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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ケリ - 冬はやさしい

2023-01-27 17:00:01 | みんなの花図鑑
ケリは冬と夏とで挙動が異なります。
見出しは 5月のケリです。


こちらは冬期の田んぼのケリ。夏のように血走った眼をしていなく、落ち着いて餌を探しています。





ケリの「分布は局地的で、かつて繁殖地の中心は東北地方だったが、現在は愛知県から近畿地方が中心。」(大阪市立自然史博物館「ケリの繁殖 」)




「1980年代初め頃までは、大阪府が日本での分布の南限だったが、現在は和歌山県にも分布・繁殖している。」(同上)




「古い文献では東北地方でおもに繁殖しており、最南の繁殖地は栃木県だったという。近畿地方で繁殖が確認されたのが、1956年。それが1978年には、近畿地方と東海地方が分布の中心で、まだ和歌山県での繁殖は確認されていなかった(日本野鳥の会.1978.鳥類繁殖地図調査1978)。このように、長い時間をかけて、分布が南下していることが伺える。」(同上)






繁殖期のケリは激しいです。
農道を散歩していると、空をケリが飛んでいます。
「飛翔時には初列風切羽の黒とほかの部分の白との対比がとても目立ちます。」(春日井市・郷土誌かすがい 第36号「春日井の野鳥 「ケリ」について」)




繁殖期のケリは、カメラを向けると
「撮るな!さっさとあっち行け!!」
とでもいうかのように、威嚇してきます。
飛びあがって上空を舞わなければ、そこに巣があることなぞ気が付かず、黙って通り過ぎていたのに・・・
ケリの名はたぶんですが「けりっ、ケリッ」と鳴いて威嚇してくることからでしょうか (´∀`)
冬の穏やかなケリとの差が激しい鳥です。





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