ハーブのローズマリーは地中海沿岸が原産の常緑の小灌木。
花は小さいので、枝を手で持ち上げてポーズを取らせていると、手に良い匂いがうつります。
古代ギリシャではローズマリーは頭脳を明晰にし、記憶力をよくすると信じられていたので、学生は試験前にローズマリーを花輪に編んで、髪に結んでから試験に挑んでいたようです。(生活知恵袋「ローズマリーの使い方とローズマリーを使った絶品レシピを紹介」)
ローズマリーは「記憶力をよくする」という話は、現代科学からも再確認されています。
脳の中の記憶をつかさどる部位が「海馬」なのですが、それは匂いの情報を感じ取る器官「嗅覚野」と直接つながっているというのです。
そのため、匂いによって嗅覚野を刺激できれば、海馬まで刺激が届くのです。
嗅覚を刺激することで新しい神経細胞が海馬で作られるため、認知症予防に繋がります。(健達ネット「認知症の予防にアロマが効果的?…」)
「属名であるRosmarinusは、露+海の意味。種小名は薬用の意味。」(植物雑学事典「ローズマリー Rosmarinus officinalis」)
アロマオイルは昼間と夜とで使い分けないといけないようです。
昼間は集中力を高め、記憶力を強化する効果のあるローズマリーやレモン。
夜間は交感神経を優位に働かせ、活性化された脳を休めリラックスさせてくれるラベンダーとスイートオレンジ。(同上)
アロマオイルはダイソーなど 100均でも買えます。
ところで、シソ科のローズマリーの花は上唇・下唇の唇形花。
上唇は2つに割れ、「下唇は大きく、広がり、3裂し、中裂片が最も大きく、凹面、下がり、縁は歯状。」(三河の植物観察「マンネンロウ」)
おしべは2個で、葯から白い花粉が出ています。
めしべは1個で、先端が「不等に2裂し」ています。(同上)
一見、雄しべと雌しべは一体となっているように見えるのですが・・・
この画像を見ると、雌しべが先行して伸長し、おしべは薄いブルーのカバーを破って?伸びてきているように見えます。
上の画像の問題部分を拡大してみました。
ブルーの膜(カバー)は花弁とも違うし、どういう器官なのか??、検索してもどこにも書いてありません。これは宿題です (´・ω・)
.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます