかにした。

中国を代表する女優セシリア・チャンとチャン・ツィイーは、それぞれ『スキャンダル』のイ・ミスク、チョン・ドヨンが演じた役で、韓国映画とは違う魅力をプレゼントする。特に清純なイメージが強かったセシリア・チャンが男心を惑わすファム・ファタールに、セクシーな印象のチャン・ツィイーが上品な未亡人に扮して、新鮮な面白さをプレゼントする。
ホ・ジノ監督は「チャン・ツィイーのデビュー作『あの子を探して』のような清純さを伝えたかった。令夫人より未亡人を演じたいと希望され、チャン・ツィイーを先にキャスティングした」とキャスティング秘話を伝えた。

続いて「実際に会ったセシリア・チャンは“令夫人に似ている点が多い”と話した」とし、「幼い頃にあらゆるものを所有していたが、いつも孤独だったという話、事業家的なカリスマを持った点などが似ていたと打ち明けられて、令夫人にキャスティングした」と明らかにした。