◆リード:100日間連続して、クニコに絵本の読み聞かせをすることにチャレンジしている。ねらいは、親子のふれあいとクニコを読書好きにすることの二つである。その効果は!?
2009.4.13 100日読み聞かせマラソンに挑戦中 581号(写真付きはここをクリック)
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【わが子を本好きに育てたい!】
以前の記事「本好きに育てる」で、次のように書いた。
我が子を本好きに育てたい! それは、私の育児方針の中で、とても大きな位置を占めている。今アキコが塾で習っているエレクトーン・習字・ソロバンよりも、大切なことだと思っている。習っているわけではないが、英語やスイミングよりも、大切だと思っている。
なぜなら、本にはいろいろな人の経験からくる知恵がつまっており、かしこくなるにも、心が豊かになるにも、読書経験によるところが多大だと思っているからだ。個人の経験は限られており、他人の経験に学ぶことなしに大きな成長はないと思っているからだ。
実際、本ほど安く価値あるものはなかなかないと思う。わずか数千円で、専門家(その道のプロ)の貴重な考えや情報、生き方を聞くことができ、学べるのだ。
私自身、本から実に多くのことを学んできたので、その価値の大きさを実感しており、絶対に我が子を本好きにしたいと思っていた。(「本好きに育てる」より引用)
それには、面白い本に出会わせることが一番であり、面白い本を見つけて、読み聞かせることである。そして、それを継続することが最も有効な方法である。(アキコ「たくさん読んだで賞」より引用)
このように書いた。
実際アキコは、この方法で、一学年2クラスの小規模の学校ではあるが、学校の図書館の本を学校で一番多く借りて読むまでになった。
【クニコに対する私の読み聞かせ】
アキコには、何年間にもわたって、毎日のように絵本を読んであげていた私であったが、クニコには、余り読んであげてこなかった。
①私が読んであげるまでもなく自分で読んでいた。……姉のアキコをお手本にして、クニコが好きな本を自分で選び、よく一人で読んでいたので、私が読まなくてもよかった。
②これまで主としてお母さんが読んであげていたので、私が余り読まなくてもよかった。(私はアキコに読んであげていた。)
③私自身仕事で疲れていたり、忙しかったりしていた。
【100日読み聞かせマラソン開始の理由】
でも、これではいけないと思った。親が是非とも身につけさせたいと思っている価値ある習慣ならば、親自身が真剣にならないといけないと思った。
そして何より、絵本の読み聞かせという時間は、貴重な親子のふれあいの時間でもある。
アキコにしてあげたように、クニコにもしてあげたいと思った。
また、アキコへの読み聞かせが必要なくなった、言い換えればできなくなった現在、クニコもいずれはそうなるのであるから、読み聞かせを必要としている現在を大切にしたいとも考えた。
かくて始めたのが、「100日読み聞かせマラソン」である。
【100日読み聞かせマラソンとは】
これは、100日間連続して読み聞かせをするというものである。
読む本は、クニコが読んで欲しい本、または、私が読んであげたい本である。
短い本なら3冊、ある程度の本なら1、2冊読んであげている。
読み聞かせの時間は、短くて10分長くて30分である。
4月12日現在で、52日間クリアーである。
ただし、クニコが東京の親類に遊びに出かけている間はできなくて、帰ってきてからまとめてその分を読んだ。また、送別会など、帰宅が遅くてクニコが寝てしまっていたときなども、翌日2日分読んだ。1回だけ、読み聞かせを忘れてしまった日があったのだが、翌日2日分読んだ。
このようにして、ずっと読み聞かせを毎日続けてきた。
最近のクニコは、
クニコ「ねえ、今日はこの本とこの本読んで~。」
と、楽しみにしている。
私が「こっちの本の方がおもしろいよ。」と言って読んであげ、
クニコ「ホント、お父さんの言った本おもしろい。」
ということもよくあった。
同じ本を、日を置いて何回も「読んで!」と言われることもあった。
私「図書館から借りてきたこの本、イマイチだな。」
クニコ「そう。でも、こっち本はおもしろかった。…」
読んだ本の感想を言い合うこともあった。
クニコの集中力に驚かされることもあった。
クニコ「おもしろい! 今度はこの本読んで!」
疲れて帰ってきて、「めんどうだな~」と思うときも正直あるが、クニコを膝の上に置きながらの読み聞かせは、本当に心地よい時間である。
【この50日間でクニコの気に入った本】
この50日間で、私が読み聞かせた本の中で、クニコの一番のお気に入りは、『サーカス!』であった。もう4回、読んであげた。サーカスの準備から公開・片付けまでを時間順に描いたものだが、ちょうどサーカスを見ているような臨場感がある。
サーカス! (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
作者: ピーター スピア
出版社/メーカー: 福音館書店
発売日: 1993/06
メディア: 大型本
次は、『なんげえはなしっこしかへがな』であった。
なんげえはなしっこしかへがな
作者: 北 彰介
出版社/メーカー: 銀河社
発売日: 1979/08
メディア: 単行本
いずれも、アキコに以前買ってあげた<「ほるぷ」こども図書館こじかコース>の中で選ばれている本である。
この分だとクニコは、アキコよりも2年余り早く、こじかコースは読み終えそうである。
そして、100日連続(やむを得ない日は翌日などまとめて読んであげてもよい)読み聞かせマラソンは、予定通り100日でクリアーできるだろう。
その時は、きっとクニコは
スタート前よりも本好きに、
スタート前よりも賢く心豊かに、
スタート前よりも親子の絆がちょっぴり強くなっているだろう。
そして、子ほめ条例により、クニコに「100日絵本の読みできたで賞」を贈り、副賞として絵本を贈ろうと思う。
【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」
体験的本好きにする方法
本好きに育てる
よい本を見つける眼の磨き方
ほるぷこども図書館こじかコース全46冊読了
※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。
その『あったかい家族日記』は、七田眞氏よりオススメブログとして推薦されています。
最新版ないし写真付き版は、トップページより『あったかい家族日記』最新記事をクリックしてください。
◆キーワード:1 絵本の読み聞かせ 2 読書の習慣 3 親子の絆
◆留意点・その他:
・わが家の子ほめ条例により、アキコに「読書を楽しんだでしょう」を贈った。副賞として選んだ本は、『続 時の迷路』である。大喜びであった。さっそくクニコと二人で謎解きをしていた。
・教育技術法則化運動代表で、教師の中で日本一本を出した向山洋一氏は、ある対談の中で「わが子を読書好きにすることは、3千万円を(遺産として)遺すぐらい価値あることだ」と言っていた。確かにそれぐらい価値があるだろうと思う。
・ところで、私が昨日読み終えた『ADHD及びその周辺の子どもたちー特性に対する対応を考えるー』は、現場の経験を長く積んできた教師たちが書いた本だけあって、実践的かつ有用な本である。特別支援教育に携わる人はもちろん、できればその親にも読んでいただきたい本である。
ADHD及びその周辺の子どもたち―特性に対する対応を考える
作者: 尾崎 洋一郎
出版社/メーカー: 同成社
発売日: 2001/04
2009.4.13 100日読み聞かせマラソンに挑戦中 581号(写真付きはここをクリック)
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【わが子を本好きに育てたい!】
以前の記事「本好きに育てる」で、次のように書いた。
我が子を本好きに育てたい! それは、私の育児方針の中で、とても大きな位置を占めている。今アキコが塾で習っているエレクトーン・習字・ソロバンよりも、大切なことだと思っている。習っているわけではないが、英語やスイミングよりも、大切だと思っている。
なぜなら、本にはいろいろな人の経験からくる知恵がつまっており、かしこくなるにも、心が豊かになるにも、読書経験によるところが多大だと思っているからだ。個人の経験は限られており、他人の経験に学ぶことなしに大きな成長はないと思っているからだ。
実際、本ほど安く価値あるものはなかなかないと思う。わずか数千円で、専門家(その道のプロ)の貴重な考えや情報、生き方を聞くことができ、学べるのだ。
私自身、本から実に多くのことを学んできたので、その価値の大きさを実感しており、絶対に我が子を本好きにしたいと思っていた。(「本好きに育てる」より引用)
それには、面白い本に出会わせることが一番であり、面白い本を見つけて、読み聞かせることである。そして、それを継続することが最も有効な方法である。(アキコ「たくさん読んだで賞」より引用)
このように書いた。
実際アキコは、この方法で、一学年2クラスの小規模の学校ではあるが、学校の図書館の本を学校で一番多く借りて読むまでになった。
【クニコに対する私の読み聞かせ】
アキコには、何年間にもわたって、毎日のように絵本を読んであげていた私であったが、クニコには、余り読んであげてこなかった。
①私が読んであげるまでもなく自分で読んでいた。……姉のアキコをお手本にして、クニコが好きな本を自分で選び、よく一人で読んでいたので、私が読まなくてもよかった。
②これまで主としてお母さんが読んであげていたので、私が余り読まなくてもよかった。(私はアキコに読んであげていた。)
③私自身仕事で疲れていたり、忙しかったりしていた。
【100日読み聞かせマラソン開始の理由】
でも、これではいけないと思った。親が是非とも身につけさせたいと思っている価値ある習慣ならば、親自身が真剣にならないといけないと思った。
そして何より、絵本の読み聞かせという時間は、貴重な親子のふれあいの時間でもある。
アキコにしてあげたように、クニコにもしてあげたいと思った。
また、アキコへの読み聞かせが必要なくなった、言い換えればできなくなった現在、クニコもいずれはそうなるのであるから、読み聞かせを必要としている現在を大切にしたいとも考えた。
かくて始めたのが、「100日読み聞かせマラソン」である。
【100日読み聞かせマラソンとは】
これは、100日間連続して読み聞かせをするというものである。
読む本は、クニコが読んで欲しい本、または、私が読んであげたい本である。
短い本なら3冊、ある程度の本なら1、2冊読んであげている。
読み聞かせの時間は、短くて10分長くて30分である。
4月12日現在で、52日間クリアーである。
ただし、クニコが東京の親類に遊びに出かけている間はできなくて、帰ってきてからまとめてその分を読んだ。また、送別会など、帰宅が遅くてクニコが寝てしまっていたときなども、翌日2日分読んだ。1回だけ、読み聞かせを忘れてしまった日があったのだが、翌日2日分読んだ。
このようにして、ずっと読み聞かせを毎日続けてきた。
最近のクニコは、
クニコ「ねえ、今日はこの本とこの本読んで~。」
と、楽しみにしている。
私が「こっちの本の方がおもしろいよ。」と言って読んであげ、
クニコ「ホント、お父さんの言った本おもしろい。」
ということもよくあった。
同じ本を、日を置いて何回も「読んで!」と言われることもあった。
私「図書館から借りてきたこの本、イマイチだな。」
クニコ「そう。でも、こっち本はおもしろかった。…」
読んだ本の感想を言い合うこともあった。
クニコの集中力に驚かされることもあった。
クニコ「おもしろい! 今度はこの本読んで!」
疲れて帰ってきて、「めんどうだな~」と思うときも正直あるが、クニコを膝の上に置きながらの読み聞かせは、本当に心地よい時間である。
【この50日間でクニコの気に入った本】
この50日間で、私が読み聞かせた本の中で、クニコの一番のお気に入りは、『サーカス!』であった。もう4回、読んであげた。サーカスの準備から公開・片付けまでを時間順に描いたものだが、ちょうどサーカスを見ているような臨場感がある。
サーカス! (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
作者: ピーター スピア
出版社/メーカー: 福音館書店
発売日: 1993/06
メディア: 大型本
次は、『なんげえはなしっこしかへがな』であった。
なんげえはなしっこしかへがな
作者: 北 彰介
出版社/メーカー: 銀河社
発売日: 1979/08
メディア: 単行本
いずれも、アキコに以前買ってあげた<「ほるぷ」こども図書館こじかコース>の中で選ばれている本である。
この分だとクニコは、アキコよりも2年余り早く、こじかコースは読み終えそうである。
そして、100日連続(やむを得ない日は翌日などまとめて読んであげてもよい)読み聞かせマラソンは、予定通り100日でクリアーできるだろう。
その時は、きっとクニコは
スタート前よりも本好きに、
スタート前よりも賢く心豊かに、
スタート前よりも親子の絆がちょっぴり強くなっているだろう。
そして、子ほめ条例により、クニコに「100日絵本の読みできたで賞」を贈り、副賞として絵本を贈ろうと思う。
【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」
体験的本好きにする方法
本好きに育てる
よい本を見つける眼の磨き方
ほるぷこども図書館こじかコース全46冊読了
※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。
その『あったかい家族日記』は、七田眞氏よりオススメブログとして推薦されています。
最新版ないし写真付き版は、トップページより『あったかい家族日記』最新記事をクリックしてください。
◆キーワード:1 絵本の読み聞かせ 2 読書の習慣 3 親子の絆
◆留意点・その他:
・わが家の子ほめ条例により、アキコに「読書を楽しんだでしょう」を贈った。副賞として選んだ本は、『続 時の迷路』である。大喜びであった。さっそくクニコと二人で謎解きをしていた。
・教育技術法則化運動代表で、教師の中で日本一本を出した向山洋一氏は、ある対談の中で「わが子を読書好きにすることは、3千万円を(遺産として)遺すぐらい価値あることだ」と言っていた。確かにそれぐらい価値があるだろうと思う。
・ところで、私が昨日読み終えた『ADHD及びその周辺の子どもたちー特性に対する対応を考えるー』は、現場の経験を長く積んできた教師たちが書いた本だけあって、実践的かつ有用な本である。特別支援教育に携わる人はもちろん、できればその親にも読んでいただきたい本である。
ADHD及びその周辺の子どもたち―特性に対する対応を考える
作者: 尾崎 洋一郎
出版社/メーカー: 同成社
発売日: 2001/04