アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ミズヒキ、キンミズヒキ - めでたい?!

2020-09-28 22:17:49 | みんなの花図鑑
ミズヒキ

ミズヒキは タデ科の植物ですが、見つけたときはたいてい受粉後の状態で、なかなか花の状態のミズヒキに出会えないです。
名前は 「紅白に見える花序が水引に似ていることに由来する」(wiki「ミズヒキ」)とあります。



これが 水引ですが、紙縒り(こより)に糊を引き、乾かして固めた飾り紐のことで、贈り物(プレゼント、ギフト)、贈答品を包んだ紙の上から結んだりします。
水を引いた後は清々しくなることから、 水引には物事を浄化し清め、邪気を払う力がある と言われてます。



ミズヒキは花のとき、花弁のように見える花被片が、上の3枚は赤く、下の1枚は白いのです。




それで、花のときは、たしかに 「紅白」の水引なのですが・・・果実になると 紅 だけになってしまいます。




受粉後の花被片はつぼんで果実をおおい、雌しべ2本が伸びてカギ状になり他にくっつきやすくなります。




お寺の植物園にあったのですが、やぶ蚊がわっと出て来て血を吸うので、早々に退散しました。



キンミズヒキ

科名:バラ科/属名:キンミズヒキ属
和名:金水引/学名:Aqrimonia pilosa
本州、四国、九州などの林の縁、原野、路傍に普通に見られる多年草。
(薬用植物一覧表「キンミズヒキ」)



和名のキンミズヒキの由来は、「金水引」の意で、細長い黄色の花穂を「金色のミズヒキ(タデ科)」にたとえたものである。(wiki「キンミズヒキ」)




花は、夏から秋にかけ、長くのびた茎の上部に黄色5弁の小さなものを穂状につけます。(薬用植物一覧表「キンミズヒキ」)




果実は宿存がくの内側にでき、そのがくの縁には鋭くて内側に曲がった刺毛が多数でき、この刺毛が衣類等に附着して散布に役立っています。(同上)

ミズヒキ と キンミズヒキ に共通するのは 果実が何らかの形で ひっつき虫になってるところですね (^^♪



最新の画像もっと見る

コメントを投稿