~step by step~[ 側弯症ライブラリー]患者の皆さんへ

側弯症(側わん症/側湾症/そくわん)治療に関する資料と情報を発信するためのブログです

SRSが提供する患者向け側弯症説明ビデオ(ブレース装着)

2017-07-27 14:16:39 | 特発生側弯症と装具療法
http://www.srs.org/patients-and-families/additional-scoliosis-resources/patient-education-videos

引き続きSRSホームページの中で提供されている患者(家族)向け説明ビデオから。
ボストンブレースについて2分ほどの長さのビデオで装着方法について説明されています。




見ていて気になった箇所を2か所ピックアップしてみました。

1.装具使用時の肌(皮膚)の保護
 昔、患者さん(のお母さん)がたの間でよく意見交換されていたことに、装具の中に着る下着についてでした。素材とか大きさ、着用の仕方で、かなり患者さん(お子さん)の装具への装着感が違うようでした。このビデオの中では、皮膚を守るために長めの下着で装具の端をカバーしたり、直接皮膚と接触しないような配慮をすることが見ることができます。




2.装具使用時のバンドの締め付け
 皆さんが使用されている装具がどういう具合になっているのかわかりませんが、ビデオではバンドに「印」がつけられていて、長さ(締め付け)の目安がわかるようになっています。確かに、こういうメ目盛りがあると便利なのだろうな、と思えた次第です。





装具治療をしてもカーブの進行が止められずに手術となる患者さんはある確率で存在しますが、同時に、装具療法が有効で、カーブの進行を止めることができた患者さんもある確率で存在します。
苦しい思いをしてまで装具をしたほうがいいのか、手術になったらそれを受け入れるだけ。と考える患者さんや親御さんもいると思います。その一方、悩みながらも(苦しみながらも)、装具療法に賭ける方々もおられます。この部分では、何が正しいとも、誰が正しいとも言えないことですが、装具療法をこれから始めようとされている方、いま装具を付けていて、どうも皮膚がこすれて痛いというような思いをされている皆さんは、このビデオから何か参考になることを発見できるかもしれませんよ。

august03


☞august03は、メディカルドクターではありません。治療、治療方針等に関しまして、必ず主治医の先生とご相談してください。
 医学文献の拙訳を提示しておりますが、詳細においてはミスが存在することも否定できません。もしこれらの内容で気になったことを主治医の先生に話された場合、先生からミスを指摘される可能性があることを前提として、先生とお話しされてください。
☞原因が特定できていない病気の場合、その治療法を巡っては「まったく矛盾」するような医学データや「相反する意見」が存在します。また病気は患者さん個々人の経験として、奇跡に近い事柄が起こりえることも事実として存在します。このブログの目指したいことは、奇跡を述べることではなく、一般的傾向がどこにあるか、ということを探しています。
☞原因不明の思春期特発性側弯症、「子どもの病気」に民間療法者が関与することは「危険」、治療はチームで対応する医療機関で実施されるべき。整体は自分で状況判断できる大人をビジネス対象とすることで良いのではありませんか?



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