俺LOG

今年も偉そうに物を書いていきます。

毎朝繰り広げられるバトルについて。

2004年10月21日 | Diary
電車通勤が始まって1ヶ月が経とうとしている。
相変わらず慣れないし、ストレスが溜まる一方である。

さて、なぜこんなにもストレスが溜まるのか。
電車の中では寝ていればいい。そう思うのだろうが、
俺は人一倍神経質である。嫌なものは嫌なのだ。

まず電車の到着する10分前には列に並ぶ。
最前列ならベストだが、もっと早く来るオヤジがいるので難しい。
窓際に座る。向かいの席にオヤジが座る。
ここまではいい。
問題は隣にどういう人間が座るのかと言うこと。

女の人は基本的に股を開くことはしないので、誰でも良い。
たまにオバサンで股を開く人が居るが、たかが知れている。
若い男も股は開くが通路側に開くので良い。
さて問題はオヤジだ。

ここでオヤジの基本的な攻撃パターンについて解説しよう。

①匂い攻撃
これは一般的なオヤジの攻撃で、とにかく「オヤジ臭」で攻撃する。
一番気持ち悪いオヤジはなぜか「正露丸」の匂いのするオヤジ。
②新聞攻撃
新聞を広げテリトリーを主張するのと同時に、肘でわき腹を突付く。
さらに新聞の匂い、広げる音。すべてにおいて邪魔を仕掛ける攻撃である。
③股開き&腿密着攻撃
これが最大の武器である。
徐々に遠慮の無くなる股がどんどん開かれ、しまいに腿が密着する。
オヤジの熱い温もりが薄いズボンを通して伝わってくる。
俺はこの攻撃をされると気持ちが悪くなり、絶対に眠れない。

①は鼻がバカになるまで我慢する。
②は読み終わるのを待つ。
ところが③だけは防ぎようが無い。
①と②を最初に仕掛け、徐々に③に移行するオヤジが一番迷惑である。

さて俺は考えた。
どうすれば防げるのかを。

基本的にこういうオヤジは図々しい。
会社ではいい地位にあるのだろうか、とにかく「若いのは小さくなってろ」。
という気持ちで座ってくるので図々しい。
だから膝で軽く蹴りを入れようが、座りなおそうが全然効果はない。
わかっていないのではない。
こっちで嫌がっていても、俺のイスだという絶対に曲げない信念がある。
またいったんは引くものの、すぐに密着してくるのでこれは無理だ。
睨んで見てもダメだ。無視している。

今朝ね、いいこと思いついたわけ。
これはちょっと大変だ。素人は手を出すな。

まず、腿を密着してきたら、ふくらはぎにある蚊に刺された痕をかじる。
一度ではダメだ。何度もかじる。
このとき、さもオヤジの腿を邪魔そうにかじるのだ。
ぴくっとなってからかじると、本当に痒そうでよい。
そしてここからが本番。オヤジが「こいつ何かじってるんだ?」
という感じで絶対に覗き込むので、
ここで指先を何度も確認し、流血しているかのように見せるのだ。
ティッシュで指先を拭き取れれば完璧。
というか、なんなら本当に流血しても良いだろう。
オヤジは血を流している腿には触れない。

この方法で今朝、オヤジを撃退した。
頭を使って会心の撃退。そして安眠。
すっかり寝てしまって駅員に起こされそうになった。