家族の広場

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100日読み聞かせマラソンに挑戦中 581号

2009-08-08 06:21:39 | Weblog
◆リード:100日間連続して、クニコに絵本の読み聞かせをすることにチャレンジしている。ねらいは、親子のふれあいとクニコを読書好きにすることの二つである。その効果は!?

2009.4.13 100日読み聞かせマラソンに挑戦中 581号(写真付きはここをクリック)
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【わが子を本好きに育てたい!】

 以前の記事「本好きに育てる」で、次のように書いた。


 我が子を本好きに育てたい! それは、私の育児方針の中で、とても大きな位置を占めている。今アキコが塾で習っているエレクトーン・習字・ソロバンよりも、大切なことだと思っている。習っているわけではないが、英語やスイミングよりも、大切だと思っている。

 なぜなら、本にはいろいろな人の経験からくる知恵がつまっており、かしこくなるにも、心が豊かになるにも、読書経験によるところが多大だと思っているからだ。個人の経験は限られており、他人の経験に学ぶことなしに大きな成長はないと思っているからだ。

 実際、本ほど安く価値あるものはなかなかないと思う。わずか数千円で、専門家(その道のプロ)の貴重な考えや情報、生き方を聞くことができ、学べるのだ。

 私自身、本から実に多くのことを学んできたので、その価値の大きさを実感しており、絶対に我が子を本好きにしたいと思っていた。(「本好きに育てる」より引用)


 それには、面白い本に出会わせることが一番であり、面白い本を見つけて、読み聞かせることである。そして、それを継続することが最も有効な方法である。(アキコ「たくさん読んだで賞」より引用)

 このように書いた。
 実際アキコは、この方法で、一学年2クラスの小規模の学校ではあるが、学校の図書館の本を学校で一番多く借りて読むまでになった。


【クニコに対する私の読み聞かせ】

 アキコには、何年間にもわたって、毎日のように絵本を読んであげていた私であったが、クニコには、余り読んであげてこなかった。

 ①私が読んであげるまでもなく自分で読んでいた。……姉のアキコをお手本にして、クニコが好きな本を自分で選び、よく一人で読んでいたので、私が読まなくてもよかった。

 ②これまで主としてお母さんが読んであげていたので、私が余り読まなくてもよかった。(私はアキコに読んであげていた。)

 ③私自身仕事で疲れていたり、忙しかったりしていた。


【100日読み聞かせマラソン開始の理由】

 でも、これではいけないと思った。親が是非とも身につけさせたいと思っている価値ある習慣ならば、親自身が真剣にならないといけないと思った。

 そして何より、絵本の読み聞かせという時間は、貴重な親子のふれあいの時間でもある。
 アキコにしてあげたように、クニコにもしてあげたいと思った。

 また、アキコへの読み聞かせが必要なくなった、言い換えればできなくなった現在、クニコもいずれはそうなるのであるから、読み聞かせを必要としている現在を大切にしたいとも考えた。

 かくて始めたのが、「100日読み聞かせマラソン」である。


【100日読み聞かせマラソンとは】

 これは、100日間連続して読み聞かせをするというものである。

 読む本は、クニコが読んで欲しい本、または、私が読んであげたい本である。

 短い本なら3冊、ある程度の本なら1、2冊読んであげている。

 読み聞かせの時間は、短くて10分長くて30分である。

 4月12日現在で、52日間クリアーである。

 ただし、クニコが東京の親類に遊びに出かけている間はできなくて、帰ってきてからまとめてその分を読んだ。また、送別会など、帰宅が遅くてクニコが寝てしまっていたときなども、翌日2日分読んだ。1回だけ、読み聞かせを忘れてしまった日があったのだが、翌日2日分読んだ。

 このようにして、ずっと読み聞かせを毎日続けてきた。

 最近のクニコは、

クニコ「ねえ、今日はこの本とこの本読んで~。」

と、楽しみにしている。

 私が「こっちの本の方がおもしろいよ。」と言って読んであげ、
クニコ「ホント、お父さんの言った本おもしろい。」
ということもよくあった。

 同じ本を、日を置いて何回も「読んで!」と言われることもあった。

私「図書館から借りてきたこの本、イマイチだな。」
クニコ「そう。でも、こっち本はおもしろかった。…」

 読んだ本の感想を言い合うこともあった。

 クニコの集中力に驚かされることもあった。

クニコ「おもしろい! 今度はこの本読んで!」

 疲れて帰ってきて、「めんどうだな~」と思うときも正直あるが、クニコを膝の上に置きながらの読み聞かせは、本当に心地よい時間である。


【この50日間でクニコの気に入った本】

 この50日間で、私が読み聞かせた本の中で、クニコの一番のお気に入りは、『サーカス!』であった。もう4回、読んであげた。サーカスの準備から公開・片付けまでを時間順に描いたものだが、ちょうどサーカスを見ているような臨場感がある。



サーカス! (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

作者: ピーター スピア
出版社/メーカー: 福音館書店
発売日: 1993/06
メディア: 大型本
 次は、『なんげえはなしっこしかへがな』であった。



なんげえはなしっこしかへがな

作者: 北 彰介
出版社/メーカー: 銀河社
発売日: 1979/08
メディア: 単行本

 いずれも、アキコに以前買ってあげた<「ほるぷ」こども図書館こじかコース>の中で選ばれている本である。

 この分だとクニコは、アキコよりも2年余り早く、こじかコースは読み終えそうである。


 そして、100日連続(やむを得ない日は翌日などまとめて読んであげてもよい)読み聞かせマラソンは、予定通り100日でクリアーできるだろう。

 その時は、きっとクニコは

スタート前よりも本好きに、

スタート前よりも賢く心豊かに、

スタート前よりも親子の絆がちょっぴり強くなっているだろう。

 そして、子ほめ条例により、クニコに「100日絵本の読みできたで賞」を贈り、副賞として絵本を贈ろうと思う。

【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」

体験的本好きにする方法

本好きに育てる

よい本を見つける眼の磨き方

ほるぷこども図書館こじかコース全46冊読了

※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。

その『あったかい家族日記』は、七田眞氏よりオススメブログとして推薦されています。

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◆キーワード:1 絵本の読み聞かせ  2 読書の習慣  3 親子の絆

◆留意点・その他:

・わが家の子ほめ条例により、アキコに「読書を楽しんだでしょう」を贈った。副賞として選んだ本は、『続 時の迷路』である。大喜びであった。さっそくクニコと二人で謎解きをしていた。



・教育技術法則化運動代表で、教師の中で日本一本を出した向山洋一氏は、ある対談の中で「わが子を読書好きにすることは、3千万円を(遺産として)遺すぐらい価値あることだ」と言っていた。確かにそれぐらい価値があるだろうと思う。

・ところで、私が昨日読み終えた『ADHD及びその周辺の子どもたちー特性に対する対応を考えるー』は、現場の経験を長く積んできた教師たちが書いた本だけあって、実践的かつ有用な本である。特別支援教育に携わる人はもちろん、できればその親にも読んでいただきたい本である。



ADHD及びその周辺の子どもたち―特性に対する対応を考える

作者: 尾崎 洋一郎
出版社/メーカー: 同成社
発売日: 2001/04

親子の貸し借り 580号

2009-08-08 06:19:05 | Weblog
◆リード:アキコが「デジカメを貸して欲しい。」と言ってきた。親子の高価なものの貸し借りは、どうあるべきなのか!?

2009.4.12 親子の貸し借り 580号(ここをクリック)


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【お父さん、デジカメ貸して! その1】

 4月9日(木)夜、私がクニコに絵本の読み聞かせをしていると、

アキコ「お父さん、デジカメ貸して。」

私「どうして。(何に使うの。)」

アキコ「学校の係で使うの。」

私「どんなふうに使うの。」(絵本の読み聞かせが中断)

アキコ「季節の花とか写真に撮るの。いいでしょ。」(こう言ってデジカメを持っていく。)

私「撮ってどうするんだよ。まだ、お父さんはまだアキコの説明がわかんない。納得できていないから、貸せられないぞ。」(かまわずに持っていく)

 クニコに絵本を読んであげた後、私はこのままいけないと感じたので、アキコからデジカメを取り返した。

私「お父さんは、アキコの今の説明では納得していないと言ってるんだよ。それにこっちのデジカメは、お父さんが使うからダメだ!」(取り返す)


【お父さん、デジカメ貸して! その2】

 入浴後、書斎にいると、アキコがまた来た。

アキコ「あっ、デジカメがある。」

私(黙ったまま。)

アキコ「お父さん、デジカメ貸して。」

私「ダメだ。まだ、お父さんはアキコが何で要るのかがよくわからないから。それに学校に持っていくのはダメだ。お友達が壊したりすると、トラブルになるから。」

アキコ「学校には持っていかないよ。係で使うんだよ。」

私「何の係なの。」

アキコ「掲示係だよ。」

私「あれ、レクリエーション係だったんじゃないの。」

アキコ「あれは、人数が多いからやめた。」

私「ふーん、それで掲示係としてどう使うの。」

アキコ「季節の花とか撮って、それに簡単な説明を入れて、掲示するんだよ。」

私「(教室を花で美しく飾る)花係と(折々のニュースを書く)新聞係の中間みたいなことを考えているのかな。」

アキコ「そう。」

私「でも、写真よりもイラストを描いた方がいいと思うけど。」

アキコ「そうするかもしれない。でも、まず写真に撮った方がかきやすいから。」

私「なるほど、じゃあいいよ。こっちのデジカメなら貸してあげる。」

 こう言って、古い方のデジカメを貸してあげた。


【二つの借り方の違い】

 
 その1とその2は、ちょっとした違いだが、少なくない違いだと考えている。
 
 その1は、私が十分に納得しておらず、貸す許可も出していないのに、アキコは勝手に借りていった。「お父さんは、私の言うことなら、学校で使うことなら何でも協力してくれる。だから、十分説明するまでもない。」という意識がありありである。しかも、私がクニコに絵本を読んでいる最中であった。
 親子とはいえ(いや、親子だからこそ)、こんな借り方を許してはいけないと、直感的に思った。(教師としての直感)だから、許可しなかった。

 その2は、アキコの基本的な構えとして、「借りるなら、お父さんが納得できるように、よく説明をしなければならない。」であった。「デジカメを借りることがなぜ必要で、どう使うのか。」お父さんの質問に、きちんと答えなければいけない。こういう意識であった。

 私としては、まさにこの構え(意識)こそが、期待していたことであった。

 親子とはいえ(いや、親子だからこそ)、ものを借りるときは、きちんと借りる理由、使い道など、相手が納得できるようにていねいに説明すべきである。そして、きちんと許可を得るべきである。

 このような躾が、将来社会に出たときに、生きてくると考えている。

【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」

母親に丸投げでは、父親の権威は失墜する!

ー家族の会話のルールー

※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。

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◆キーワード:1 親子の貸し借り  2 貸し借りのマナー  3 親の構え

・ちなみに、相手が借りたいと強く思っているこのタイミングが、指導するにはナイスなタイミングであった。

アタマジラミの発見と治療 579号

2009-08-08 06:16:48 | Weblog
◆リード:クニコが「かゆい。」と言って、頭をよくかくので、調べてみたらアタマジラミがいた。どういった治療をするのか?!

2009.4.12 アタマジラミの発見と治療 579号(ここをクリック)

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【アタマジラミ発見!】

 昨日夜、アキコ、クニコ、私が入浴しようとすると、妻がクニコの頭を調べていた。

妻「やっぱり、アタマジラミの卵だわ。フケと違って、毛にくっついていて取れないもの。」


 以前の記事「お母さん、頭がかゆいよ~ー発見! アタマジラミー113」に書いたように、アタマジラミは次のことを知っていれば、比較的簡単に見つけられる。

 「人に寄生するシラミには、アタマジラミ、ケジラミ、コロモジラミの3種類あり、子供たちの間で集団発生するのはアタマジラミです。アタマジラミは、毛髪に寄生し、頭皮から吸血してかゆみや湿疹などを起こします。また、毛髪に固着した卵(0.5ミリ前後)を点々と産み付けるので比較的容易に発見できます。卵のぬけがらはフケと見まちがいやすいものですが、毛にこびりついて取りにくいので簡単に判別できます。~」(アタマジラミ駆除専用のシャンプーについてきた用紙にからの引用)

 私が入浴後、居間に行くと、妻は前回(3年5ヶ月前)アタマジラミで診察を受けたときにもらってきた専用の櫛(目の細かい櫛)で、クニコの髪をすいていた。
 既に3匹もアタマジラミが発見されていた。

 頭皮に密着させるように、その櫛で髪をすくと、少しずつアタマジラミがとれた。
 総計その数、約20匹。大きいもの、中くらいのもの、産まれたばかりの小さいものといろいろなサイズがあった。

妻「これじゃー、かゆいわけね~。何回も何回も頭をかいているから、おかしいと思っていたんだけど、もっと早く気づいてあげればよかったわ。」

 妻によれば、園や学校で流行っていたらしい。

 今回は、クニコと頭をくっつけて寝ることが最近多かった私もうつっており、3匹もアタマジラミがいた。アキコも1匹いた。妻は発見できなかったが、いる可能性がかなりある。


【治療法】

 さて、問題はその治療法である。

 実母によれば、昔はどの子にもいたという。お互いに髪の毛を調べ合って、アタマジラミを駆除し合っていたという。また、DDT(有害)というものを頭に振りかけるという荒っぽいことも、当時は行われていたそうだ。

 とりあえず、アタマジラミを駆除できるだけ駆除して、前回と同じことをするだけである。

①アタマジラミ駆除専用のシャンプーをすること…シャンプーをして5分間放置した後、水またはぬるま湯で十分洗い流すという。家族全員がこのシャンプーで、2日おきに3~4回繰り返して、治療は完了である。

②枕やふとんカバー、タオルケットなども全部洗濯をする。


 治療法が確立しているので、大丈夫である。

 詳しいことは、前回の記事「お母さん、頭がかゆいよ~ー発見! アタマジラミー113」に書いてある。ブログ「あったかい家族日記」で最高のコメント量なのだが、そのコメントも含めて読んでいただくと、詳しい対処法がわかる。

 アタマジラミにかかわらず、病気やケガの見つけ方、その対処の仕方など、よくありがちなものについては、親は知っている必要がある。

 少なくとも、保健便りなど、しっかりと目を通しておきたい。

※ さっそく翌日である日曜日の今日、妻は、地元の薬屋でアタマジラミ治療用のシャンプーを買ってきた。アタマジラミということがはっきりとしていれば、別に医者に行かなくても、治療用のシャンプーで大丈夫だと考えている。


【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」

E 健康

※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。

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◆キーワード:1 アタマジラミの発見  2 治療法  3 親の構え

・昨夜は、「家族の日」(家族のことを優先する日)であった。
 午前中は、アキコ、クニコがサンドイッチを作り、妻がお茶を作って、サクラの花見であった。ちょっとした穴場で、満開の桜並木(60本余り)があるにもかかわらず、意外と見に来る人が少ない。そこで、フリスビーをしたり、バドミントンをしたり、キャッチボールをしたり、アスレチックをしたりと、桜の花見と合わせてスポーツも楽しんだ。
 妻の友人Tさんも近くにいたので、誘った。

・午後は、私がクニコを七田チャイルドアカデミーに連れて行った。クニコは、小学生になっても、少なくとも10歳までは続けることにした。

・夕方5時過ぎから、また同じ場所に夜桜を見に行った。今度は、義兄もいっしょである。買ってきたお弁当とビールを飲みながら、心地よい「家族の日」を過ごした。

小学校に入学後、身につけさせたい習慣ー578号

2009-08-08 06:13:48 | Weblog
◆リード:次女クニコが小学校に入学した。入学後、是非とも身につけさせたいと考えている習慣がある。それは何か?! それをどうやって身につけさせるか?!

2009.4.5 小学校に入学後、身につけさせたい習慣ー578号(写真付きは、ここをクリック)

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【よく見られる困った現実】

 入学してしばらくすると、次のような困ったことがよく見られるようになる。

★学校でわが子が何をしてきたのか、とんとわからない毎日

★朝の忙しいときになって、「お母さん、○△が要るんだけど……。」の一言。
あるいは、「はい、これ。」と言って、朝になって差し出されたプリント。 

★朝になってばたばたと時間表を合わせるわが子


【入学後に身につけさせたい習慣ー鉄は熱いうちに打て!ー】

 こんな現実を迎えないために、早めに手を打つことが何よりだ。
 悪い習慣を身につける前に、よい習慣を身につけるのだ。「鉄は熱いうちに打て」である。

 わが家では、こんな現実を迎えないため、次のような習慣が身に付くように指導している。

① 家に帰ったら、「ただいま」とあいさつし、あーちゃん(私からみて実母)のところへ行って、今日の出来事を話す。
 ※ 父や母には、夕食時の団らん「グッド&ニュー」で話す。(これは、保育園時代からの習慣)

② ランドセルから、中身(教科書・ノート・連絡帳・プリントetc.)を出し、連絡帳、プリントなどを決められたケースに入れる。ランドセルも決められたところに置く。

③ 夕食後、お母さんと明日の時間表を合わせる。


【この習慣をどうやって身につけさせるか?!】

 問題は、この習慣をどうやって身につけさせるかである。

■ステップ1「帰宅後、どんなことをすればよいのか具体的にわからせる」

 まずは、帰宅後どんなことをすればよいのかわからせる必要がある。
 そのための工夫は、次の一点である。

◎「やることを時間順に紙に書いて掲示しておく」

 たくさんやることがあるのに、口で言っても覚えておくのは難しい。
 だから、「やることをやる時間順に紙に書いて掲示しておく」とよい。


↑わが家の場合の掲示

 そして、それぞれどんなことをやればいいのか、よく言って聞かせる。
 実際に、書いてある通りに子供と一緒にやるのである。
 まず、紙に書いてある通りに、やれるようにしなければならないのだ。

 この場合の原則は、一緒にやりながら、ちゃんとわかっているかどうか、できるかどうか確認すること(できなかったら教えてあげること)である。
 具体的にわかるだけで、1週間はかかるだろう。
 

■ステップ2「慣れるまで、継続していっしょにやる」

 慣れないうちは、「めんどくさいなあ。」という意識がどうしてもつきまとう。放っておくと、やらないまま、身につかないままということになりかねない。
 親にも根気が要求される。
 この中で、だんだんと慣れた部分から子供だけでやるようになってくるだろう。

■ステップ3「声がけや確認を中心にサポートする」

 慣れてきて一人ですらすらとできるようになってきたら、声がけ「○△はしたかい。」による促し・確認が中心となる。
 ここがクリアーできれば、つまり声がけなしで、できるようになれば、習慣化したと判断できる。


【親の根気が何よりも大切】

 この習慣作りは、習慣である以上、身につくまできちんとサポートする必要がある。そこで、親に要求されるのは、根気である。
 
 わが家では、100日、約3ヶ月を目途にいっしょに継続していき、ステップ3の完了を目指している。つまり、ほぼ1学期間をかけての習慣の確立を目指しているのである。

 これ以外にも、家族間の理解と連携も大切だ。

 あーちゃん(実母)には、「まず、ただいまと言ってあいさつをすること。そして、ランドセルを置いてきてから、今日の出来事を話しに来るので、聞いてやって欲しい。」と話している。

 もちろん、妻には、「連絡帳、プリントなどは、ランドセルから出して箱に入れておくこと。夕食後に、お母さんといっしょに明日の時間表を合わせること。」について、相談のうえ、確認している。(妻によれば、夕食後に時間表を合わせるのがよいということだ。)


【現在ステップ1のクニコといっしょに明日の時間表を合わせる妻】

■あーちゃんに「ただいま!」とあいさつをした後、かばんの中身(教科書・ノート・連絡帳・プリントetc.)を出す。教科書・ノートは机の上の本棚の上、ランドセルは椅子の下が定位置。







■連絡帳、プリント類は、居間のテーブルのうえにある箱の中へ入れる。



■あーちゃんのところへ行って、今日の出来事を話す。これは、ランドセルとその中身を置いてから、するようにクニコとあーちゃんに話してある。



■夕食後、お母さんと明日の時間表を合わせる。妻は、プリントを読みながら、明日の予定を話したり、ランドセルに入れるものを話したり・手を貸したりしていた。





↑クニコが妻に言われてメモした「毎日の持ち物」


妻「明日は、あいさつの練習、道具箱の整理の仕方、名前の紹介、遊び方…なんかの学習があるわよ。」

妻「給食時と、歯磨き道具、<毎日の持ち物>がいるわよ。」

 妻の話を聞きながら、お母さんといっしょに、かつできるところは自分で、クニコは時間表を合わせていた。


 よい習慣を身につけることは、とても大切だ。それが習慣となって、やることが当たり前、自然になるまでは、やっぱり親がていねいにサポートしていかなければならない。
 1学期の終わりには、クニコは身についているはずである。



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【しつけ】 

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◆キーワード:1 入学時の躾  2 学習習慣  3 時間表を合わせる

・あーちゃん(祖母)へのあいさつは、徹底するようにしている。玄関で「ただいま!」というのはもちろん、あーちゃんが奥の部屋にいると、気づかないことがあるので、部屋まで行って、面と向かって言うように指導している。

・これ以外に、放りっぱなしのランドセルも、気になるものの一つであろう。学校では、そういう子はまず誰もいないのに、家庭では少なからずあるのはなぜか。学校では、ランドセルを入れるロッカーが入学当初からきちんと一人一人あるのに、家庭ではランドセルを入れる場所の指定が明確でない家庭が少なからずあるからだと考えている。
 本文ではさらりと書いたが、わが家ではランドセルの置き場所は指定しており、クニコはきちんと入学以来置いている。