leka

この世界のどこかに居る似た者達へ。

それぞれの5年。

2016-03-11 21:18:32 | 日記
東日本大震災から本日で5年の月日が経ちました。

地震の起きた時刻には、黙祷をさせて頂きました。
朝からテレビでも、5年経った東北の姿、地震当時の姿が映し出されていました。

私は震災から少し経って宮城を訪れたのですが、まだ津波が来た地域には建物や車がそのままの状態でした。
まるで紙の様にクシャクシャになった車や、強大な水の力で流されてしまった1階部分が空っぽの建物。

人知を超えた凄まじい力に恐怖感をおぼえました。

その7割が津波にのまれた沿岸部の町に実家のある友人。
彼女は仙台に住んでいましたが、地震が起きてからずっと連絡が取れませんでした。
4日後にやっとメールが繋がった時、彼女の実家が流されたと知らされました。
御両親は無事と聞き、ほっとしたのを覚えています。
でも、お父様はその後病気で亡くなりました。
仙台へ旅行に行った時友人から知らされ、「どんな下らない事でも、一個でも多く笑って。諦めないでいたらいい事きっとあるから。」と言いながら、二人で涙を流しました。

沿岸部に住んでいた友人は今、茨城に。
震災当時授かっていた命。女の子は今年保育園にあがるそうです。


何も忘れていない。
一つも忘れていない。

どうか、忘れていないことを忘れないで。