皆様、こんばんは。
2016年のアウトピッコロの営業は本日で終了となります。
皆様のおかげで、アウトピッコロ一同年末を迎えることが出来ました。
本年中のご愛顧に御礼申し上げますとともに、来年も変わらぬお引き立てのほどお願い申し上げます。
2017年は1月4日より営業致します。
皆様、よいお年をお迎えください。
アウトピッコロ一同
皆様、こんばんは。
2016年のアウトピッコロの営業は本日で終了となります。
皆様のおかげで、アウトピッコロ一同年末を迎えることが出来ました。
本年中のご愛顧に御礼申し上げますとともに、来年も変わらぬお引き立てのほどお願い申し上げます。
2017年は1月4日より営業致します。
皆様、よいお年をお迎えください。
アウトピッコロ一同
こんばんは。昨日の雨と、今日は北風が強く朝からあまり気温が上がらず
1日寒かったですね。今日・明日で、仕事納めの方も多いのではないでしょうか?
当社は明日が2016年最後の営業となります。
寒暖差も激しく、連日お忙しいのも相まって体調を崩しやすいので、健康に2017年を
迎えられるようにしましょう。
さて今日の作業場からは・・・
ぽつぽつとお伝えしているエンジンOHですが、バルブケース・カムケース・
ウォーターポンプ・カムプーリー・オイルポンプ等を取り付けて、バルブタイミングを
確認し、タイミングベルトを取り付けます。
ようやくエンジンらしくなったという感じでしょうか(笑)
念のため、タイベルを張ったあとに、クランクを2回転させて間違いが無いかを確認します。
ここからさらに、左右バンクのタービン・タービンホース・パイプ・エキマニ・オルタネーター・
クーラーコンプレッサー等の補器類を組んでいくと・・・・・・
ほぼ見覚えのある形のエンジンが組みあがります。
あとはタイベルカバー・パワステ・クーラーオルタのベルトを組めば
車体にエンジンが載せられます。
数えたことはありませんが、OHは本当に膨大な量のネジやナットを外します。外した部品にその都度、
マーキング・ナンバリングをします。洗浄や部品交換が終わり、組み戻し作業に入り、エンジン本体が
組みあがっていくうちに、部品点数が減ってくると、もう少しだから頑張ろうという気にもなりますね。
こういった作業をすると、エンジン内部の作りこみや、見た目の美しさもわかるので、非常に
毎回感動します。できる事なら、エンジンのカットモデルを家に飾りたいと思うくらいです (家族は迷惑でしょうが。笑)
こんばんは。予報通り雨が降ってきてしまいましたね。15時ごろ一旦雨が
上がったので、在庫車すべて雨水を拭きとったのですが再び雨が降ってきてしまいました。
せっかくの作業があっという間に台無しになるなんてとても悲しいです(苦笑)
さて今日の作業場からは・・・
新品ベルトは未開封の袋の中です。
はい、こちらはガンディーニ系クアトロポルテの初期・中期に使用されているオルタネーター・
パワステベルト・クーラーベルトです。(初期・中期は3本タイプで、後期は1本かけタイプです)
3本あるうちの1本が切れてしまい、他のベルトの具合をチェックすると、ひび割れたり、ベルトの
繊維のような素材が出ていたりと、誰が見ても劣化はあきらかであり、交換とあいなりました。
こちらがベルトを外した写真です。エンジンのオイルクーラーホースをまたぐようにベルトを
取り付けてあるので、オイルクーラーホースの脱着が必要になります。これはこのあと登場する
3200GTも同じ交換方法となります。
正直この初期・中期の3本タイプのベルト交換は、クアトロポルテ後期・3200GTの1本タイプに比べ、
非常にめんどくさいです。特にクーラーコンプレッサーの取り付けボルトが、一体どうやって緩めたり、
締めこんだりしたら良いの?っていう位置にボルトがあるのです。わたくしここのボルト脱着対策として、
ここだけの作業の為の工具を作ったくらいです。世界で私だけのスペシャルツールです。この工具のおかげで
時間はだいぶ短縮することが出来ましたし、専門店ならではですが、使用頻度高めのSSTですね。(笑)
こんばんは。今日はどんより厚い雲が低くたれこめたお天気でしたね。
気温もあまり上がらず、作業時も上着を着て作業していたため、着ぶくれしているので、狭い
エンジンルームに手を入れるたびに上着を脱いではの作業となりました。
明日は雨の予報が出ていますので、朝は気温がぐっと下がるでしょう。体調管理には皆様も
気をつけてくださいね。当社ボスは風邪をひいてしまい苦しそうでした。
さて今日の作業場からは・・・
先日お見せしたデトネーションによるエンジンブローから、洗浄・組み込みの作業の
続きをご紹介します。
とにかくまずは、灯油などで完全分解した部品を徹底的に洗浄します。
キレイに洗浄したら、あらかじめ準備しておいた新品パーツを含め、組戻しにかかります。
まずは新たに打ちかえたシリンダーライナーにピストンを組み込んでいきます。
8気筒すべて組み戻した写真がこちらです。綺麗になりました。
そしてこのエンジンをひっくり返し、メタル・クランクシャフトをオイルを塗布しながら組み込んでいきます。
こちらがエンジンをひっくり返しコンロッド・メタルを組み付けている写真です。
こちらがコンロッドホルダーです。
クランクとコンロッドつないだアップ写真です。まさにこの3200GTの心臓部です。
我々でもそうそうお目にかかれない場所です。
毎回この作業をするたび頭の中で何度もあそこのネジちゃんと締めたかなと呪文を唱えるように
確認しています。折角のOH作業が台無しになると、また途方もない時間がかかりますから。(笑)
クランク下部のブロックを重ね、規定トルクで締め、エンジンのもっともコアな部分の作業は完了となります。
こんばんは。本日は北風が強くなり、作業着の上に一枚着ての作業となりました。寒いですね。
今年もあとわずかの営業日数ですが、本日もご来店、整備ご相談の問い合わせがあり、ありがたい次第でした。
さて今日の作業場からは・・・
はい、先日よりお送りしているエンジンオーバーホールの様子です。デトネーションにより
ピストン上部が溶け、シリンダーライナーも割れているのがわかりますでしょうか?
シリンダーライナーが割れたことによりウォータージャケットとオイルラインの双方が交わり、昨日お見せしたエンジン
オイルパン内がクーラントとエンジンオイルが混ざってまるでゴマダレのような液体になった原因個所がまさにここです。
まずは一個づつピストン・コンロッドをシリンダーから外していきます。
はい、このようにどんどん外していきます。問題の無いピストンは調子よく外れていきますが、デトネーションを起こしたシリンダーは、
スムーズに外せるのでしょうか?
おお!意外にもあっさりと外れました。
そして割れたシリンダーライナーが下記の写真です。
ビックリするような状態ですね。
こんな感じの状態になるのは稀ですが、ちょっとしたオイル・冷却水の管理不足でエンジンそのものにここまでのダメージを
与えてしまいます。オーバーホールによって元には戻りますが1度ブローさせてしまうと、固体にもよりますが「ブロー癖」と呼ばれる
思わぬ副産物と背中合わせになる事があります。このブロー癖で毎回ブローしていたのではお金がいくらあっても足りなくなります。
エンジンブロー=ブロー癖 という痛いおまけがいつまでもつきまとう事も無きにしも非ずなのです。
距離の多い車両と、ブローしたエンジンをオーバーホールするのとは訳が違うのです。
本当に今回のこの車両はたまたまこんなトラブルに見舞われてしまいましたが、日常と定期点検は本当に大事なのです。
点検・整備のご相談は随時受け付けておりますのでお気軽にご相談くださいませ。特にガンディーニ系・3200GTは得意としております。
HPにアウディA4の特集もございます。ぜひごらんくださいませ。
こんばんは。なんだかいきなり暖かくなり、野球もできそうな気候に逆戻りですね。
雨は長く降り続きませんでしたが、風が強く工場内に落ち葉が吹き込んできてしまうので、
シャッターを半分閉めて作業をしております。
さて今日の作業場からは・・・
はい、3200GTの腰下を外しているところです。フルオーバーホールの為、洗浄もありますのですべてバラバラにしております。
原因は5番シリンダーのデトネーション(異常燃焼)とガスケット抜けにより、シリンダーライナー打替えと、ピストン・ピストンリング
コンロッド・メタル・ヘッドガスケットの交換メニューです。
こちらがデトネーションにより溶けたピストンです。(写真一番右です)
こうなると、すべてを分解しなければ交換できない為、必然的にフルオーバーホールとなってしまいます。
燃焼室のIN・OUTバルブまわりもズタズタです。
更に腰下ブロックを外すと、オイルパン内にエンジンオイルとクーラントが混ざった
ゴマだれのような液体が出てきます。洗浄するのもかなりの手間がかかります。
ピストンが溶けるほどのデトネーション(異常燃焼)とは、点火タイミングの失火・ガソリンのインジェクターからの吐出量など、
原因はさまざまです。特にターボ車は圧縮比と熱との戦いとなるので、オイル・冷却システムの管理は必須となります。
高速域で最悪デトネーションともなれば、エンジンロックとなり大事故を起こしかねません。
日々のメンテ、遠出前のメンテ、久しぶりにエンジンに火を入れる車両のメンテ、いろいろありますが、お正月休み前の点検は
みなさまお済みでしょうか?簡単で結構です。乗る前にボンネットを開けて、油種類と冷却水の汚れ具合と量のチェックだけでも
お勧めします。それでも不安なら我々プロにお任せを。
こんばんは。今日も過ごしやすいお天気でしたね。しかし明日は午後から下り坂のようで、
雨の予報となっています。明日は折り畳み傘が必要かもしれませんね。気温も下がるようです。
着るものも1枚多いといいかもしれません。
今日は冬至ということで、1年の内で最も日照時間が短い日です。このブログを
見ている方で、ゆず湯にした人は一体何人いるのでしょうか・・・(笑)
さて今日の作業場からは・・・
は、これは3200GTのインテークマニホールドを外した写真です。
V型エンジンっていうのがよくわかるショットですね。
このインテークマニホールドと、エンジンVバンク部にサンドイッチされるようにクーラントの
ラインが取り付けられております。クーラントラインをつなぐゴムホースの劣化により、水漏れの
トラブルが起きるのも定番のトラブルという印象です。メーカー側も弱点と知っているようで、初期と
後期ではこのゴムホースが強化品に変わっております。
このVバンクで水漏れが起きると、ノックセンサーや、エンジンスターターモーターもこのVバンク部に
存在するため、2次・3次災害まで出る恐れが出てきます。
3200GTだけでなく、ガンディーニ系のクアトロポルテ・ギブリも同様であり、長く乗っていくオーナー様方へは
水回りのリフレッシュをお勧めしたいと思います。1度も交換したことが無いようであればなおのことお勧めします。
長年の熱害により、劣化し硬くなったゴムホースはエンジンの振動などにより、本当に突然破れ水漏れを起こします。
遠出される前はぜひチェックしたい項目の一つです。お気軽にご相談・ご来店ください。
こんばんは。今日も日中暖かく、穏やかな日でしたね。外での作業も風が無いとやりやすですね。
特に内装クリーニングとなると太陽光の下で行わないと色の確認が出来ないので今日の様な日は
作業者にとっては非常に助かるお天気です。
さて今日ご紹介するのは・・・
じゃん!これ、なんだと思います?正解は・・・3200GTのエンジンOHで全バラして、クランクシャフトを
外すところの写真です。5番シリンダーライナーにクラック・ピストンが溶ける&割れるトラブルで、
シリンダーライナー打替え・ピストン・コンロッド・メタル・ピストンリングの交換メニューです。
車体ににエンジンが載っているとエンジン自体大きく思いますが、ヘッド・腰下まで外すと、かなりコンパクトに
見えますね。私の手が写真に写りこんでいるので、おおよその大きさが想像できるかと思いますが、V8エンジンに見えないですね(笑)
エンジン自体車体から外すのはものの数時間ですが、ヘッド腰下まで割って完全にバラバラにするまでが一番大変な作業ですね。
マーキング・ナンバリングなどをしながら外していかなければなりません。ほとんどのエンジン内部の部品はよく見ると、番号が打刻印などが
入っており、確実にその場所へ同じ部品を組まないと稼働しなかったりするため、集中しないと大変なミスにつながってしまいます。
こちらは外したヘッドカムシャフト・カムホルダー・カムケースなどそれぞれ組まれていた順番に保管しておきます。
金属同士の構成部品ですから、いわゆる「アタリ」・「なじみ」がついているので、違う場所に組んでしまうとバランスは
崩れます。規定トルクで組んでいくのも大事ですが、ダイヤルゲージ・シックネスゲージなどでクリアランスや振れなどを見ながら組むのが非常に
重要ですね。組む人によって差は必ず出ます。
たとえば2台とも同じ車で年式も同じ、走行距離も変わらない車があったとして、一方の車の方がエンジンの回り具合が良いという
車があったとします。メーカーの工場で同じ生産ラインで同じように組まれてはいますが、工業製品である以上、メーカーが定めている数値に必ず差が出ます。
この差のことを「公差」といい、同じエンジンでもよく回るエンジンはこの公差が少なく一般的によく言う「当たり」というやつですね。
OHの作業は部品交換も大事な作業ですが、この公差をいかになくしていき、ゼロバランスに近づけるかが重要かと思います。
バラバラにするたびに思いますが、本当に生き物のようにおもいます。
OHもやっておりますので、ご興味のある方は是非ご相談を。
PS 年内の営業は休まずやっております。みなさまお気軽にご来店くださいませ。
こんばんは。今日の日中はポカポカと暖かく、温度計をみると18度を指しておりました。
朝晩の寒暖の差がありますので、体調の管理に気を使いますね。外での作業と工場内の
作業でも上着を着たり脱いだりの1日でした。
今日の作業場からは・・・
こちらの写真はマセラィ・クアトロポルテ(ガンディーニ系)のヒーターバルブの写真です。
室内のヒーターコア内へクーラントを流したり、止めたりするための水門の役割をしています。
先日もブログでお伝えしましたが、これも本国でもなかなか見つからない部品の1つです。
この水門の役割をするヒーターバルブが作動不良で動かなくなると、冷たい風しか出ない・
もしくは暖かい風しか出ないという症状になるので、オーナー様がだいたいお気づきになるのは、
クーラーと暖房の使い分けをする季節と季節の狭間が多いですね。
交換自体はさほど大変ではありませんが、室内に部品があるので、交換時はクーラントが室内に
流れないように処理をしてあげるのが、ひと手間といったところでしょうか。
ヒーターバルブの作動不良は、ヒーターバルブとエアコン操作パネル自体の不具合の場合もあり、
これら電気部品の為、作動チェックには検電チェックを行うので時間がかかるパターンの作業もあります。
操作パネルの故障の場合、修理可能な場合もあります。接触悪いけど何回か操作すれば動くから大丈夫
なんて思ってはいけません。電気部品は熱を持つ為、発火の恐れもあり大変危険です。何年か前に、某国産
自動車メーカーの純正オーディオが熱を帯びるのでリコールが出たケースもあります。ちょっと違うかもしれませんが
操作パネルの中でショートやリークなどが原因で発火する恐れもあるので、普段と調子が違うと思ったら、迷わず
我々プロに相談するのが1番でしょう。まずはお気軽にお問合せ下さい。
こんばんは。今朝の冷え込みは厳しく、私の自宅近くの調節池は水深が浅いのもあり、凍っておりました。
しかし日中は徐々に気温が上がり、昨日と比べだいぶ穏やかなお天気でしたね。
さて今日の作業場からは・・・
こちらの部品わかる方いらっしゃいますでしょうかね。これはマセラティ・クアトロポルテ(初期型)の、
外気温度センサーでございます。車検入庫時にお客様より、メーター内の温度表示がマイナス35℃を
ずう~っと表示されてるんだけど・・・治るかな?というご質問がありました。もちろん治ります。
てなわけで、部品を発注するも本国オーダーとなり、約1か月待ちです。(もっと早くならないものか・・・)
最近の国産・輸入車含め外気温度表示がメーターなどに表示されるのはほぼ当たり前の仕様ですが、
ほぼ20年前の車に標準装備として外気温度計が付いていたのは、さすが高級車マセラティですね。
特にこれから寒くなる季節は外気温が分かることで路面の凍結を予測することもできるので、便利な機能ですよね。
またこの後登場する3200GTからは凍結が予想される外気温になると、ピピピ・・・という音でもお知らせし、メーター外気温計内にも、
雪の結晶のようなマークも点灯し、ドライバーに注意を促すシステムへと発展しております。
写真は初期型のクアトロポルテの部品ですが、年式によってさまざまな形のセンサー形状が存在しております。また、センサーの取り付け位置も
初期・中期・後期ともに違いますので、取り付け場所によって工賃が変わります。
ガンディーニ系のクアトロポルテをお乗りのオーナー様方、新品部品のストックは本国でもなくなりつつあります。特に電機系パーツはなかなか見つからない
事も多いので、電機系部品のトラブルが出た場合は早急に点検した方が良いかもしれません。修理・加工が可能なパーツもありますが、場合によっては
ASSY交換が必要となり、部品が見つからなく治るものも治らなくなりますからね。お早目の対処がよろしい世代の車です。クアトロポルテ・・・非常にカッコよく
上品な車で、年数は経ちますが色褪せない素敵な車です。取扱いをする我々としては良好なコンディションを保っていただきたい車の1台ですね。