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自然農では、土壌細菌の遺伝子変化が農薬の代わり!

2013-03-14 20:40:11 |  ・ナチュロパシー(栄養/薬草療法)

健康維持には心と体と魂の健康が不可欠です。食事は毎日の事ですので、特に気を使い、なるべく自然食を食べるようにしています。

日本に住んでいた時は、ナチュラルハーモニーさんの自然栽培農作物を取り寄せていました。

こちらでは、自然栽培は手に入りにくいので、有機栽培のものを出来る限りですが、買っています。

なぜ、自然栽培、オーガニックにこだわるのかは、過去記事にて。

さてさて、今日は、自然農に関する大変面白いな~勉強になるな~と深く思った記事を掲載したいと思います。

自然農で化学肥料は使いませんが、その代わりは、各種の土壌菌によって生み出される自然な窒素リン酸カリが担いますね。

そして、今回掲載した記事には、農薬の代わりを果たしているものについて、とても詳しく書かれており、大変面白く参考になりますので、ご興味のある方は是非お読みになってみてくださいね!

(転載開始)
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耕さず、自然のままの土壌で、農薬も肥料も使わず農業を行うケースが増えています。また、不耕起・自然農法を進める団体も増えています。

ただ、現状では、このような農法は、ニッチであって、国策としての農業にはなり得ないというのが、一般な理解です。

しかし、諸外国(オランダや米国)では、不耕起・自然農法のメカニズム解明が進んでおり、soil fungistasis(土壌静菌性)という科学的な検証が行われています。

不耕起・自然農法の特徴は、土壌のpHがどちらかと言うと酸性気味に傾いているので、土壌中の糸状菌バイオマス分布が、通常の土壌よりもリッチな傾向にあります。

この為、不耕起土壌では、作物の根と雑草の根の間を、糸状菌の菌糸が網の目のようにネットワークを作っており、これが根の近辺ですと根圏(菌根菌)を形成するような状態にあります。

また、バクテリアバイオマスでは、グラム陰性のシュードモナス属細菌が多い傾向にあります。シュードモナス属細菌は、植物の根圏を形成して、菌根菌(糸状菌)との間で、共生関係にあります。

このような土壌生態系は、大体80%程度の不耕起土壌で、観察されると思います。

さて、不耕起・自然農法で、全く農薬と肥料を使わない場合ですが、まず肥料に関しては、菌根菌が、土壌中からリンを可溶化して、植物へ供給しています。窒素に関しては、大気中の窒素を土壌に固定する細菌が担っています。それ以外のカリであるとか、マグネシウムであるとか鉄などの無機肥料成分は、土壌中の糸状菌や細菌にとっても、等しく必要な要素であるので、彼らが土壌中からシデロフォアで獲得したり、或いは、有機体の肥料成分の場合は、貧栄養素下で肥料成分を生合成する栄養合成細菌によって、土壌中で生合成されています。

菌根菌や根圏細菌は、それらの養分を植物へ供給する見返りに、光合成のおすそ分けを受け取っています。広くは、光合成細菌も太陽光を受けて、土壌バイオマスへの光合成産物の供給者ではありますが、圧倒的な植物の生成量には敵わないようです。

さて、農薬ですが、土壌中の細菌は、悪性菌が近寄らないように、或いは、ネットワークを作っている糸状菌が悪性タンパクの遺伝子発現を行わないように、細菌性の抗生物質を生成して、糸状菌を監視しています。



シュードモナス属細菌(及び他の種でも)には、非リボゾームペプチド合成酵素があって、それによって、各種の抗生物質(エフェクター)を生合成しています。そして、その抗生物質で、糸状菌を攻撃します。これによって、糸状菌は、その形態が転換して、毒性が弱まったり、或いは、生育形態を変えたりします。

さらには、これらの細菌は、糸状菌細胞上のキチンを使って、自らを進化させる機能を持っており、例えば、本来そこにあってはいけない、炭化水素(石油汚染物質)等を土壌中で感知すると、炭化水素を分解する酵素発現を即座に行えるように、自らを進化させます。
(最近、このキチン上での細菌の進化が、強毒コレラ菌の発現メカニズムで立証されました。)


さらには、土壌中の細菌バイオマスには、数千から数万と言われる細菌がコロニーを作って共同生活していますが、コロニー内の細菌同士で、遺伝子の組み換えを行っています。
これらの組み換えを行う遺伝子群のことを、遺伝子のプールと呼びます。

ある種の細菌(例えば、蛍光菌シュードモナス・フルオエッセンス)の抗菌をコードする遺伝子が、このプールに集められて、他の細菌へ水平移動する場合が多々あります。

染色体以外の遺伝子をプラスミドと言うのですが、このプラスミドが移動する遺伝子であり、大体どの細菌にも備わっています。

ということは、病害の無い不耕起・自然栽培では、抗菌をコードする遺伝子が、土壌中のある一定以上の細菌に存在するという仮説も考えられます。
つまり、土壌そのものが、抗菌性を持っているということです。

非リボゾームペプチド合成では、ありとあらゆるタンパク質が合成されるので、最新の医療研究で注目されている酵素発現機能です。

つまり、不耕起・自然農法では、様々な抗菌物質を、細菌が管理しており、土壌病害に対して、それぞれに有効な物質を選び出して、土壌中に伝播させていると考えられるかもしれません。

この場合、農薬は何かというと、実は製剤ではありませんね。

欧州のある研究機関では、あと数十年もすると、水和剤とかなんだとかの製剤としての農薬も、生命形態の異なる生物への遺伝子組み換えも無くなり、農薬とは、遺伝子を土壌細菌に伝播させるだけ、それも、数年に一度程度、で事足りるだろう、という驚愕の予想をしているところがあります。

但し、現在では、その技術レベルに壁があり、それを乗り越えることは、遺伝子的に相当に困難な課題でもあります。

(転載終了)

 

 

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