俺LOG

今年も偉そうに物を書いていきます。

ラリーX

2004年10月07日 | Column
携帯電話のアプリで、ラリーXができることを知り、
アプリ価格上限の525円でもダウンロードしたかったのだが、
未対応ですと言われ断念した。

それは今から20年ほど前。
小学生だった俺は、親からパソコンという機械を買ってもらう。

「これからはパソコンできるのが当たり前になる」
という親父の言葉で、ファミコンが欲しかった俺だが、
全く得体の知れない「パソコン」を与えられた。
真っ赤なパソコン。X1turboというシャープのパソコンだった。

もっとも今、プログラマーなのはこのとき買ってもらった
「パソコン」のお陰なのだが、
俺はこれでゲームをすることしか考えてはいなかった。

その時買ってもらったゲームの一つが、このラリーXだった。
俺にとってはすごく思い出のあるゲームなのだ。
なぜそのとき、このラリーXを選んだのかは全く覚えていない。
でも俺は毎日これで遊んだ。
パソコンの電源を入れ、ゲームの詰まったカセットテープを入れる。
やがてゲームが起動する。
この待ち時間のなんと長かったことだろうか。
他のことをしていればいいのに、テープのカウンタをじっと見て待つ。
大きなジョイスティックを握り締めながら…。

やがてゲームが始まる。
一台の車。その車にはアクセルもブレーキもない。
あるのは攻撃手段の煙幕だけ。
敵が来たら煙幕を炊いて、敵を止める。
敵を避けながらレーダーでマップを確認し、旗を全部とる。
たったこれだけの単純なゲーム。
今でもメロディが浮かんでくる。


「懐ゲー」が流行っている理由がわかってくる。
対応してくれれば、ちょっとしたタイムカプセルを開けるつもりで、
ダウンロードして見ようと思う。