アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

オカメザクラ - 名古屋で一番早い桜

2023-03-23 18:00:00 | みんなの花図鑑

これは安城デンパークのオカメザクラで、撮影は3月18日と遅いのですが・・・
私はこれと同じサクラを名古屋の伏見通りで3月3日のひなまつりに見ています(証拠写真はのちほど

デンパークの解説板




その解説板によると
「 オカメザクラは日本人ではなく、イギリスの桜研究家イングラム氏がカンヒザクラとマメザクラを交配して作り出した品種です。」」




解説板のつづきには
「和名のオカメザクラは、日本美人の代名詞として名づけたと考えられています。」
とあります・・・
オカメザクラの樹名板を見た私の友人(男性)は
「感じの良い桜だね!名前が可哀想?」
と返してきましたけど (´・ω・)




そうなんです!「おかめは美人の代名詞」と言いますけど・・・
「おかめ」は、鼻が低く頬が丸く張り出した女性の顔をしています。
頬の張り出した形が瓶に似ているから「オカメ」で、おたふくともいいます。
中国や日本の平安時代当たりの記録によると、ふくよかな体型の女性は豊穣を意味するとともに、ある種の魔除け・災厄避けのシンボルとしての意味を持つことが、いわゆる「美人」の条件とされていたとあります。




近づいてみると、星形の萼がしっかり赤いことがわかります。




この紅いことが おかめのほっぺの赤を連想させます。
「オカメザクラ」で正解なんじゃないでしょうか\(^o^)/



伏見のオカメザクラ

3月3日に撮った名古屋・伏見のオカメザクラです。
(スマホで撮影)



なお、私はこのサクラが名古屋で一番早く咲くと思っていたのですが、ググってみると・・・




名古屋で最も早く咲く桜の並木道は「オオカンザクラの並木道」で、
桜通「桜通泉二丁目」交差点から北へ、出来町通「白壁」までのおよそ1キロのことなんだそうです。
なぜ、ここに早咲き桜の見事な桜並木があるか。
名古屋市ホームページによると、
「昭和36年(1961年)春、「名古屋で一番早く咲く桜を植えていただきたい」という地元の希望がかない、当初16本の苗木が植えられました。当時植えられた木で残っているのは6本ですが、その後新たに植えられたものも含めて、現在では約140本の桜が並木道をつくり、早い春が楽しめます。淡紅色の桜は、大寒桜(オオカンザクラ)で、 濃い紅紫色の桜は、寒緋桜(カンヒザクラ)です。」




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