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乳幼児期側弯症 キャスト(ギブス)の取り扱い方法

2008-12-22 23:31:53 | 乳幼児期側弯症

乳幼児期側弯症の治療として、キャスト(ギブス)固定をしているお子さんの為の
日常ケアについて和訳してみました。
(オリジナルは http://www.infantilescoliosis.org/resources.html
のcast care.pdfより)

これらの和訳は、あくまでも参考としてのみとご理解ください。
実際の治療においては、日常注意することとかは医師または看護師さんより指導が
あると思いますので、その指導に従ってください。
キャスト(ギブス)を装着した生活をしていくうえで、どのようなことに注意すべき
なのか、ということを事前に予習する、という意味でこの和訳をご利用いただく
のがよいかと思います。


キャストの取り扱い
1. もしキャストが濡れていたときは、ヘアードライヤーか扇風機を利用して完全に
  乾かしてください
2. キャストのの表面は石鹸水をつけた布巾できれいに拭いてください
3. もしキャストの端がギザギザしているようならモールスキンを使用すること
  (注:モールスキン moleskinが何を意味するのか不明ですが、厚めのフェルト
   ではないかと思われます。いずれにしましても、キャストの端が皮膚に
   あたったのではトラブルの元です。そのような場合は主治医にご相談ください )
4. キャストの中に、小物....例えばコインとか、食べ物のかけらとか、あるいは
  身体を傷つけるような鋭利なものが中に入らないように注意すること

皮膚の手入れ
1. 赤ちゃんは毎日お風呂にいれてスポンジで肌を洗ってあげること
  このときも、キャストを絶対に濡らすしてはいけない
2. 一日にかならず一度は、キャストと皮膚が接する部分をチェックすること
  もしキャストが皮膚とせっするところがギザギザしているようなら、その間に
  モールスキンをはさんで皮膚を保護すること
3. もしキャストと皮膚がこすれて、こどもの痒みがひどいときは主治医に診て
  もらうこと。痒いからといって、決してその部分をこすったりしないこと

洗髪について
1. キャストが濡れないようにキャストの先頭をビニールカバーで覆うようにする
2. 洗面台に仰向けに寝かせる。タオルを丸めて頸のしたにあてがうと楽になる
  かもしれない
3. 洗髪中も、キャストが濡れないように十分に注意すること。


装具の手入れについて
1. ブレースに下には、縫い目のないコットンTシャツを着用させる
2. 毎日必ず皮膚をチェックする (赤みがかっていないか)
3. ブレースを取り外すと、赤みは約20分ほどで消える。
  もし消えないようであれば、主治医に診てもらうこと
4. 皮膚にローションやクリームをつけないこと
  これらは皮膚を弱くしてしまう
5. 石鹸水かアルコールを布につけてブレースをきれいに拭くこと
  ブレースを装着させる前に、完全に乾いていることを確認すること










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