腸は第二の脳「リーキーガット症候群」1から引き続きまして、では、LGSが引き起こす6つのステップをみていきましょう。
1 . 腸管に炎症が起こると、適切に栄養素、及び、食物が吸収されず、疲労、及び、膨満 が発症します。
2 . LGSによって開いた穴から、大きい食物分子が吸収された場合、異物反応としての抗体が産生され食物アレルギー、および、関節炎、または、線維性筋肉痛などの新たな症状が発症します。
3 . 腸管に炎症が起こると、栄養素を血液中に運ぶタンパク質も損傷を受け、栄養素欠乏状態が起こります。その結果、マグネシウム欠乏に引き起こされた筋痙攣、または、銅欠乏によって、血中の高コレステロール状態を引き起こします。
4 .腸が担う解毒作用に障害が及び、結果として、「化学物質や汚染物質が体内に侵入し、これらの物質に対する過敏症状」が発症します。
更に悪いことに、もうひとつの解毒組織である肝臓に負担がかかり過ぎて、十分な解毒が行われなくなります。
5 .腸管に炎症が起こると、 lgA ( 免疫グロブリン A ) の保護膜が影響を受け、体内は、カンジダ属のように原生動物、バクテリア、ウイルス、および、真菌類から防御できなくなります。
そして、バクテリア、および、真菌類は、容易に体内に侵入できるようになります。
結果として、血液中にも容易に侵入し、感染の機会が増えることにもなります。
6. 最も悪い症状は、抗体の形成です。自分の体の細胞に対して自己抗体を作るのと同じように、LGSによって、血中に入ってきた食物や汚染化学物質などの異物に対する抗体が作られます。
抗体がそれらの異物に作用すると同時に、これらの抗体は我々の組織に作用を及ぼします。
この体内反応が、慢性関節リウマチ、狼瘡、多発性硬化症、甲状腺炎などの自己免疫疾患の大きな原因になっていると思われます。
(*段々と病理的に深くなっていくとても重要な後半部分は赤ペンで書いています)
腸は第二の脳「リーキーガット症候群」3に続く・・・・
参考・引用:栄養医学研究所
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