アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ナツハゼ、ネジキ - ツツジ科

2020-06-04 10:39:49 | みんなの花図鑑
おかざき世界こども美術博物館という長~い名前の施設の森に植わっているツツジ科の木の紹介です。 雨の中を撮ったので なんだか 色が滲んでいます(スミマセン)。

まず ツツジ科スノキ属のナツハゼ。
ナツハゼは ツツジ科によくある釣り鐘型の花を付けます。



花はもうほとんど終わっていてよく分かりませんが、 同じ ツツジ科スノキ属の シャシャンボ(しゃせんぼ)によく似ています。




果実 は、シャシャンボ(しゃせんぼ)同様、生食することができます。
両方とも「日本のブルーベリー」と言われることがあります。




ナツハゼの木の 周囲に 自生(?)しているのが ネジキ。

ネジキというのは 木の幹が本当にねじれて成長しているのです。 岡崎地方ではふつうにみられる木です。
「本来は乾き気味の尾根筋などで見る樹」(基礎生物学研究所WEBマガジン > フィールド > 岡崎の植物 > ネジキ(Lyonia ovalifolia var. elliptica (Wall.) Drude var. elliptica (Sieb. et Zucc.) Hand.-Mazz.))




岡崎のある小学校のホームページにはこんな記事も。
「5,6年生が「里山の間伐」に出かけました。 (中略)輪切りにしたプレートに、樹木の名前を書いて、木に縛り付けました。ソヨギ、タカノツメ、カキ、コナラ、アラカシ、アセビ、ネジキ、アオハダ、クリ、ウリカエデなどのヒサカキ、リョウブ、ヒノキなどです。29本の木に名前を付けることができました。」(岡崎市立生平小学校)



ネジキはツツジ科ネジキ属の木です。
上の記事の ネジキ の前に「アセビ」ってあります。 そういえば ネジキの花は アセビの花にもそっくりです。
アセビはツツジ科アセビ属。




こちらの果実は 残念ながら食せませんが(というか、見たことありません)、 同じツツジ科の ブルーベリーのように、 花のときは下向きに咲いているのに 果実になると上向きにつくというクセ(?)があります。






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