俺LOG

今年も偉そうに物を書いていきます。

ツーカーはどこへ行くのだろう

2004年10月18日 | Column
ツーカーが新機種を発表した。
ツーカーユーザーが待ちに待った新機種である。
ところが・・・。

画像を見ていただきたい。
これは京セラの家庭電話の子機である。
・・・なんて言っても信用してしまうこのデザイン。
これ。携帯電話である。ツーカーの最新のモデルなのだ。

液晶?ありません。いらないでしょ?電池食うし。
メール必要ありません。話せばいいでしょ?口で。
マナーモード?いりません。だって電源を切ればいいじゃないの。
電話帳?いりませんよ?だって手帳があるじゃない。
こんな電話である。

前回のTT41のときも、危険だと思った。
EzWebを取っ払った。着メロのダウンロードはできなくなった。
メールはスカイメールのみ。
ところが、今回はこれすらない。
完全に昔からのツーカーユーザーを無視した携帯である。

昔はツーカーがかっこよかった。
CMには浜崎あゆみ。
通話料も安く、いい機種があらゆるメーカーから出ていた。

ところが今やこれだ。
シンプル路線という、負け惜しみ路線をひた走るキャリアになってしまった。
ところが本当にシンプルな携帯はDoCoMoが出してしまった。
完全に開き直った末の携帯。そんな感じがしてならない。

夏から俺は携帯を2台持った。1台は最先端のauのW21SAである。
1台はツーカーのTS31。どっちも同じ三洋製だ。
auのユーザーになってツーカーを見ると、わかることがある。

確かに電話は話すことが出来ればいい。
話すだけなら余計な機能はいらないし、通話料が安い方がいいに決まっている。
でも、どうせ一台持つなら便利な方がいい。
ニュースが見られる。写真が撮れる。ボイスレコーダーになる。
ちょっとしたゲーム機になる。
そんな「付加価値」という大事な部分をツーカーは忘れていないだろうか?

このままではツーカーはますますユーザー数が純減するだろう。
お年寄りをターゲットにするのはいいが、お年寄りが機種を選ぶときに、
ツーカーのこの機種を「敢えて」選ぶだろうか?
「お孫さんの顔が待ち受け画面に映りますよ」
なんて言われたら他社にするのではないか?
話せればいいなら、どのキャリアの電話だって話せるわけで。
あえて、この機種を選ぶことはしないと思う。

ツーカーが逆転するにはただ一つ。
ハイスペックな第3世代携帯をソニーやカシオから出すこと。
これに尽きると思う。
デザインのいいソニーと、特徴的なスペックを安価で出してくるカシオ。
この二社をツーカーに入れることが出来れば、
まだツーカーは逆転できると思うのだが・・・。
少なくとも通話料では勝っているのだから。

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