leka

この世界のどこかに居る似た者達へ。

べビメタちゃん達の3枚目。

2019-10-25 19:27:58 | music
べビメタちゃん達の新しいアルバムはipodに入れるとBABYMETALのところに入ってくれない。

色々なアーティストが参加しているので、そうなってしまうとかなんとか。

アルバムで探せばちゃんといるんだけどね。



もう沢山の人達が色々な言葉でこのアルバムの事を語っているからアタシは今更感想なんていいかと思っていたんだけど、やっぱりdisk1から聴いてて、DA DA DANCE始まった時のけぞったよね。そんで、それからのけぞっては体を折って笑ったりを繰り返して、なんだか新しいタイプのヘッドバンギングをしている様な感じになっちゃった。

だから、なんか、ああ、これは凄いな。べビメタちゃん達やりおったなって思った。

そこは言いたいって言うかなんて言うかね。

なんじゃこりゃ感がBABYMETAL史上、一番なんじゃないかと。


でも、1曲1曲のクォリティの高さが半端ない。

攻撃力が高い。

聴き進めて行くうちに、なんじゃこりゃと言う気持ちと、これは凄い事してるって言う気持ちがごちゃ混ぜになってなんだか壮大な映画を観た様な気持ちになってしまう。

OH!MAJINAIだってあんな感じで踊りそうって想像しながら、ピットの皆もそう言うステップでサークルを回るんだろうなってニヤニヤしてしまうし、これなんて読むのよー(笑)って思った「↑↓←→BBAB」と言う曲も、聴いているとなんだか懐かしい、胸がキュンとする様な気持ちにさせられる。何故だか分からない。

「歌って踊ってバッタンキュー」「クルッと回ってすっとんきょー」なんて歌詞が出て来るNight Night Burn!はよく聴くと複雑なリズム。途中でフラメンコが出て来そう。

「メタル」と言う鋼鉄の名前にとらわれすぎず、しかしながら遠くは離れず、絶妙なバランスを保って成立している。


PAPAYA!!では横浜アリーナでのF.HEROを思い出す。彼は多くの心ない言葉を投げつけられ傷つきながらも新たなスタートをきるBABYMETALに一番初めに力をかしてくれた人。
彼はアリーナクラスでのライブ経験もなく、信じられない程のプレッシャーを抱えて、パフォーマンスの直後に嘔吐したと言う。
この曲でBABYMETALは新たな幕開けを迎えたと言っていいし、今まで足を踏み入れていなかったアジア圏への道を開いたと思う。
F.HEROには感謝の気持ちしかない。ライブでこの曲がものすごく盛り上がった時本当に良かったと思った。

kagerouのイントロの重いリフにはしびれるし、「光の三部作」と呼ばれるStarlight、Shine、Arkadiaの流れではやはり藤岡幹大さんに想いをはせずにはいられない。


先生、やったよ。凄いアルバムが出来たよ!

ビルボードで13位、ロックチャートでは1位になったよ!!!!!

LA forumでライブしたんだよ!!!

観てくれてたよね。そこに居てくれてたよね。


METAL GALAXYに居る偉大なギタリストに捧げる美しく個性的な曲の数々。


夜空に次々打ち上がる色とりどりの美しい花火を観るよう。


突然の別れがあって、大親友と道を別ち、それでも各々に感謝と愛を伝えるように力強いリフを刻む。



連日のライブでSU-METALの喉は相当疲れていただろうと思うし、遠慮なく流れ出て来るスモークも喉にいいとは思えない。

アタシの行く予定だったLVは中止になってしまったから、現地の方々のファンカムが頼りだった。

「大丈夫、きっとLITTLE GODが守ってくれる。」

激しい雨が一日中降り続いていたforum公演のあの日、繰り返しそう思ってた。


SU-METALの歌声は正しい旋律を掴めず裏返る時もあった。でもそんな事がどうでも良くなってしまう程に彼女の気迫は凄まじく、何がなんでも前進する声であり、神がかり、強く響いた。

ROCKだった。

METALだった。

激しく切り替わるライティングの中、舞い踊り歌う彼女達の乗る移動式のステージはまるで戦いに向かう戦車みたいだった。



11月に会えるのが楽しみ。


おめでとうBABYMETAL!!!!!

2019-10-24 18:37:21 | music
ビルボードアルバム総合では13位、ロックチャートでは堂々の1位を獲得!!

おめでとう!!BABYMETAL!!!

そして、ありがとうBABYMETAL!!!!



アタシはランキングなんて気にしなくていいと思っていた。

でも、アルバムを制作するにあたって尽力し、力をかしてくれた全てのミュージシャンや音作りのプロフェッショナル達、そして全てのスタッフ、メンバーの努力と才能が報われるためにも、良い位置にランクして欲しいと誰かがツィートしていたのを読んだ時「ああ、そうだな、うん。それはそうだな。」と思った。

随分長い間(今もかもしれないけれど)、複数のバンドやミュージシャンの出演するイベントの最後は全員で「上を向いて歩こう」を演奏する事が多かった。

確かに良い曲だけれど、なんでこの曲なんだろう?と思っていた。

この曲はなんと全米1位に輝いた曲だった。この曲が入ったアルバムも14位にランクイン。

ミュージシャン達はこの曲を心底リスペクトしていたんだと思う。



でも、ビルボード1位に輝いた当時もこんな快挙を当の日本の人達は大々的に報じたり、この曲の良さを称えたりしなかったんだそう。


これがどんなにか素晴らしい事か分からなかったと言う理由もあるらしいけれど、今もそんな風潮がある事にはもう慣れてしまった。訳の分からない”圧”の事も。

いいんだよ、アタシ達が分かってりゃいい。

それに物事が本当に見えている人達は全員分かってる。今後、またBABYMETALを取り巻く環境は変わって来る。

「上を向いて歩こう」の後何十年も日本人がこの記録を塗り替えるどころか、チャートに姿を現す事さえ出来なかった。

BABYMETALは13位をマーク!!!九ちゃん超えを達成したのはなんと56年ぶり。

この事がどんなに破壊力と説得力を持つ事なのかは、近い将来きっと誰しもが理解する時が来る。



おめでとう!!本当におめでとう!!!

二日に一度のペースで44日間アメリカをライブで回り続け、アメリカ初のアリーナ公演を成功させた彼女達と彼女達を支えてくれる全て方々、ほんとにほんとにおめでとう!!!!!


こんなに良い日はないよ。

こんな気持ちになるなんて。

こんな夢みたいな事が起きるなんて。

ありがとう!!!!!



今は過酷だったツアーの疲れを癒していてくれたらいいなと思う。

美味しい物食べたかな。友達には会えたかな。

好きな場所へ出かけて好きな時間を過ごせているかな。


おばちゃんはおっさんと同じ様に涙もろくなって来てるから、たまアリで彼女達の姿を観た瞬間に泣いちゃうかもしれないよ。






























麻鈴ちゃん。

2019-10-24 00:23:54 | お芝居・テレビ
凄いもんだなと思ったんですよ。

やっぱり、根本が違うのかもしれないなと。



物語は思っていたより人の運命や宿命が欲望や悲劇と相まって結構なドロドロ具合。

これ、どうやって救われるの?と思う程。救いがどこであるの?と。


「登場人物の多くが負のオーラを漂わせる中、一服の清涼剤のような存在である。」
プログラムより。


いや、ほんとそれ。


小ぶりで可愛らしく咲いてる花・・・にしか見えなかったよ!!!!




東京公演千秋楽と言う事で、カーテンコール中に出演者一同から一言がありました。

いやぁ~驚いた!!!15歳とは思えないくらい、とってもしっかりした事を言うし、なんだろ、度胸があるのかなぁ。

さくら学院の元メンバー。日高麻鈴さん。舞台・里見八犬伝に出演中。

八犬士の若いにぃちゃんはひとまずは中野ゼロでの公演を終えた解放感で観客に何だかやらせたりはしゃいでいたけれど、麻鈴さんはとても素敵な言葉で話した。

アタシが一番感動したのは、彼女は”ぬい”と言う少女を演じているので「ぬいとして観客の皆さんの前で演技している時間がとても幸せな時間です。残りの公演もぬいとして生きたい。」と言う言葉を言ってくれた時。

横並びに並んだ出演者の中でも、一番彼女は小さい。

だけど、観客と共に自分の存在がある事を我々に伝えてくれたのは、そんな一番小柄で歳の若い彼女だけでした。

アタシは観客席でうなった。そして流石、さ学だと思った。

他の出演者の方々には申し訳ないが、あの日のコメントの中で一番心に残った。15歳の女の子とは思えない立派な言葉だった。



勿論、この舞台は素晴らしい。派手な立ち回りが随所で見られるし、セットも目まぐるしく変化する。

しかし、舞台初出演と言う役者もいるため(アタシの推しは舞台経験豊富な為ほぼ完璧だが)、大事なところで何を言っているのか聞き取れなかったり、殺陣に切れがない時もある。


でも、麻鈴さんにいたってはおかしな所などひとつもない。

自分の表現するべき事をきっちりと表現している。難しい立ち回りや長い出演時間が無い代わりに、”ぬい”と言う少女を完璧に生きている。


流石。としか言いようがない。

流石、アメリカ・ロサンジェルス THE FORUMをSOLD OUTさせ圧巻のステージを見せたBABYMETALの後輩です。

流石、全米ビルボード初登場13位をマークしたBABYMETALを先輩に持つさくら学院卒業生です。

流石、流石のさくら学院。


彼女達は皆何かの達人の様な気がする。だけどちっとも自分を特別だと思ってない。

そんなところが凄いんだと思う。


終演後の観客でごった返すロビーで、BABYMETALのロゴを背負う背中が見えた気がした。

麻鈴さんを応援に来たんですね。




舞台はこれから地方公演を経て、11月30日より明治座で東京凱旋公演が始まります。

出演者の方々がどんな風に鍛えられ、進化して帰還するのか楽しみです。



麻鈴ちゃんにも会いに行くからね。