体力の温存を。

今日はBABYMETALの神戸公演１日目ですね。アタシは２８日のさいたまスーパーアリーナ指定席での参戦を終えましたが、PITの皆さんは本日お仕事帰りの方もいらっしゃるかと思います。

SABATONはHEAVIMETAL好きの人なら思わず体が反応してしまうバンドです。２８日も、彼らのライブで早くもサークルが出来たり、激しいモッシュがあったりしました。シートからはよく見えましたが、PITは人が押し込まれています。そして常に蒸し風呂状態で汗をかくし酸素も薄い感じがします。どうか、無理をしないでください。BABYMETALが出て来る前に何かあってはいけません。SABATONはとても楽しいですが、くれぐれも無理なさらないで楽しんでください。
モッシュやサークルモッシュに混ざらなくても、十分楽しめるはずです。


それから、アタシにとっては凄く素敵な夜となった２８日のSSAでしたが、PIT内でとても悲しく腹立たしい事も起きていたようで、後から知り愕然としました。

でも確かに、シートから見ていて何かがPITの上を飛んで行っていたし、時折歓声とは違う怒号の様な叫び声が聞こえました。
２３日の幕張公演で初PITを経験したアタシでしたが、後ろのメイトの方々が「大丈夫？」と気にかけて下さり、圧縮に耐え切れなくなった時は後ろへ行くために道を開けてくれました。皆さんがそうしてくれたんです。

なのに、２８日のPITではそんな事が起きていたなんて本当に腹が立ちます。
メイトではなく、どうやら縄張り違いの輩らしいですが、そう言えばライブ前に食事をしていた店でやたら声が大きく女性店員をからかったりする若い男の子達の集団が入って来ました。一度席についたのにすぐに数人でトイレに立ったりして嫌な感じがしたので、早めに食べてアタシはすぐに店を出ました。
BABYMETALのライブを観に来た人達でそこここの店はいっぱいだったので、その子達もそうなのかと思いましたがあんなのがメイトの訳ないと思っていたのです。

もしかしたら、アタシの感じたヤな感じからして、その子達だったのかもしれません。

下品でうるさくてヤな感じ。


こいつはPITで観る資格なしと思ったら、外国人のセキュリティを呼んで「kick him out！！！！（キッキムアウト！！！）と言いましょう。「「そいつをつまみ出せ！」と。
シートからでもいいと思いますよ。セキュリティはPITの外側に居るので中で起きている事はよくわかりません。もし見つけたら言ってあげてください。


それから２８日はメギツネさんも辛い思いをしたみたいで、本当に信じられません。
そんなヤツこそ蹴っ飛ばしてやりたいですね。でも悲しいかな、こう言う事は昔っからスタンディングのライブ会場で起きて来た事です。何か対策はないんですかね。
我慢しないで誰かに言えたらいいと思うけれど、なかなか難しいかも分かりませんね。
言えたら言おう。PITに居る人はそんなヤツばっかりじゃないから、そばに居る人やセキュリティに。言えなかったらそこから移動するしかないかもしれませんが、我慢し続けるよりかはマシだから・・・。
周囲の方も近くにメギツネさんが居たら、ちょっと気にかけてあげて下さるとありがたいです。



ケガの無いように、無理をしないように、笑顔で帰り道を行けるように、ライブを楽しんで下さい。

良き夜になるよう、心から祈っています。

メタルがあれば大丈夫。

バンドの背面にある３枚のスクリーンに、BABYMETALのライブではおなじみの女性の声での通称”紙芝居”が流れた。



３機の宇宙をゆく戦闘機にはそれぞれのバンドのロゴが描いてある。

三角形の連帯を組んで、銀河をゆく。



女性のナレーションがこう言った。


「さあ、生まれ変わろう。メタルがあれば大丈夫。」




そして暗がりから「META！メタ太郎」のドラムが響くと歓声が上がった。




BABYMETALのアルバムでこの曲を聴く時、いつも頭に浮かぶ光景があります。

屈強な男達が漕ぎ手をつとめる船に若い男が乗ろうとするけれど、「お前にはつとまらない」と追い払われてしまう。

しかし青年はあきらめず、港から今まさに船出をしようとする船に乗りたくて何度も何度も頼み込んで、「そんなに言うなら。」と乗せてもらう。

船は高い波にのまれそうになり、吹き付ける風や嵐に翻弄されながらも旅を続ける。

船の船首には異国の顔をした女神の像があった。

旅が続き、船の乗組員にも疲れが出始めるが、ある朝、霧の中からいくつもの船が姿を現す。

その船首にはすべて青年の乗る船と同じ女神像があった。

広い海の上にあちらからこちらから船が集結し、一方向へ向かう。

空は暗くなり、雷鳴を轟かせ、海は一層荒れて旅は困難を極める。

でも、男達は決してあきらめない。

お互いを鼓舞し合い、荒れ狂う海を渡って行った。


そして沢山の船の行きつく先で、月明かりの下に船首の女神像と同じ顔の女性がいるのを青年は見る。

旅はその女神の元へと向かう旅であった。



「メタ太郎」とは「ウルトラマンタロウ」から来ていると言われているので、おおよそこんな絵面は浮かばないと思うけれども、なんだかアタシはいつもこんな映像を想像しています。勿論、女神はBABYMETALの女の子達。いつも皆で歌う♪oh~oh~oh~♪のところで船が次々と合流するのを上空から見ている視点で浮かんで来るのです。


藤岡さんが旅立ち、YUIMETALが離れ、BABYMETALは激動の時期を生き抜こうとしています。

生まれ変わって強くなる。

もっと強くなる。

皆で力を合わせて。


「お前なんかもう可愛くないから嫌だ」と言う言葉が書かれた石を沢山投げつけられて、彼女達は傷ついています。

でも、様々な力を借りて立ち上がって闘おうとしています。

それはBABYMETALを続けることがチームを離れた彼女との約束だからなんじゃないかとアタシは思います。




メタルがあれば大丈夫。


なんて可愛らしくて、力強い言葉でしょう。

BABYMETALらしいとアタシは思います。

銀河から来たバンドとヴァイキングの国から来たバンドが大きな力を貸してくれました。

素敵な夜でした。


明日から神戸２公演。

素敵な夜になりますように。

あなた自身で確かめて。

YUIMETALが脱退した事により、BABYMETALは新たな形で新たなストーリーを生きる事となりました。

アタシは10月23日幕張メッセでのライブに行きました。つい数日前にYUIMETAL正式脱退の発表があって、新体制で観客の前に初めて彼女達が姿を現したライブでした。

新体制になってからの詳しい事はまだ日本公演が終わっていないのでアタシは書きません。


アタシはYUIMETALは戻って来るものと思っていました。

だから、脱退の知らせにはとても驚きました。そして多くの人と同じ様にとてもショックでした。


水野由結と言う人はきっと理想の高い人なんだと思います。

彼女達は急にあんな風に踊れた訳ではないはずで、絶対に日々の積み重ねがあってのあのダンスであったと思うのです。

アタシはBABYMETALを最初に観て何が一番驚いたかと言うと、SU-METALの歌よりも、あの全力の激しいダンスだったのです。

そしてずっと踊ってる。

手を抜かない。

あんなに若いのに、とにかくステージを徹底してつとめている、そのプロ意識にやられてしまったのです。



体調が悪化し、以前の様に踊れない自分を彼女は許せなかったかもしれません。

体調を元に戻しましょう、それからまたダンスの事を考えましょう、と時間が過ぎてゆきました。

彼女が居ない間に、チームは編成を変えてワールドツアーに出ます。

初日のステージにYUIMETALが居ない事、今までトレードマークだったツインテールやポニーテール、スカートでのパフォーマンスではない事、ダンサーが二人追加されている事に観客達は戸惑いました。

それはきっとチームにとって大きな試練であったはずです。

でも、DARK SIDEと銘打った形でチームは果敢に戦い続け観客達を魅了して行きました。


海外で観客を前に大きな試練を乗り越えて来たチームとYUIMETALは1年近く合流出来ずにいました。

なかなか戻らぬ体の不調に、また以前の様にYUIMETALとしてステージに立つ可能性について、彼女自身が答えを出さなくてはと思ったのかもしれません。


「悲しませてごめんなさい」

と彼女はコメントの中で言っていました。自分が居なかった時の混乱を経験していた彼女は、観客全員に謝ったのだと思います。

「脱退するならば最後のライブを」と言う人がいるけど、彼女が無理を押してパフォーマンスし観客に頭を下げる姿なんてアタシは見ていられない。

そんなにしんどいライブはない。

残酷だ。

何かあれば運営に文句ばかり言う人が沢山いるけど、彼女のそんな姿を絶対に見せなかった運営のやり方にアタシは感謝しています。



「BABYMETALを脱退します。」と本人から聞いた時の残された二人の女の子達は、どんな気持ちだったんだろう。

幼い頃から一緒に励まし合ってやってきた仲間。

その事を想うと胸が締め付けられる様な気分になります。

でもきっと彼女達はお互い頑張ろうと言い合ったのではと思います。



彼女達はもう子供ではないので、自分たちの方向性について意見を言う機会はあるんじゃないかと思います。

こうしてみたい、ああしてみたい、と言う要望を言えるんじゃないかと。

DARKSIDEになって子供っぽい髪型や服装を変えたので、敬遠してる人がいっぱいいる。

だけど二十歳になった女性と来年二十歳になる女性が、もう子供っぽく戻る事はないんじゃないか。

BABYMETALはあの女の子達の成長ストーリーだとアタシは思うので、これからも変わって行くと思う。



新体制については色んな人が色んな事を言っていますね。

確かにゆいちゃんが大好きで、ゆいちゃんが居た頃のチームが大好きな人にとっては随分雰囲気が違うのでショックだと思います。

でも、観てあげて欲しいんです。

誰かが去った後のチームのメンバー、後から入ったメンバーはとにかく、観客の強い反発も何もかも矢面に立って受け止める覚悟でステージに立ちます。

アタシが観た時のチームの気迫は凄かった。特にフロントのSU-METAL、MOAMETALは凄かった。

とってもシビレました。

心の中の決心が手に取る様に見えるパフォーマンスだった。

その決心をバックのバンドも、スタッフも全員で支えてるのが伝わって来た。

PITは最初から最後まで熱の塊が渦を巻いているようでした。


ショックでもうBABYMETALは観に行かないとか、あんなメイクは最悪だとか、もうBABYMETALは終わったとか、ネット上には沢山のネガティブな言葉が飛び交っているけれど、真反対の感想の人もいます。

そんな色んな人の言葉に流されず、どうか真剣勝負をしているチームを観て下さい。

あなた自身で確かめて欲しいんです。

進むと決めた彼女達の覚悟と勇気を。



こんな動画を見つけました。ARCHENEMYのライブです。このバンドにはアンジェラ・ゴソウと言う女性のヴォーカルが居ました。

女性でありながらデスヴォイスで歌い、多くのメタルファンを驚かせました。でも突然、歌う事を辞めてバンドのマネージャーになってしまいました。バンドは違うバンドで歌っていた女性を新しいヴォーカルとして迎えます。

アリッサ・ホワイト＝グラズ。アンジェラには沢山のファンがついていたため、アリッサは加入してからずっと「アンジェラの方がいい」と言われ続けました。

YOUTUBEにある、アリッサの歌うARCHENEMYのMVにはそんなコメントが沢山書き込まれました。

彼女はそれを矢面に立って全部受け止めながら、歌い続けていたと思います。

この動画は素晴らしいです。

アリッサと言う女の子が何を信じて歌っているのかは分からないけれど、こんなに沢山の観客と共にあるのは、彼女が逆境に負けずステージに立ち続けた結果だと思います。


バンドと言うのは人生です。ツライ事も経験する。でも、ステージは待っているんです。

こんな風に、こんな瞬間のためにライブはあるんです。



Arch Enemy - Nemesis (Live at Resurrection Fest EG 2017)

BABYMETALライブ幕張参戦の方々。

PITにてライブを観る方は替えのTシャツを持って行った方がいいです。

物販で買った物でも良いですが、下に長袖のTシャツなど着る場合はその替えも必要です。

昼間温かくても、夜は冷えます。汗をかいた服では間違いなく風邪をひきます。

でも皆そんな事はもう知っているのかな。



BABYMETALを初めてPITで観た。

凄まじかった。

でも、メイトはみんないい人であった。

ありがとう。


アタシのすぐそばでサークルモッシュが起きた時に感じた風。

転ぶ人がいて、助ける人がいるのも目の前で見た。




BABYMETALは様々な事が新しくなっていた。

目の前で起こる事は全て、全てが美しく強いパワーを放っていた。


そしてアタシはあの二人の女の子をとても愛おしく思いました。

きっと大きな決心をしたのだろうと思いました。



綺麗だった。

強かった。

引き込まれた。



あらゆる人々があらゆる事を言うだろうと思う。

強い反発もあるだろう。

でもきっとそれを覚悟で彼女達は本日ステージに立ったはず。



もっともっと観ていたかった。

ありがとうYUIMETAL。

昨夜、BABYMETALの新曲がネット上に突如現れました。

深夜、布団の中で聴くSTARLIGHTと言う曲に涙がにじみました。

それは、まるで今年メタルギャラクシーへと旅立った藤岡幹大さんに向けての曲の様に思えたからです。

しかし公式からの発表は本日の夜になってからでした。



夜になって「新体制についてのお知らせ」とのタイトルがついた公式からのメールが届いたのです。

まさか、本当に、と思いながら公式へとんでみると、そこにはYUIMETAL脱退のお知らせがあり、今後はSU-METALとMOAMETALを中心にした新体制でBABYMETALをスタートさせるとありました。

いざ正式に発表されると思いもよらない衝撃がありました。

でも、「ファンの皆様へ」と言う、YUIMETAL本人からのコメントをきちんと出してくれていました。


ファンの皆様へ


BABYMETALを観た事のある人ならば、そのダンスの激しさをよく知っているはずです。

しかもライブが始まるとノンストップです。

「もう一度ステージに立ちたかった」「何度も考え直した」と彼女の言葉にはありました。でも、体調が万全じゃない事と”水野由結”としての夢に向かって進みたい気持ちがある、のでこの決断をした、と。

心や体に不安を抱えながら、あの全力のパフォーマンスは出来るはずもありません。

彼女達の今までが本当に快進撃であったのは、あの全力のパフォーマンスで突き進んで来たからだとアタシは思います。

BABYMETALはもはや、幼さを残す女の子達がメタルの曲で歌い踊るだけのグループではなく、世界を舞台にパフォーマンスをするチームになっています。チームの人間でさえ一つ一つ全てを把握できないくらいの大きなプロジェクトになりつつあると思います。

YUIMETALとしてチームに居る事が、果たして自分と仲間達にとって本当に正解なのかをこの１年くらい彼女は考え続けていたんだと思います。

しかし、BABYMETALは離れるけれど”水野由結としての夢”を叶えるべくこれからも芸能活動を続けるようなので、YUIMETALとしての彼女はもう見られませんが「水野由結さん」としてはまたいつか、ファンの前に姿を見せてくれそうです。


公式からの発表を受けて皆一様にショックを受け悲しんでいますが、ゆいちゃんに感謝の言葉をかける人達がとても多いです。

アタシもその様に思っています。


彼女の決心と新たなスタートを心から応援したい。


そう思って聴くと、新曲は満点の星空に羽ばたいてゆく美しいペガサスが見えるようです。

そしてまた、新たなスタートをきる二人の女の子達の事も応援せずにはいられません。


アタシは「彼女達は自由なんだから明日BABYMETALをやめてもいいんだ」と前からも、今も思っています。

しかし今の彼女達は、二人でもやって行こうと心を固めているのかなと思います。


MVの最後に映るのは、その二人の女の子の瞳でしょうか。

強く前を見ています。

ただそれだけで何だか胸が熱くなります。

一緒に行きましょう。

あなたたちは多くの人達と共にあります。

一緒に戦い続けましょう。


BABYMETAL - Starlight (Official)



強いビートが響いて来て勇気が湧いて来るようです。

ライブでは小神様と一緒に演ろうと思います。

きっと皆、そう心に決めていると思います。



ゆいちゃん、BABYMETALのYUIMETALとしてのあなたは最高でした。

会えた時は本当に本当に嬉しかった。

またいつの日か会える事を楽しみにしています。

ありがとう。