こんばんは。今日は北風が強く1日中寒かったですね。
作業場も冷え込み、工具もキンキンに冷えて触るのがつらい時期になってまいりました。
さて、今日ご紹介するのは・・・
こちらは3200GTのパワーウインドウレギュレーターです。
多くのトラブルのパターンとして、ドアを開けたがガラスが下がらない・パワーウインドウを上下させると
ガガガ・・・という、今にも部品が外れるか壊れそうな音がなる・という事がほとんどです。
ドアを開けた場合、3200GTの場合ガラスが自動的にほんの1センチくらい下がるのですが、さがらない場合は、
ドアノブとリンクしているマイクロスイッチにしっかりアームが当たっておらず、スイッチのON/OFFができていないのです。
この場合は調整可能ですが、マイクロスイッチ自体が壊れている場合は、やや厄介になります。普通の考えであれば、
スイッチなどはボルトなどで固定されているものですが、なんとこのレギュレーターはリベット留めなのです。
しかもマイクロスイッチ単体での部品供給は無く、レギュレーターASSYでしか部品供給が無いのです。
当社にはマイクロスイッチのストックがあるので、この部品のみの入れ替えが可能です。しかも純正と同じように
新たにリベットを打ち直します。
また、パワーウインドウを上下させた時に、ガガガ・・・という異音を発する場合は、レギュレーターの中心部を留めている
カシメボルトの緩み・脱落によるものがトラブルの原因です。もちろんカシメボルト単体の部品供給はありません。
この部位はダメージの程度にもよりますが、修理・加工が可能な場合と、ASSY交換どちらかになることがあります。
パワーウインドウを作動させ、ガガガ・・・・という異音が出た場合は、無理に作動せずに早めに点検することをお勧めします。
初期段階であれば、最悪のASSY交換(新品レギュレーターは高いです。)ではなく、修理が可能な場合もあります。
3200GTだけでなく、クーペカンビオコルサ・スパイダーも同じシステムですので、思い当たるオーナー様はぜひ当社に
お気軽にご相談くださいませ。