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再演!真田十勇士・全公演終了。

2015-02-18 19:08:42 | お芝居・テレビ
終わってしまいました

舞台・真田十勇士。駆け抜けた34公演。

全ての公演を終了し、幕を閉じました。


本当にありがとうございました。

本当に素晴らしい舞台でした。

何もかもが美しく、何もかもが輝いて素敵でした。


再演はDVD化は無いそうで、すべては観た人々の記憶の中に残る舞台となりました。


東京公演中に猿飛佐助役の柳下大さんが脚を怪我すると言うアクシデントに見舞われましたが、そこは

「舞台の上で起こる事に意味無き事なし」

と、捉えて進むしか無いんじゃないかとアタシは感じていました。そして初演から引き続いて舞台に立っている方々が殆どのこの真田チームに、観客として絶大な信頼を持っていましたのでその先の事を何も心配してはいませんでした。

絶対にこのチームならば乗り越えられると信じて疑いませんでした。


起こり得たアクシデントはもうどうしようもないのです。

ならば、すぐにその場で次の一手を考え行動するしか無いのです。


「迅速に的確に対処してくれたスタッフにも大きな拍手を。」


東京公演の千秋楽、カーテンコールでの座長・真田幸村役の上川隆也さんの言葉が表す通り、公演を支えた方々のプロフェッショナルな仕事っぷりが感じられました。

そして、そんなアクシデントがあったからこそ元々固かった俳優陣の結束力もより強固な物となり、この舞台を支えたと強く伝わって来ました。


「再演をこんなに速い時期で実現させるなんて、なんか、ちょっと生意気なんじゃないの?
本当に君達はそんなに強い力で結ばれてんの?試しちゃおっかな~。えいっ!!」



などと、”舞台の魔物”が思ったかどうかは分かりませんが、もし、そんな事を思ったんだとしたら、この真田十勇士は見事”魔物”に勝ったんじゃないかと思うんです。

舞台を降りる役者は一人もおらず、観客も共に公演を駆け抜けて大きな勝利を手に入れたんじゃないかと。


劇中にて幸村率いる十勇士は戦に負け死んでしまいますが、舞台・真田十勇士は勝ったんです。

まさに「負けて勝つ」、その言葉通りに負けて勝った。


劇中の物語と現実が途中からリンクする、非常に不思議な現象となった舞台でした。

パンフレットの最後のページを見る度に、観客はそんな不思議な気持ちを思い出すんだと思います。


再々演を!!なんて声もあるみたいですが、アタシはこのメンバーでの真田十勇士を覚えていたいです。





だからここで完全に幕を閉じるでいいんじゃないかなと思います。


ああ、欲を言えばサントラが欲しかったかも~。





























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