アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

トウモロコシ - 失敗しました(´v_v`)

2020-07-26 11:01:57 | みんなの花図鑑
見出し画像は ひとつ目小僧 ではなくて、トウモロコシ です m(_ _)m
トウモロコシはイネ科を代表する植物のひとつです。 雄しべと雌しべで果実を作り、子孫を残します。
では、トウモロコシのおしべは どこにあるのでしょう? めしべは どれでしょう?



ちょっと前、私たちのトウモロコシ畑でも このように茎の頂上にススキの穂のようなのが出来てました。
いまさらながらですが、実は これが トウモロコシの 雄花 なんですね




おしべの葯は このように細~い糸でぶら下がっています。 風に戦いで ゆらゆら揺れると、葯の先に開いている穴から 花粉が飛び出します。
イネ科の雄花は みな このような仕組みで花粉を運ぶ風媒花です。



では、雌花はどこ?

雌花は 緑のさやに包まれて私達が食べるコーンがそれなのです。 コーンの粒々が子房で、 そこから緑のサヤ?の外に出ている毛のようなものが めしべの柱頭・花柱に相当する器官だったのです。




子房(つぶつぶのこと)から出ている長い毛は 「絹糸(けんし)」と呼ばれ、 コーンの粒が 600粒あれば 600本の絹糸が出ているというわけです。しかも コーン本体は緑のさやに包まれて閉じた空間にあるので、絹糸はその外まで出なくてはならない。一番下の子房(つぶ)から出た絹糸(花粉管)は 20cmプラス20cmで 全長40cmほどにもなるという。それでも短いほうで、受粉できないとどんどん伸びて 結局は1mにもなることがあるといいます。
画像は 私たちの畑の今年のトウモロコシで、ご覧のとおり、 受粉に成功した子房はごくわずか。 何の手入れもしなかった報いでしょうね (´v_v`)
なお、 雄花が花粉を出し終わってから下の雌花の絹糸(花粉管)が伸びるのが原則なので、自家受粉はしにくいそうですが、 雄しべが上にあり、雌しべが下なので、 最悪、自家受粉も可能? という仕掛けになってるようです。





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