午前9時
「おはよう! ツユクサくん」
と、あとから伸びてきたアレチヌスビトハギが声を掛けます。
ツユクサは早朝夜明けとともに開花し、正午前には花を閉じてしまいます。
そのうえ、ツユクサには蜜腺がないので、大きくきれいなブルーの花弁とよく目立つ黄色の花粉をつけた雄しべで虫を呼ぼうとします。
おしべには3種類あり、一番上のπ型をした雄しべの花粉はもっぱら虫の餌用ということです。
稔性があるのは 一番下の褐色の葯を持った2個の雄しべです。
ところで、この花には めしべが見えません。
こちらは 一番長いおしべのさらに先に雌しべが伸びています。
ひとつ上の花は 雌しべの無い雄花で、緑の円盤状の苞の中から最初に出て来る花は雌しべが無いのだそうです。
これが苞の中から最初に開いた雄花。
こちらはめしべがあるので、2番目以降に開いた両性花。
2つの稔性のある一番長いおしべが めしべをがっちり支えています。
実はツユクサは花を閉じるとき、一番長いおしべとめしべを巻いて自家受粉するのです。この花はもうその用意をしているのでしょうか (^^ゞ
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