治る力、癒しの旅

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~私が感銘・共感できる代替医療の備忘録~

私達は食べたものそのもの

2012-10-26 15:01:34 |  ・ナチュロパシー(栄養/薬草療法)

■食事と健康についての興味深い研究報告があります。この研究から、食事が身体や精神に直接影響を及ぼしている事が判りますので、皆さんにご紹介したいと思います。


『シルクロード長寿郷』 著者:森下敬一(平成4年)


著者(現在:お茶ノ水クリニック院長、国際自然医学会会長)が健康・超長寿の実証を求めて、ユーラシア大陸に点在する世界的長寿郷調査を実施した時の記録です。



(一部転載)

長寿王国・フンザの発見

 1920年インド国立栄養研究所所長のR・マッカリソン博士(英)が赴任した。氏は「不老長寿郷・フンザ王国」の存在を知らされ、早速、実地調査に出向いた。

 幾つかの困難を克服し、やっと辿り着いた氏は、山の斜面に作られた段々畑で、かいがいしく働いている大勢の百歳長寿者たち見てまず我が目を疑った。どう見ても5~60歳相当だったからである。また長寿者の家を一軒一軒訪ね歩き、その食生活を詳細に点検して愕然とした。全員がチャパティという薄焼きのパンに野菜と果物だけの完全菜食だったからである。

 肉食を重視する肉食人種由来の栄養学から見ると、まさに正反対の、いわば反西洋栄養学の現実が眼前に展開されていたのだから、ショックを受けられたのも当然の話だろう。


R・マッカリソンの実験

 研究所に戻ると、この疑問を解明すべく総力を挙げて実験に取り組んだ。すなわちマウスをABCの三群に分け、約千匹単位で、フンザ食、インド食、洋食に区別して、生後から飼育してみた。そして27ヵ月後―人間の年齢70歳―に解剖し、全身の組織切片標本を拵えて、丹念に調べ上げたのである。

 その結果、フンザ食マウスからは、只の一匹も、只の一か所も、病的変化は見出されず百%完璧な健康状態である事が確認された。次いでインド食のマウスには、約半数に、脱毛症、齲蝕症、肝炎、腎炎等の病変が発症していた。更に洋食群では、全例において例外なく各種各様の病変が検出された。またこの洋食群では、身体的病変の他に精神異常も見られ、共食い現象を惹起せしめたのである。

 このマウスの実験結果は、そのままそっくり現代人間社会の病態生理現象として通用する所が面白い。

 肉食栄養学を完成させた欧米、とくに大量肉食の米国では、肉食によるガンや血管・心臓病などの慢性病の他に、多発する肉食精神病にも悩まされている。

 それに対し、ユーラシア大陸の内奥部には、西欧文明と肉食を拒否する穀菜性真正長寿郷が現存しているのである。我が国際自然医学会・世界的長寿郷調査団が長年指摘し続けてきたこの興味深い対比は大いに注目されて然るべきだろう。



長寿食の共通点

①彼らは穀物、野菜、果物、木の実などの農作物や植物性食品を好んで常食している

②彼らの食生活は主食中心主義であり、多くは一定の穀物、例えば小麦、とうもろこしなどに簡単な手を加えて料理したものを主食にしている。

③ユーラシア大陸の長寿郷では、例えばムチャージ(グルジア)、チャパティ(フンザ)ナン(新疆ウイグル自治区)などが主食となっており、それらは全く同じ道具をもって、同じ製法でつくられている。

④彼らの多くは農業に携わり、近代科学農法とは異なる自然農法で農作物を作り、完全に熟成した自然の実りを必要以上に加工することなく体内に摂り入れる。

⑤家畜の肉類は、冠婚葬祭や歓迎、歓待などの喜びの意思表示として時折、しかも少量食べる程度であって、これを常食する長寿者はいなかった。

⑥牛乳を酸敗させて自家製造したヨーグルトはユーラシア大陸の長寿郷では好んで飲まれている。それは、乳酸菌の繁殖に好影響を与え、長寿の条件となっているものと考えられる。

⑦適量の酒は腸内環境をよくし、精神状態を開放的にするという生理学的な効果をもたらすために、少なくとも長寿のマイナス要因とはなっていないように見受けられる。


☆メモ

私は、完全菜食を始めて今年で6年目ですが、3年程前にこの研究報告を知りました。それ以来、完全菜食に自信を持って取り組むようになりました。

この研究の面白いところは、フンザ食、インド食、西洋食という風に、素材そのものではなく、国によって違う食習慣が体にどのように影響しているかを研究しているところですね。

個人的には、純粋な自然栽培された食材で作られたフンザ食と、近代農法で作られた農薬や化学肥料で栽培された農作物を使った疑フンザ食ではどの様な結果がでるのか、研究してほしいなと思います。


それにしても、食事内容によって、病む場所が違うというのが驚きですね。

このマウスを使った実験や、現代のペットの難病の問題からも言えることは、哺乳類にとっては西洋料理ほど体に合わない食事はないということですね。

幼い頃から加工食品をほとんど食べず、田舎料理ばかり食べていた私は大人になる程にシンプルな和食を好むようになっていますが、幼い頃から西洋料理に慣れ親しんだ現代日本人は、味覚も体の感覚も麻痺しているので、西洋料理が体の負担になっている事が分からなくなっているかもしれません。

私が幼い頃にどうしても食べられなかった食べ物の中で、特に印象深いのは、チョコレート、生ラーメンの麺、かつ丼の具、マカロニサラダ、揚げドーナツ、豚肉のから揚げ。これらで嘔吐してました。共通して使用されている食品添加物は乳化剤、それに、プラスチック油とも呼ばれるトランス脂肪酸ですね。

小学校に入り、おかずが苦手で苦労しました。ご飯とみそ汁で十分だったのです。。。。

今の食生活は和食を一日一回で、おかずに時々魚を食べていますが、このままいけばいずれは玄米ご飯とみそ汁と漬物だけの食事になるかもしれませんね。


とにもかくにも、自然栽培された自然の恵みを毎日食べているなら病気にはならず、健康で長寿を全うできるのです。

自然栽培された農作物と健康の関係については、過去の記事が参考になると思いますので、是非お読みになられてみて下さい。

 

 

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