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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

エノキ - 安城市OZ

2020-04-14 20:05:10 | みんなの花図鑑
見出し画像は エノキ(榎)の 雌花 です。


春に 雑木林の大木で、ややくすんだ黄緑色をした モフモフ が枝いっぱいに飾っていれば、それはエノキです。




近づいてみると、ドローンのような十字形の花が一面に咲いています。 これが 雄花です。 おしべの先っぽに 抹茶色をした花粉を入れる葯がついています。
雄花はこれまで何度か 観察しているので、・・・




きょうは 雌花のほうを 観察してみましょう。 雌花は 枝先のほうに新芽と一緒についています。




これが 雌花の花序です。 やがて果実になる緑色のつるつるした子房の、その頭についている白い毛の部分が 柱頭です。





見出し画像と同じ 雌花です。子房の頭に もふもふした柱頭がついているのは確認しましたが、 先ほど見た おしべの片割れが子房の根元についています。





これなど、真ん中の雌しべを見ると子房の周囲に 大きな葯をもったおしべがついているのが分かりますよね。
これだけりっぱな雄しべだと ちゃんと授粉能力も衰えていないように見えますけど?




もし 雌花の雄しべに 授粉能力があるなら、雌花じゃなくて 両性花ではないか?!





松江の花図鑑などでは はっきり両性花となっています。「両性花の花被片は4個、雄しべ4個と雌しべ1個がある。」
でも、両性花が機能しているとなると、機能分化独立した 雄花の存在意義が無くなってしまうではないか?! これは 宿題である !(^^)!








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