俺LOG

今年も偉そうに物を書いていきます。

俺LOGの作り方。

2004年10月26日 | Column
「文章の書き方」なんて本を立ち読みしたんだよ。
何かこう面白く感じなかったので買わなかった。

「買おうとしてたのか?」
と聞かれたら、買おうとしてた。
このブログの文章がいいと誉めてくれる人が何人かいるので、
例えそれがお世辞でも、もっといい文章が書きたいなぁ…、
なんて思ってたんだね。
一応そんなマニュアル本みたいなのをさがしてたわけ。

俺は国語の成績が悪かったんだよ。
作文なんて大嫌いだった。
そんな俺がどうやってこのブログを書いているのか。
今日はその話を書いてみる。

まず使うのはウインドウズのメモ張。これが一番簡単で良い。
最近は電車の中で暇なので携帯電話のメールで書いて、自分に送る。

題材は面白いと思ったことを書く。
書いていてつまんないものとか、飽きたものはボツにする。
でもボツになったネタも保存しておく。
面白いように修正できるかもしれないからだ。

タイトルは考えない。タイトルを考えると、
書きたい事の視野が狭くなるからだ。
タイトルなんてのは、ビデオテープのラベルみたいなもので、
綺麗に作れたら美しいが、中身の方が圧倒的に大事なのだ。
ラベルに「プロレス」と書いたビデオテープには
プロレスしか撮れないが、プロレスを撮って、K-1を撮って、
最後にラベルに「格闘技」とつけた方が自由に撮れる。
それと同じだ。
タイトルなんて、この時点ではどうでもいいのだ。

書く時間は大体一時間くらい。
書きながら修正し、修正したら頭から読み、テンポを考える。
すると、「ここいらない」とか、
「ここは助詞が違うかな」とか「粗」が見つかるので削る。

多分実際にアップする文章の三倍くらいはキーを叩いているはずだ。
こんな風にして文章を書き上げ、また最初から読み、修正する。

と、ここまで偉そうに書いたが、
読んでもらうことよりも、自己満足に近い。
近いじゃなくて、自己満足だ。オナニーみたいなものである。

と、オナニーなんて書いたが、
読者が飽きる頃にショッキングなワードを書く。
いいね。こうして書いていても乗ってくる。

最後に「オチ」がつく文章が好きなので、最後のオチを考える。
上手く思いつかないときは、
「~してみてほしい」とか、
「~してはいかがか」なんて読者に振り、誤魔化す。

最後にタイトルを考える。
俺はタイトルには時間を掛けないが、タイトルにもテンポを考え、
オチがわからないように書く。

いよいよ納得したところでアップする。
アップしたらもう一回読む。
文章の修正もするが、改行のテンポを見て、読みやすくする。

こうしてブログができあがる訳だが、
国語の先生とかが見たら笑うだろうな。

でもね、思うんだよ。表現するってことは学問じゃないわけ。
句読点とか助詞が間違えていても、それがそいつなりの表現なんだね。
だから国語の成績なんて関係ない。
俺が苦手だった作文は、俺が別に表現したくなかったもの。
そんなの今ならボツだ。
そんな学問じゃなく、自由に書けるから楽しいわけでね。
コードが分かんなくても音譜が読めなくても鼻唄は楽しいでしょ?
自分を表現するってことは、楽しいんだよ。気持ちいいんだよ。
だからオナニーと同じなんだ。
まあオナニーで自己表現したら捕まるけどね。

さあこれを見た読者の方も、文章を書いてみては「いかがか?」