
私たちが育てているソバです。種まきしてから23日目です。

ソバの花には 2つのタイプがあります。
ひとつめは 短花柱花といって、雌しべが雄しべよりも短いタイプです。

赤いのがおしべです(赤い部分が 葯です)。その半分くらいの高さで、上端が3つに分かれているのが雌しべです。

ここからは、もう一つのタイプ 長花柱花 です。雄しべより、雌しべのほうが倍くらい背が高いです。

ソバの品種は「信濃一号」ですが、信濃一号に限らず、ソバの種の中には 短花柱花と長花柱花の種子が半々の割合で入っていて、畑に撒くと、ランダムに 長花柱花と短花柱花の株が育ちます。

ソバの花の蜜を吸いに来るミュージシャンの大きさはいろいろです。
小さめの虫が 長花柱花のところに来ると、背の低い雄しべの花粉が 虫につきます。

小さめの虫についた長花柱花(背の低い雄しべの)花粉は、別の株の短花柱花を虫が訪れたとき、背の低い雌しべに運搬されます。

大きめの虫が 背の高い雄しべの花粉(めしべが短い花=短花柱花)を付けたときは、長花柱花の株にだけ運搬されるようになっています。
誰が考えたのか、うまい仕組みです (´∀`)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます