家族の広場

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定例家族会議を実り豊かにするための工夫 577号

2009-08-07 06:42:23 | Weblog
◆リード:毎月の定例家族会議の内容は、前半が今月の家族経営のふり返りで、後半が来月の家族経営計画立案である。その家族経営のふり返りを実り豊かにするための、ちょっとした工夫を紹介する。

2009.4.5 定例家族会議を実り豊かにするための工夫 577号(写真付き版はここをクリック)

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 毎月、原則として第4日曜日に定例家族会議を行っている。
 その内容は、前半が今月の家族経営のふり返りで、後半が来月の家族経営計画立案である。

 3月28日の卒園式後、すぐにあーちゃん(実母)は、アキコ、クニコを連れて、東京の親類の家に遊びに行った。
 また、年度末・年度初めは忙しく、この4月5日(日)にようやく3月分の定例家族会議が行うことができた。


【定例家族会議前半ふり返りの意図(価値)】
 
 定例家族会議前半は、今月の家族経営のふり返りである。
 わが家ではもう何年も、定例家族会議の中で振り返りをしており、習慣化している。
 それぞれどんな活動があったかをふり返り、その中でどんな活動が楽しかったか、心に残ったかを、一人一人が発表し合っている。

 そうすることで、その1ヶ月を、充実感をもって完了するようにしている。
 家族会議をする前は「何となくばたばたして1ヶ月が終わったなあ。」という印象であったのが、した後は「いろいろな活動をして充実していたな。よい思い出がたくさんできたな。」というように、意識が変わっている。

 そして、よかったところは来年度も継続し、よくなかったところは来年度に改善することになる。この意味でも、やる価値がある。


【定例家族会議前半ふり返りの工夫】

 さすがに、1ヶ月もたつと、いつどんな活動があったか、すぐには思い出せない。
 そこで、会議をリードする私としては、いつどんな活動があったかをすぐに思い出せるように、手立てを講じることになる。

 以前は、家族カレンダーや日記帳をもとに、私が整理しておき、家族カレンダーを見ながらふり返っていた。それでも、ある程度はできるが、なかなかイメージしにくいこともあった。 

 現在は、私の方で日記帳や家族カレンダー、デジカメ写真のデータなどを見て、いつ・どんな出来事があったかをリストアップし、アルバム形式で提示している。


【すごく役立つデジカメ記録】

 アルバム形式のふり返りのデータを作成するうえで、活躍するのは、

①日記帳
②家族カレンダー
③デジカメ写真のデータ

等であるが、一番活躍するのは、デジカメ写真のデータ記録である。

 写真とともに、日時が記録されている。しかも、写真を撮るのは、思い出に残したい場面であることが多い。だから、写真データを見ると、どんな家族イベント、どんな出来事があったか、詳細に思い出すことができる。


【写真データを元にしてアルバム形式のふり返り資料を作成】

 そこで、主に写真データを整理しながら、アルバム形式のふり返り資料を作成している。

1.写真のデータを見、それをパソコンに整理しながら、いつ・どんな活動があったか時間順に整理していく。デジカメで写した写真は、日時も記録されているから、都合がよい。



2.合わせて、その活動内容を表す写真を5枚選択する。ここでは、メインを1枚、サブを4枚選ぶ。
 今回選んだのは、メインは「卒園式」の写真で、サブは「父の誕生日祝い」「雛祭り会」「卒園式(保母さんと)」「T家との交流(スケート)」の写真であった。




【家族会議で作成した資料を元に話し合い】

 こうして準備した「アルバム形式のふり返り資料」は、妻もアキコもクニコも、何も言わなくても注目する。何も聞かなくても声が出る。

妻「Tさん家とスケートしたわね。」
私「初めてなのに、アキコも、クニコも上手だったよな~。」
クニコ「クニコは、東京のアンデルセン公園が楽しかった。」
アキコ「そう、東京のアンデルセン公園、楽しかったな~。雛祭りの写真より、そっちの写真を載せた方がいいのに。」
私「それは、4月の方に載せるよ。」…

 漏れ落ちもある。

妻「31日(火)Tさんとスキーに行ったわよ。」(妻はアキコ、クニコが東京に行っている間に、友人と二人でスキーに行ったのであった。)

私「そうだったね。 そういえば、アキコとクニコが東京に行っていたとき、タカちゃんとNホテルで昼食をとってデートしていたよね。」(手書きで足しておこう。)
 

【家族のベストファイブ】

 こうして、自然に始まった3月のふり返りである。
 やっぱりアルバム形式の資料は、ビジュアルでイメージでき、かつ活動内容と日時も合わせて載せてあるので、分かりやすい。

 そして、いつものようにこう聞いてみた。

私「楽しかったこと、心に残った活動は何かな?」


■クニコ
①東京の親類へ遊びに行ったこと
②卒園式
③T家との交流
④TV東京で家族のことが放映されたこと
⑤初めて自転車に乗れるようになったこと

■アキコ
①東京の親類へ遊びに行ったこと&T家との交流
②TV東京で家族のことが放映されたこと
③ひな祭り会&お父さんの誕生日

■妻
①卒園式
②T家との交流
③友人とスキー
④TV東京で家族のことが放映されたこと
⑤ひな祭り会&お父さんの誕生日

■私
①卒園式
②T家との交流

③妻とデート
④父(私)の誕生日会
⑤TV東京で家族のことが放映されたこと

【アルバム形式のふり返り資料作成の勧め】

 作成した「アルバム形式のふり返り資料」は、家族会議で使われたらおしまいというわけではない。それは、そのまま家族のアルバムとなる。(写真用の紙で印刷している)

 さらに、これを目次として、後でそれに関連した写真をアルバムに貼っていけば、それで立派なアルバムができることになる。つまり、記憶の新しいうちに家族アルバム作りができるという意味で、一石二鳥の働きがあるのである。

 また、来年の同じ月にこのアルバムを見れば、昨年いつ頃何をしたかがわかり、家族計画立案のヒントが得られるわけである。

 一手間かかるが、「アルバム形式のふり返り資料」の作成は、オススメの工夫である。




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ー来月の家族経営計画をする価値ー 505

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月末の定例家族会議ー今月の振り返りと来月の計画を立てるー

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・後半は、家族計画立案である。今回の場合は、4月の計画である。この場合は、昨年度何をやったかの記録が威力を発揮した。


食器洗いをする子に育てる 576号

2009-08-07 06:40:20 | Weblog
◆リード:夕食後、お母さんが夜の会合で遅くなるとき、子供たちが食器洗いをしておいてくれると助かる。それをできるようにするには、どうすればよいのか!?

2009.3.31 食器洗いをする子に育てる 576号(ここをクリック)
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 25日(水)夕方、妻は夕食の準備だけして、ばたばたと会合に出かけた。今夜は、勤務先の送別会なのだ。

 私とアキコ、クニコは、タカちゃんの作った料理をゆっくりと食べていた。
 私は、一足早く食べ終わり、流しに食器を運んだ後、こう言った。

私「お母さん、夜遅く帰ってくるから、食器を洗っておいた方がいいよ。」

 この一言だけで止めておけばよかったのかもしれないが、続けて、

私「そうじゃないと、あとで叱られるぞ。」

 とも言っておいた。

 しばらくして様子を見ていると、アキコが私の分も含めて、食器を洗っていた。洗うばかりでなく、ふきんで拭いて、さらに片付けまでしていた。

アキコ「クニコ、ここだけ自分でしろ!」

 こう言って、クニコのできる分はやらずに残していた。
 クニコも、こう言われて、自分の分の食器を洗って片づけていた。

 少し前は、私も自分の食器を洗い、
「それぞれ、自分の使った食器を自分で洗うんだよ。」

 こう言って、率先垂範していた。

 今回は、アキコは私が忙しいのを知ってか、私の分もしてくれていた。

 食器洗い・片付けに限らず、技能の習得は、大方次のステップをたどる。

■ステップ1…お手本を示す。子供からすれば、お手本ーやっていることーを見る段階である。「食器洗いは、ああやってするんだな。」とイメージするわけである。

■ステップ2…親といっしょにやる。この段階では、いっしょにやりながら、
「ここは、こうやって洗うの。」
「割らないように気をつけてね。」
「ほら、このところ汚れが落ちていない。きちんと洗って。」
などとやり方を教えたり、フィードバックしたりするわけである。

 やり方や留意点を教えることは大切だが、よくできたところはほめたり、感謝の気持ちを伝えたりすることも、忘れてはいけないポイントとなる。

■ステップ3…親はいっしょにやらなくても、言葉だけで動けるようになる段階である。
 アキコ、クニコの食器洗いは、現在この段階となった。(言われないですることもあれば、言われないとしないでいることもある。)

■ステップ4…親に言われなくても、状況を判断して(お母さん、帰りが夜遅くなるんだな。食器洗いをやっておいてあげると、助かるだろうな。)やる。

 この間、アキコ、クニコはまだステップ3の段階なのに、言葉がけの一言を忘れてしまった。(3人ともマンガ本に夢中であった。)
 妻は、8時30分頃帰ってきて、汚れたままの食器を見て、

「何これ、そのままじゃない! 疲れるわね。」

と不機嫌であった。(だから、先の「そうじゃないと、あとで叱られるぞ。」の一言が出た。)

 何事も、一足跳びにはできるようにならない。段階に応じた指導がいるのである。

 わが家は、「助け合いと対話を大切にしたあったかい家族」を目指しているので、このような場合、当然みんなで食器洗いと片付けができるような子に育てることになる。
 
 親にとってはその方がありがたくかつかわいいと思えるし、本人にとっても「多少面倒でも、そうやってお母さん(あるいはお父さん)の役に立つ方が心地よい」と思うのだがどうだろう。

 ところで、アキコがクニコに言ったセリフ「クニコ、ここだけは自分でしろ!」は、かつて私がアキコ、クニコに言っていたのと同様なセリフであった。

 親が意識しようとしまいと、子供は親の立ち居振る舞いを見ている。


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◆キーワード:1 食器洗い・片付け  2 お手伝い  3 わが家の方針

・この日は、送別会のため妻の帰りは遅かった。
アキコ「お父さん、クニコが呼んでるよ。」
 クニコは、一人で寝るのがさびしいのであった。私が隣に添い寝してあげ、二言三言お話しすると、
クニコ「お父さん大好き!」
と言った。私が性懲りもなく「だったら、結婚!」と思ったとたん(そう口に出す前に)
クニコ「でも、(お父さんと)結婚はしないよ。」
ときた。私が言葉を発する前に、私の心を先読みしそれを制する能力は、妻譲りである。

感動した卒園式 575号ー感謝の気持ちを伝えたクニコたちー

2009-08-07 06:35:34 | Weblog
◆リード:クニコの卒園式が感動とともに終了した。感動したところとともに、クニコたちが感謝の気持ちをどう伝えたか紹介する。

2009.3.29 感動した卒園式 575号(写真版はここをクリック)
ー感謝の気持ちを伝えたクニコたちー

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 28日(土)9時30分から、クニコの通っていた保育園の卒園式があった。
 妻と私は出席。
 ちなみに、クニコの卒園した保育園は、私も○十年以上前卒園した保育園である。


【第一部 保育(卒園)証書授与】

 誕生日順に、一人ずつ名前を呼ばれ、園長先生から保育証書をいただいた。
 堂々と賞状を受け取るクニコの姿を見て、「成長したなあ。」と思った。

 その後、園長先生のお話、大方の子が入学するA小学校校長先生の話、PTA会長の話と続き、およそ1時間で終わった。
 この4月から入学する予定のA小学校の校長先生の話を聞いたとき、「ああ、これで保育園は終了だ。今度は、小学校に入学するんだな。」と思えた。


【第二部 お別れ会】

 第一部が終わった後、すぐに「保護者会総会」があり、平成20年度事業報告、決算報告などがあった。

 そして、お別れ会。
 保護者会代表挨拶の後、

1.「子供からたちから保護者へのプレゼント」で、手作りマフラーをもらった。
 私は、「そういえば、家でも一生懸命にマフラーを編んでいたな。」と思った。

2.「子供たちから先生へのプレゼント」も、手作りマフラーであった。

3.「先生から子供たちへのプレゼント」は、それぞれの子供が描いた絵がのっている湯飲み茶碗であった。

4.「子供たちと保護者から先生へのプレゼント」は、段ボール箱に入っていたのだが、雑巾だそうだ。

 ※ 写真は後ほどアップ。

 その後、園長先生の挨拶の後、会食に移った。


【第三部 お楽しみ会】
 
 第三部は、そのままの会場で、お楽しみ会であった。
 プログラム順で言えば、次の通りである。

1.お楽しみゲーム:ぞうきんがけリレー他

2.保護者による出し物:歌&ダンス 『ガムシャラな風になれ』 他
 これが圧巻。妻は家でDVDを見ながらよく練習していた。保護者でもある司会は
「がんばれば誰でもできるようになることを、身をもって子供たちに示したくてがんばりました。」
と言っていた。
 極めつけは、最後に一人ずつ母親がわが子を抱きしめながら、風船のプレゼントを渡していた姿だった。抱きしめられ、プレゼントをもらった子供たちのうれしそうだったこと!

3.子供たちのよるオペレッタ「たこやきマントマン~忍者島の冒険の巻~」
 この日に向けて、ずっと練習してきたのだそうだ。どの子も活躍していて、素晴らしかった。

4.先生たちによる出し物:
 太鼓、ダンス…いずれも、息がぴったりと合い、素晴らしかった。

5.子供たちのよる歌:「ドキドキドン一年生・はじめの一歩・ともだちになるために」

 とってもいい雰囲気がずっと続いていた。

 最後の、「子供たちのよる歌」のところでは、子供たちは、堂々と精一杯歌った。

「サクラ咲いたら 一年生 一人で行けるかな♪

…だれでも最初は一年生♪ 一年生♪ 

ドキドキするけど ドンと行け♪…」

 こんな子供たちの姿を見ている内に、ここまで育ててくださった保育士さんたちに、感謝の気持ちが自然とわき上がってきた。そして、私もうるっとしてきた。多くのお母さん方は既にうるうる状態であった。

 3時過ぎ頃、第三部も終わった。


【感謝の気持ちを伝える】

 私は、ここまで育ててくださった、保育園の先生方に感謝の気持ちを伝えた。

 玄関近くで、園長先生、これまでの担任の先生以下に、「ありがとございました。」と感謝の言葉を伝え、頭を下げた。


【そして…】

 玄関で、妻とクニコが来ることを待っていたのだが、突然クニコだけが現れた。

クニコ「お父さん、大事なこと忘れてた。いっしょに来て!」

私「クニコ、何だよ、どうしたんだよ。」

 クニコは、それこそ脱兎の如く、園から2分のわが家に帰り、担任の先生のために作った自作「色紙」を持ってきた。

 

 そしてまた、脱兎のごとく園に戻り、担任のA先生とB先生に、Cちゃんといっしょに渡したのだった。






 担任のA先生とB先生に渡したくてうずうずしながら順番を待っていたクニコとCちゃん。
 もらってうれしそうなA先生とB先生。
 その顔を見てまたうれしそうなクニコとCちゃん。

 やっぱり、感謝の気持ちを伝えるのは、伝えられる方はもちろん、伝える方も心地よいものだと思った。
 そして、色紙ともに感謝の気持ちを伝えたクニコを見て、うれしくなった。


【クニコが色紙を発想できた理由】

 担任のA先生とB先生に色紙(寄せ書き)を贈ろうと発案したのはクニコであった。
 
 なぜそんな発想ができたのだろうか?

 それは、姉のアキコが担任のT先生のために色紙を回していたことを知って、それをまねたのだった。つまり、元は姉のアキコの発想であった。

 では、姉のアキコはなぜそんな発想ができたのだろうか?

 これは、おそらくわが家で、母や父である私の誕生日にいつも感謝の手紙を書いていたからだろう。つまり、そこでの経験が生きているのである。

 考えてみれば、子供たちから親へのプレゼント「マフラー」などは、感謝の気持ちを伝えるという保育園の先生方の、子供たちへの指導の結果である。

 感謝の気持ちを伝えるということ。このことも、やっぱり家庭や園、学校で学んでいくものなのである。


【関連記事】あったかい家族日記 「家族の広場」

『ありがとう』と言える子に!

妻の誕生日をどう祝うか?! 554

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◆キーワード:1 感謝の言葉  2 卒園式  3 卒園式プログラム


・保母さんたちの評価では、とても素晴らしい卒園式だったそうだ。

・【保育園でのクニコ】

①クニコの初めての保育参観を思い出す。大方の保護者は10時過ぎに参観に来られたのだが、朝から参観してもよいということだったので、私はクニコと同時に登園した。だから、下駄箱に靴を入れるところから始まって、朝の会が始まる前の自由遊びも、それこそずっと参観していた。みんなそろって歌を歌うところや、お話を聞くところでは、泣いていたり、きちっと聞けないでいる子もかなりいた。しかし、クニコはしっかりと歌い、話を聞けていた。この姿を見て、クニコは保育園に通っている間中、大丈夫だと考えたことを思い出す。この時の判断通りの保育園生活だった。

②保育園の先生方の、クニコへの評価は、「何でもできる子」であった。これは、他の子供たちや、その保護者の評価でもあった。
 「お店屋さんごっこ」で初めてサイフを作るとき、クニコは家で「お店屋さんごっこ」をお姉ちゃんとやっていて、お姉ちゃんの作ったものを見ていたから、すらすらと作った。そしたら、他の子はそれを見て、まねて作ったそうだ。そんな感じで、まねる元をたくさん作ったそうなのである。「クニコがいると助かる」というのが、保育園の先生方の評価でもあった。ことわざかるた大会もよく1位を取ったらしいが、家では何度も負け、それがゆえに鍛えられているのが、実は本当のところである。
 また、担任の先生によれば、負けず嫌いのところがあり、登り棒ができない自分ががまんできず、何回も繰り返し練習してできるようになったこともあったそうだ。
 家では、お姉ちゃんとよくけんかするし、結構甘えん坊なのだが……。