家族の広場

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9年ぶりに専業主婦から仕事人へーその2.「履歴書書き」ー

2007-04-15 06:40:21 | Weblog
◆リード:3月4日の家族会議の結果、専業主婦であった妻は、市の臨時職員募集(特別支援教育の介助員)に応募することにした。さっそく履歴書を書き、市役所へ提出しなければならない。

2007.4.7  9年ぶりに専業主婦から仕事人へーその2.「履歴書書き」ー

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 3月4日の家族会議の結果、専業主婦であった妻は、市の臨時職員募集(特別支援教育の介助員)に応募することにした。さっそく履歴書を書き、市役所へ提出しなければならない。

私「そうと決まったら、善は急げだよ。なるべく早く応募した方がいいよ。」

 こう言われた妻は、翌日には履歴書の用紙を買ってきた。そして、さっそく書き始めた。

妻「履歴書に使うんだけど、デジカメで写真を撮ってはだめかな。」

私「できないことはないけど、(デジカメでなく)ちゃんと履歴書用の写真を撮った方がいいよ。そんなところも(採用の視点として)見られているから。あと、わかっているかもしれないけれど、字はていねいに楷書で書いた方がいいよ。」

妻「そうね。」

 しばらくして

妻「応募の動機として、『夫が特別支援学級の仕事をしていて興味をもった云々』と書いてもいい?」
私「もちろんだよ。その方が採用に有利に働くかもしれない。」

 こんな感じで、翌々日には市役所に行き、履歴書を出し、応募を済ませてきた。

 その時点で応募2番目、最終的には6名の応募があった。実に3倍の競争率である。

続く。



【関連記事】あったかい家族日記「5/30主婦としての負い目を感じることなく、子供との時間を心ゆくまで楽しんでほしい 」

※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。

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◆キーワード:1 履歴書  2 家族会議  3 共働き

◆留意点・その他:
・履歴書を書き上げ応募を完了した数日後(3/10)、経沢香保子『自分の会社をつくるということ』を読んだ。女性(男性でも)で起業をめざしている方は是非読まれることをお勧めする。
 その本の「採用力を上げる、とは実際どうやればいいのでしょうか」という項で、次のような一節があった。

 たとえば、履歴書の書き方に常識がないのは問題外です。汚い字で書いてきたり、二本線で消してあったり。そういうことに鈍感な人って、入社してからも常識がなくて、お客様に提出する書類も絶対いいかげんに出すんです。自分の履歴書さえ丁寧に書けない人がお客様の書類だけ丁寧にやるわけがない、と考えますので。そういう人は採用しません。
 アンケートなどの言葉遣いが幼稚な人は大人の社会でもまれていなかったり、入社してからも甘えている感じの多い人です。そのほか、私が予想もしえないことをしてくる人も結構いるんです。証明写真に自分のダンスをしている写真を切り取って貼る人。写真が曲がっている人とか、そういう人は論外です。そのほかにも書類に判を押していない人はおっちょこちょいな人が多いとか、本当にいろいろな人がいるものです。でも、自分の常識の中では理解できないタイプの人は、やはり入社してからも理解できないということが多いのです。
 つまりは、履歴書って何のために書くのかということをじっくり考えていないのです。
(前掲書 178ぺージより引用)

 採用の競争は、当然のことながら、履歴書書きから始まっていたのである。


9年ぶりに専業主婦から仕事人へ

2007-04-14 16:04:53 | Weblog
◆リード:この4月から妻が働き始めた。実に9年ぶりである。3月の家族会議から急に動き出したことである。


2007.4.7 9年ぶりに専業主婦から仕事人へ トップページへ


 この4月から妻が働き始めた。
 実に9年ぶりである。
 
 3月4日(日)朝のこと。私が1階へ行ってみると、実母が配られてきたばかりの市報を持ってきた。

実母「市で臨時の職員を募集しているれ。タカちゃんに(働き口として)どうだい。」

 市報を受け取り、2階へ。妻と市報を読んでみると、特別支援が必要な子供に付いて介助する臨時の職員を募集していた。日給は6,200円で、勤務時間は8時15分から5時15分。募集人員は、中学校1名、小学校1名の計2名であった。
 〆切は約10日後で、それまでに履歴書を添えて申し込まなければならない。面接試験は、約2週間後である。

私「タカちゃん、どうする?」
妻「う~ん、周りはみんな働いているし、そろそろ働かないといけないと思っていたから。それに、お義母さんとずっと一緒より、日中働きに出ていた方がいいような気がする。」

私「タカちゃんにその気があるなら、進めてみるか。もともとクニコが保育園に上がったら、勤める予定だったんだしね。(既に1年遅れているが)」

妻「でも、私が働きに出ると、クニコやアキコが帰ってきてから誰か見ていないと……。お義母さんが見ることになるんだろうけど、いいかしら。」

私「お母さんから出た話だし、見てもいいと言っていたよ。そのことなら大丈夫だよ。それにアキコとクニコが大きくなってくると、教育費がかかってくるし、将来に備えて貯金も必要だし、ダブルインカムの方がいいよね。」

妻「そうよね。」

 その後、10時過ぎ、妻の就職についての家族会議が始まった。

実母「ここ1,2年が就職のチャンスなんだよ。(団塊の世代の)大量退職が出るし、好景気だし。」

私「そうだね。チャンスかもね。」

実母「それに、将来の生活を考えると、一人だけの働きじゃ、生活するのがやっとで、貯金できないろうね。」

妻「そうなんです、本当に。」

 ここで、実母が二人の子供(私と兄)を大学に出すために、いかに大変だったかという話をした。父は銀行員、それだけの収入ではとてもじゃないが、足りなかったこと。自分が働きに出たり、内職をしたりして、やっと仕送りしながら生活できたことを話した。

 妻が働きに出ることについては、実はこれまでも、何度か妻と話していた。クニコも保育園に行き始め、手が離れたし、将来に備えて貯金するためにも、妻が働く必要は認識していた。私一人の給料では、生活することで手一杯であることも、妻は自覚していた。
 働く必要は認識しつつも、就職先まで具体的な形での、話し合いは初めてだった。

 実母が就職を勧める理由は、次の通りであった。
①好景気の今がチャンス。取りあえず臨時で採用され、本採用をめざすとよい。
②二人働かないと、貯金・教育費は捻出できない。
③将来、年金がもらえる。
④働くことで、人として成長できる。
⑤子供の帰宅後の世話は、私が見る。

 私は、これから教育費等がかかってくるし、将来に備えての貯金の必要があることも、わかった。
 加えて私は、十分に働ける状況の人が働かないでいることは、社会的損失であると思っていたので、

「タカちゃんが働く気があるなら、働いて社会の役に立った方がいいよ。それに、その方がいろいろ刺激を受けて成長できると思うよ。」

と話した。

 さらに、たまたま私と同じ特別支援教育にかかわる仕事だから、よくイメージできるのだが、

①介助員さんは、教師と違って授業の計画は一切しなくてよいから、8時15分から5時15分までの勤務で本当によいこと。(教師は5時間授業するなら5時間分の授業準備が必要となる。)
②特別支援教育は、少人数の個別指導が基本だから、我が子の子育ての延長で考えられ、9年間のブランクがあってもそれを埋められそうなこと。
③介助員さんの勤務時間の延長は(教師と違って)ほとんどなく、夏休みや土・日の休みも私や子供と同じ(夏休みの8月中は解雇である)だから、家庭生活に支障があまりないこと。

 これらを話し、この意味でも理想的な仕事だと話した。

 妻は、「自分は、以前勤めたことのある会計事務所の仕事を考えていたけれど、会計事務所の仕事は、夜遅くなるからためらっていた。しかし、今回の仕事は定時に帰れそうだ。」と基本的にこの仕事に就くことはよさそうだと言いつつ、次の問題点を指摘した。

①お義母さんがアキコとクニコの世話・塾の送り迎えで大変になること。
②アキコは塾のない火曜日の遊び(我が家に5人~10人くらい遊びに来る)を楽しみにしているけれど、私が勤めに出ると、それができなくなること。

 実母は、アキコとクニコの世話・塾の送り迎えはよいが、「アキコのエレクトーン教室は隣市から市内のエレクトーン教室に変えてほしい」とのことだった。
  
 話し合いの結果、ほぼ今回の募集に応募しようということでまとまったところで、隣の部屋で遊んでいたアキコ・クニコが呼ばれた。

私「アキコ、クニコ、この4月から、お母さんは働きに出るかもしれないよ。」
妻「そうなると、エレクトーン教室はN市でなく市内に変えないいけないよ。火曜日も今までみたいにお家にお友達を呼んで遊べなくなるよ。」

アキコ(しくしくと泣き出す。)

妻「(泣いているのは)エレクトーン教室のお友達を別れるのが嫌なの? それとも火曜日にお友達を呼べなくなるのが嫌なの?」

実母「アキコ、泣いてはだめだよ。家族は助け合わないとだめだよ。あーちゃんも大変になるの。みんなが助け合うの。」

アキコ(泣き続ける。)

実母「泣いてちゃだめだよ。今までお母さんがそばにいて恵まれていたんだよ。帰ってきてお母さんがいない家はたくさんあるんだよ。今までお母さんがそばにいてくれていたんだから感謝しなきゃ。」

アキコ(泣き続ける。)

クニコは事情がよく飲み込めずにあっけらかんとしている。

妻「アキコ、まだ決まったわけじゃないんだよ。」

 10時過ぎから12時過ぎまでの、2時間の家族会議の結果、結局、市の臨時職員の仕事に応募することにした。

続く



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◆キーワード:1 妻の就職  2 家族会議  3 共働き

◆留意点・その他:

・もともと我が子が3歳になるまでは、母親は育児に専念した方がよいと思ってきた。逆に言えば、クニコが保育園に上がった時点で、再就職してもよかったのである。
・子育ては価値ある素晴らしい仕事であると思っている。
 私は、「仕事をやっているほうが偉いという観念を手放して、子供との時間をぜひ心ゆくまで楽しんでもらいたい」(「5/30主婦としての負い目を感じることなく、子供との時間を心ゆくまで楽しんでほしい 」)と思ってきたし、そのように妻にも話してきた。
 妻はその通りに子育てに専念し、子供を優先してきた。妻に後悔はないと思う。

あ・そ・び・単なるあ・そ・び!

2007-04-14 16:01:51 | Weblog
◆リード:この4月2日、ついに200人からnice!を達成した。私が見るところ、余りない記録である。100人からnice! をいただいたのが2005年11月14日のこと。200人からnice!をいただいたのが、2007年4月2日のことであるから、1年以上を要した。

2007.4.4  あ・そ・び・単なるあ・そ・び! トップページへ


 この4月2日、ついに200人からnice!を達成した。私が見るところ、余りない記録である。
 100人からnice! をいただいたのが2005年11月14日のこと。200人からnice!をいただいたのが、2007年4月2日のことであるから、1年以上を要した。
 本当は、昨年末中に達成の予定であったが、nice!獲得の秘訣であるところの、新たな訪問&コメント書きをほとんどしなかったから、新たにnice!を押す人が増えないのも、当然だろうと思う。
 しかし、200人もの方がnice!を押してくださったことには、本当に感謝したい。ありがとうございました。


 さて、余り書いてこなかった、ごくプライベートなことを書いてみる。

 今日の夕食後、クニコがコホンっと咳をした。

私「大変! 風邪引いちゃう!」

 こう言って、クニコを抱きしめた私。(体温で暖めるという意味)
 「しめしめ、抱きしめるいい口実だ。」と、心の中でつぶやく私。

クニコ「大丈夫だよ。離して!」
私「だってコンコンしてるじゃない!」

クニコ「もう大丈夫だってば。」
私「そう、大丈夫?」

 こう言いながら、クニコを放す私。

アキコ「まったくもう。」(わざとやってるんだろう。)

クニコ「ちょっとコンコンしただけじゃん。」

私「あ~、またコンコン言ってる! 風邪引いちゃう。」
 こう言って、また抱きしめる私。

クニコ「あ~(しまった。コンコン言っちゃった。)、大、大丈夫だってば。」
私「本当に、大丈夫なの。コンコン言ってるじゃない。」

 こう言いながら、クニコを放す私。

クニコ「大丈夫! まったく。」

アキコ「クニコ、もうふざけてコンコン言わない方がいいよ。」
クニコ「うん、もうコンコン言わない。」

私「あ~、またコンコン言ってる。風邪引いちゃう。」

 こう言いながら、クニコを抱き上げる私。

 妻も、アキコも笑っている。


クニコ「クニコは、本当の風邪じゃないよ。あ・そ・びだよ。」

私「お父さんも、あ・そ・びだもん。」

アキコは笑って聞いていた。

 育児の参考になりそうにない、プライベートなことは、書かないようにしてきた。
 が、こんなふうに、じゃれあいながらかかわることもよくあるのが、私である。



【関連記事】あったかい家族日記「100人からnice!ありがとう そのヒケツは?」

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◆キーワード:1 親子でふざけっこ  2 ふれあい  3 親子の会話

◆留意点・その他:


誰しも初めての体験はどきどきする!

2007-04-14 15:59:53 | Weblog
◆リード:3月31日(土)にアキコ(新小3)と私の二人で映画『ドラえもん、のび太の新魔界大冒険』を見に行った。私がチケットを買っている間、アキコは飲み物とちょっとした食べ物を買うために、列に並んだ。そして、アキコ一人で買う経験をした。

2007.4.2 誰しも初めての体験はどきどきする! トップページへ


 3月31日(土)にアキコ(新小3)と私の二人で映画『ドラえもん、のび太の新魔界大冒険』を見に行った。

 時間ぎりぎりに行ったので、私がチケットを買うために並んでいる間、アキコには飲み物とちょっとした食べ物を買うために、列に並んでもらった。

私「アキコ、お父さんがチケットを買うから、先にあそこに並んで、飲み物やちょっとした食べ物を買ってくれ。何を買うかは任せるから。」

 こう言って、2千円渡した。

 アキコは、余り時間が無いのを知っており、また自分が並んでいる間にお父さんがチケットを買って戻ってくると思ったのか、そのまま二千円を受け取り、列に並んでいた。

 ほどなくチケットを買った私は、未だ列に並んでいるアキコに向かって、

私「う~ん、お父さんはウーロン茶がいいな。じゃあ、頼んだね。」

 こう言って、その場を離れた。

アキコ「アキコ、(一人で買うのは)できないよ!」(不安を訴えるアキコ)

私「大丈夫、簡単だよ。お父さんはウーロン茶だし、アキコはジュースでも何でも好きな飲み物を選べばいい。そして、ポップコーンでも買えばいいだろ。」

 こう言って、トイレに向かった。

 トイレから戻ってきて、少し離れてアキコの様子を見ていた。なかなかアキコの順番が回ってこない。5列ほどあるのだが、アキコの列はレジの人の手際が悪いようで、テンポが遅い。

 わざと私は、アキコとタッチ交代せず、任せていた。よい経験だと思ったから。

 映画開始10分となり、さすがに焦った。初めの約10分はコマーシャルだが、その後は本編が始まるからだ。

 ようやくアキコの番が来て、アキコがレジの人に注文していた。

 アキコは、ウーロン茶とメロンジュースとポップコーンを買ったのだった。その代金1300円。何とアキコは、ちゃっかりドラえもんのケース入りのポップコーンを買ったのだった。
 後で聞けば、ドラえもんのケース入りのポップコーンの情報は、アキコの親友から仕入れていた。

 ともあれ、無事アキコは映画館で飲み物をお菓子を買う経験ができた。

 「アキコ、(一人で買うのは)できないよ!」と言ったアキコ!

 次回からは、おそらく自信を持ってできるだろう。

 このような経験を一つ一つしていく中で、少しずつ自分でできる範囲(レパートリー)が広がり、そのことが生きる自信につながっていくのだと思う。



【関連記事】あったかい家族日記「初めてのおつかい」

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◆キーワード:1 買い物体験  2 子育て  3 自信・生きる力

◆留意点・その他:
・アキコが「アキコ、(一人で買うのは)できないよ!」と言いつつ、不安そうに順番を待っている姿を見て、私は、自分が小学校中学年だった頃、初めて一人でリフトに乗った経験を思い出していた。
 一人乗りリフトに乗っている間中、無事にリフトから降りられるかどうか心配でしょうがなかった。次々に前の人が降りていく姿を見て、果たして無事に自分は降りられるのだろうかと、一層不安になったものだ。でも、実際に経験してみると、次からは何ということはなかった。
 やっぱり経験させることである。

・映画鑑賞が終わってから、アキコは、おみやげとして見た映画の小冊子500円を買った。自分でレジに並んで、代金を支払った。こうして経験を重ねることで、不安はなくなっていき、平気になっていく。


我が子と一対一のふれあいの時間をもつ

2007-04-14 15:57:59 | Weblog
◆リード:3月24日(土)にクニコ(新年中)と私の二人で市民プールへ行き、3月31日(土)にアキコ(新小3)と私の二人で映画『ドラえもん、のび太の新魔界大冒険』を見に行った。我が子と一対一のふれあいの時間をもったわけである。

2007.4.1  我が子と一対一のふれあいの時間をもつ トップページへ


 以前のブログ2006.1.1「次女と一対一の時間を持つ」に、私は、一対一の時間では、「自分を相手に捧げる時間」「相手のことを優先する時間」にしており、次女と一緒に一対一の時間をもったことで、次の発見をしたと書いた。


発見① 一対一だと、その子と本当に深いかかわりがもてるということ。

発見② 深いかかわりがもてる結果、相手はとても満足する。そして大切にしてもらえたという実感をもち、信頼感がアップするということ。

発見③ その子に対する深い愛情がわくということ。
……中略……

「今年は、月1回以上の1対1のデートの時間を二人の子供と持つ決心をした。今回のような1時間程度でもよい。この決心をしたことで、ステキな時間が生まれ、必ずや絆が深まるだろう。」と結んでいた。



 そんなわけで、なんとか一対一の時間をもてるようにしてきた。しかし、忙しいとなかなか出来ない。どうしても、子供二人対私一人が多くなるのだ。
 「月1回以上の1対1のデートの時間」はなかなか難しくても(ちょっと勉強をみる、ちょっと二人で遊ぶというのはもちろんできる)、ワンシーズンに1回はじっくりと一対一のデートの時間を持とうと決めていた。

 そこで、今年に入って、クニコと二人で市民プールに行き、アキコと二人で映画に行った。

【クニコと二人で市民プール】
 この日には、またクニコの成長が見て取れた。
 大プールでは、前回私は親ガメのようになって、クニコを子ガメのように乗せて泳いでいたのに、今回は「クニコ、一人で泳ぐ。」と言って、できなかった。正確に言えば、一度だけ無理にクニコに頼んで、子ガメになって乗ってもらった。

 その代わり、クニコはスパイラルウオータースライダーに二人で10回ほど滑り、そのときは恐いようで、しっかりと私につかまり抱かれていた。


 「親とは、まるで自転車の補助輪のようなものかもしれない。」と思った。


 我が子の成長につれて、今までしていたことが必要でなくなり、その代わり新しいことが必要になるのだ。そして、やがていつかは独り立ちしていく……。
 子供の成長はうれしいが、ある意味親の役割がなくなっていくことはちょっぴりさびしい。それでも当面(といっても10年以上)は、なくなった役割の代わりに新しい役割が生じてくるので、親の育児上の役割はまだまだあると思い直している。



【アキコと二人で映画】
 アキコと二人で、映画『ドラえもん、のび太の新魔界大冒険』を見に行った。
 詳細は、別の機会に書こうと思うが、二人とも映画の内容を楽しめ、お互いおもしろかったところや感想を言い合ったりして、大いに満足した。

アキコ「チンカラホイ!」

 最近我が家では、この魔法の呪文が飛び交っている。


 この「我が子と一対一のふれあいの時間をもつ」ということ。「我が子一人一人の(性格などの)タイプをよくつかんで対応する」ことと合わせて、「子育て8つ目の鍵」にしようと考えている。

【近況】
 年度末のこの時期は忙しくてなかなか書けないブログ。書きたいこと、書くネタはたくさんあるのに……。
 例えば、妻がこの4月から、中学校の特別支援学級の介助員として務めることになったのだが、①妻が働くことについての家族会議 ②面接試験に向けての準備 ③面接試験でのこと……書きたいことがいろいろあるのだが……。
 あと、コメントの返信も遅くてすみません。

【関連記事】あったかい家族日記「次女と一対一の時間を持つ」

「長女とデート」

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◆キーワード:1 一対一のふれあいの時間  2 子育て  3 子育て成功のための8つの鍵

◆留意点・その他:


子育ての6つ目の鍵「自分の強みを活かす」2.

2007-04-07 06:27:07 | Weblog
◆リード:「子育ての8つの鍵 ーその6ー」として挙げた「自分の強み(資質・特技)を活かす」ということ。ファーザー家では、どう活かしているか!?

2007.3.23  子育ての6つ目の鍵「自分の強みを活かす」2. トップページへ


その2ーファーザー家の経験からー

 前号で紹介したように、「子育て成功のための8つの鍵 ーその6ー」として、「自分の強み(資質・特長)を活かす」を挙げることに決めた。
 「自分の信念(ポリシー)を活かす」とも、「自分のユニークさを活かす」とも言い換えることができる。
 
 ファーザー家では、この6つ目の鍵はどう活かしているか?!

 結論を言えば、我が家ではこの6つ目の鍵をうまく使っているのである。

 まず父親である私であるが、一例を挙げると、「読書の習慣」がある。

 私自身が読書好きであり、「読書の習慣こそ最高の価値がある」という強い信念(ポリシー)をもっている。「読書には大きな価値があり、どんな本を与えればよいか、どうすれば読書好きになるかetc.」を知っているという強みをもっている。
 
 以前の記事「本好きに育てる」には次のように書いていた。


  我が子を本好きに育てたい! それは、私の育児方針の中で、とても大きな位置を占めている。今アキコが塾で習っているエレクトーン・習字・ソロバンよりも、大切なことだと思っている。習っているわけではないが、英語やスイミングよりも、大切だと思っている。

 なぜなら、本にはいろいろな人の経験からくる知恵がつまっており、かしこくなるにも、心が豊かになるにも、読書経験によるところが多大だと思っているからだ。個人の経験は限られており、他人の経験に学ぶことなしに大きな成長はないと思っているからだ。

 実際、本ほど安く価値あるものはなかなかないと思う。わずか数千円で、専門家(その道のプロ)の貴重な考えや情報、生き方を聞くことができ、学べるのだ。

 私自身、本から実に多くのことを学んできたので、その価値の大きさを実感しており、絶対に我が子を本好きにしたいと思っていた。

 以前のブログ記事にも紹介したが、アキコが生まれて1歳には、「ほるぷ」こども図書館の「めだかコース全58冊」(67319円)を、そして「ひよこコース全46冊」(62125円)を買い与え、私がほとんど毎日読み聞かせていたのである。

 おかげで、アキコは本好きになり、毎月家族で1回は行く市立図書館で本を借りて喜んで読んでいるし、学校の図書館からも本を借りて読んでいる。(以上以前の記事より引用)


 つい先日、アキコは通知票をはじめこの1年間で書いた作品ー絵、版画、作文、硬筆、作文etc.ーを山ほど持ち帰ってきた。
 その中に読書カードがあった。アキコは、学校の図書室から借りる際に使う「どくしょカード」によれば、1年間で106冊借りていた。
 3学期には、学年全体で「めざせ! 50さつカード」を使った読書運動があり、3学期だけで、図書館・学級文庫・ブックセンター・ふたば文庫・家にある本を合わせて、280冊も読んでいた。読書好きな友達と競争していたらしい。

 間違いなく、クラスの中でも抜きんでて読書好きになっているのである。

 まさに「読書の習慣を身に付ける」という子育てにおいて大成功している。

 
 なぜ「自分の強みを活かす」「自分の信念を活かす」というのが、子育て成功の鍵になるのか。

 第一に、親自身が信念と言えるほどに、自信や思い入れをもっていること。そのよさに体験的であれ理論的であれ、親が確信を持っているので、強い自信(意思)をもって、かつ意欲的に子供にすすめることができる。

 例えば、妻は算盤1級であり、アキコが1年生になると同時に算盤に通わせた。
 妻は「算盤は絶対にいい!」と言い、私自身は「パソコンの時代に算盤か……」という思いもよぎったが、妻がそこまで言うならと承諾した。妻は、算盤のよさに体験的に確信をもっており、それを娘に習わせることに強い意欲をもっていたのである。

 第二に、自分の土俵で(強みを活かして)相撲を取っているわけだから、専門家あるいは先輩として的確な指導またはアドバイスをすることができる。

 例えば、実母は、昔編み物の先生であったが、アキコに、私の誕生日に贈るマフラーの編み方を教えた。アキコは、小2にしてマフラーを編むことができた。
 実母は習字の先生でもあるのだが、アキコにずっと習字を教えている。その教え方たるや見事なものである。
 妻にしても、アキコがつまずいていれば、いつでも算盤を教えることができる。

 第三に、親が絶対によいと信念と強い意欲をもって、あるいは親から専門家として的確な指導やアドバイスを受けながら、我が子が学習を継続する結果、ものになる。つまり、成果が出るのである。
 アキコの読書好きも、習字がうまくなっているのも、算盤が挫折せずに続いているのも、親ないし実母が、信念・強みを活かしているからである。

 これが借り物だと、親が挫折してしまい、結果としてものにならずに終わることが、多くなる。

子「算盤(エレクトーン……)もうやめたい。」(折に触れ、繰り返し繰り返し訴える。)
親「しょうがないわね。」(ある時、親は断念する。)

 こうなるのである。

 第四に、我が子に尊敬される。
 妻の算盤の腕前、実母の編み物、習字……これらにおいては、現状ではその技量の違いたるや歴然としており、アキコは逆立ちしても勝てない。しかも、丁寧に教えてくれるのだ。
 当然、我が子は親(実母も)を尊敬することになる。

 第五に、親子にふれあいが生まれ、親子の絆が深まる。
 絵本の読み聞かせ、習字の指導……これらの活動を通して、どれだけ親子にふれあいが生まれ、絆が深まったか。そして、その期間がいかに幸せな一時であった(る)ことか。

 第六に、親子のふれあいが将来も続く可能性がうまれる。アキコの習字。おそらく中学生までは続くだろう。この間、実母とアキコのふれあいが続くのである。
 そればかりか、生涯にわたって続く可能性すらある。

 アキコはもう何年かすると、部活動を始めるだろう。そこで、あらかじめ卓球好きにしておくならば、生涯にわたってアキコと卓球を楽しむことができるわけである。(私は中学時代卓球部に属し、卓球に熱中していた。)


 これらのことは、「自分の強みを活かす」「自分の信念を活かす」ことの効用とも言える。つまり、6つもの効用があるのである。

 家族のそれぞれがそれぞれの強みを活かし、我が子にかかわる中で、我が子に尊敬され、心地よいふれあいの記憶とともに、親が信念といえるほどに大切に考える習慣、能力・技能を、我が子が習得するということ。
 これこそ子育ての一つの成功! と言えるのではないだろうか。



【関連記事】あったかい家族日記「本好きに育てる」

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◆キーワード:1 強みを生かす  2 子育て  3 子育て成功のための8つの鍵

◆留意点・その他:
・今回記事の内容は、『家族の幸せを創り出すセミナー』の第Ⅲ部「子育て」編についてのプログラムのほんの一部となる予定である。
 セミナーの内容は、大きくいって ①セミナーでなくては決して伝えられない内容 ②セミナーが望ましいが、本などでも伝えられる内容 ③どちらでもさして変わりなく伝えられる内容 とがある。
 ③(ないし②)の内容については、できるだけ公開していこうと思う。

 感想など、コメントしていただけるとありがたい。

子育て6つ目の鍵「自分の強みを活かす」

2007-04-07 06:22:17 | Weblog
◆リード:「子育て成功のための8つの鍵 ーその6ー」として、「自分の強み(資質・特技)を活かす」を挙げる。これは、「自分の信念(ポリシー)を活かす」とも、「自分のユニークさを活かす」とも言い換えることができる。

2007.3.23  子育て6つ目の鍵「自分の強みを活かす」

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 昨年度受けたよかったセミナーの一つに、船井メディア主宰『七田式右脳全開セミナー』ー脳とカラダを磨いて、<超健康・超幸運・超強運>プラス体質に生まれ変わる!!-(全3回 65,000円)がある。
 平成18年5月21日(日)、7月8日(土)、8月27日(日)の3日間にわたって、東京で行われたセミナーである。

 このセミナーでは、5名の講師がおられた。

 一人目は、七田式右脳トレーニングの創始者であり、しちだ・教育研究所取締役会長・七田チャイルドアカデミー校長でもある七田眞先生であった。

 二人目は、アントニオ猪木、新庄剛志氏などの超一流のスポーツ選手や、数々の芸能人の栄養指導のコンサルティングを引き受けてきた人である。ファスティングの第一人者でもあり、杏林予防医学研究所所長であり、医学(分子栄養学)博士の山田豊文先生であった。

 三・四人目は、超意識について詳しい、モンロー研究所公式認定ゲートウエイ・アウトリーチ・トレーナーである坂本政道、植田睦子両先生であった。

 これらの講師が、毎回2時間ずつの講座を3回連続で行った。

 特別ゲスト講師として、船井幸雄先生が第2回目のみ2時間講演をされた。

 
 さて、前置きが長くなった。
 七田眞氏が

「この山田先生の栄養学こそが、正しい栄養学なのです。」

 と言って、紹介された山田豊文氏であるが、セミナーの中で親としての姿勢に感銘を受けたことがあった。次のエピソードである。



【山田豊文氏がセミナーで紹介したエピソード】

1.「私の自慢は、娘が小学校に入るまでご飯(炊いたお米)が白いということを知らなかったことです。」(氏は、多くのスポーツ選手や著名人の栄養指導をしてきたが、玄米を推奨されてきた。同じように、娘が生まれて以来ずっと玄米食べさせてきたのだった。)

2.(きわめて科学的かつ論理的な解説があった後で、)「(娘が通う小学校に、牛乳のマイナス面についてのデータをどさっと提出し)これを読んでみてください。娘には牛乳は飲ませません! もし反論があったら、受けて立ちます。」


 セミナーで紹介されたたくさんのエピソードの一つに過ぎないのだが、私は非常に感銘を受けた。

 なぜ感銘を受けたか?!

 第一に、山田氏が人生をかけてきた仕事。その仕事上、正しいと確信をもったことについて、一歩も引かないという姿勢に対してである。
 牛乳がよくないという知見をもっていたとしても、なかなかここまでできる人はいない。せいぜい医者の診断書を書いてもらって、音便に拒否するくらいである。
 玄米がよいという知見をもっていたとしても、生まれて以来ずっと我が子に食べさせ続ける人は少ないだろう。(私は長女に対して2年間やったが)

 第二に、仕事上の倫理観を強く持っている方だと感じたからである。我が子に対してと同じように、栄養指導をお願いされた方に対してコンサルティングをしているわけである。正確に言えば、いままでコンサルティングをしてきたと同じように、我が子にも対しているわけである。
 これは、これまで真摯にコンサルティングしてきた何よりの証拠である。
 この人は信頼できると感じた。

 山田氏は、なぜここまでできたのであろうか。

 当然のことながら、我が子への愛情・健康に育ってほしいという願いが根本にある。
 しかし、それだけではない。それは山田氏が人生を賭けて学んできた分子栄養学・分子矯正医学に対する理論的確信であり、間違った栄養学を正したいという職業上の倫理観であろう。

 山田氏は、「自分が我が子に教えたのは、食事についてだけです。」とも語っていた。

 山田氏は、勉強について見てやったことも、躾も特にしなかったが、自分が仕事にしている食事(栄養指導)だけは、信念をもってきっちりとやられたのである。
 この姿勢に、私は尊敬の念を抱いた。


 私は前号で次のように書いた。

「『家族の幸せを創り出すセミナー』の第Ⅲ部「子育て」編についてのプログラムを作っている。以前に参加したセミナーの資料を読み返したり、いろいろな専門書を読み漁ったり、自分の子育てを振り返ったりしながら、楽しみながら作っている。そして「子育て8つの鍵」を決めた」

 「子育てを成功させる鍵は何か?!」を考えているとき、セミナーのこのエピソードを思い出したのである。

 親としての山田氏のこの姿勢こそ子育ての一つの鍵(ポイント)になる!と思ったのである。
 氏の姿勢とは、「信念(ポリシー)をもって子育てしている」と言えるし、「自分の強み(専門である栄養学)を活かして子育てしている」とも言える。また、「自分ならではの強みを生かしている」という意味では、「ユニークさを活かしている」とも言えるだろう。

 そこで、「子育て成功のための8つの鍵 ーその6ー」として、「自分の強み(資質・特長)を活かす」を挙げることに決めた。
 「自分の信念(ポリシー)を活かす」とも、「自分のユニークさを活かす」とも言い換えることができる。
 

 さて、ファーザー家では、この6つ目の鍵はどう活かしているか?! 

 自分がやっていなければ、人に教えることなどできない。
 これは次号で紹介する。(続く)

【関連記事】あったかい家族日記「我が子の視力低下を防ぐ!」

「毛髪分析の結果とその対策」

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◆キーワード:1 強みを生かす  2 子育て  3 子育て成功のための8つの鍵

◆留意点・その他:


子育て3つ目の鍵「よい生活習慣を確立する」

2007-04-07 06:18:34 | Weblog
◆リード:『家族の幸せを創り出すセミナー』の第Ⅲ部「子育て」編についてのプログラムを作っている。以前に参加したセミナーの資料を読み返したり、いろいろな専門書を読み漁ったり、自分の子育てを振り返ったりしながら、楽しみながら作っている。そして「子育て8つの鍵」を決めた。その3つ目の鍵として、「よい生活習慣を確立すること」を挙げた。

2007.3.21  子育て3つ目の鍵「よい生活習慣を確立する」   トップページへ


ー『早寝』のススメー

 『家族の幸せを創り出すセミナー』の第Ⅲ部「子育て」編についてのプログラムを作っている。
 以前に参加したセミナーの資料を読み返したり、いろいろな専門書を読み漁ったり、自分の子育てを振り返ったりしながら、楽しみながら作っている。

 そして「子育て8つの鍵」を決めた。
 その3つ目の鍵として、「よい生活習慣を確立すること」を挙げることにした。

 子育てにおいて、「よい生活習慣を確立すること」は、きわめて重要だと判断したからである。

 その内容であるが、整理・整頓の習慣、家庭学習の習慣、時間管理の習慣……いろいろ考えられるが、一番大切なことは、正しい食事の習慣であり、次いで睡眠の習慣だと考えた。

 なぜトップに正しい食事の習慣を挙げたかなどは、別に機会に譲るとして、今回は睡眠(早寝)の習慣について、考えるところを少し書いてみる。


 早寝早起きが大切と言われる。早寝をすれば必然的に早起きになるから、早寝がポイントとなる。

 2年ほど前だったろうか、NHKクローズアップ現代で、乳幼児が夜遅くまで起きている現状について、医学的な見地から大変問題であることが報道されたことがあった。ある幼稚園に招かれた識者が、「夜10時まで子供が起きている日本の現状は、はっきりいって異常です!」と断言されていたことを思い出す。

 「寝る子は育つ」というが、寝ている間に成長ホルモンが分泌されるわけで、この言葉は医学的見地から言っても、正しいことなのである。
 睡眠によって、体は休養し成長する。心はやすらぎ、記憶は再構成され、心身共にリセットされるという大切な役割があるわけである。

 専門医の経験によれば、「8時前に就寝する子」が健康に育つそうだ。いずれ詳しくその辺りの専門書も調べてみたいと思っている。


 さて、我が家は通常9時半、遅くとも10時就寝というルールを守ってきた。
 この3月上旬から、クニコ(4歳、年少)の保育園では、2時間近くお昼寝をしていたが、それがなくなった。もうじき年中になるからである。

 睡眠の重要性を考えたとき、これではクニコの健康的な成長にとってきわめてよくないと判断した。
 現在小2で8歳のアキコにとっても、9時半ないし10時の就寝では遅い。(知人は、小学校卒業まで9時就寝を守り通した。)

 そこで、これを機会に、子供たちは9時就寝に切り替えた。

妻「9時就寝は難しいわよ。」
私「それはわかっている。ボクだって、子供とふれあう時間が減るから、できるならこれまで通りでいたいんだ。でも、クニコは昼寝がなくなるし、9時半~10時就寝では遅過ぎるよ。」

 結局、これまで8時半に入浴だったのを8時入浴へ、9時15分頃に寝室へ行っていたのを8時45分に寝室へ行くことに変更した。そして、15分ほど絵本を読んで就寝である。

 9時就寝にして2週間。夕食後のふれあいタイム及びそれまでのテンポが全体に速くなっている。それでほぼ守ることができている。

 クニコは、翌朝7時まで10時間ぐっすり寝ている。やっぱり睡眠がそれだけ必要なのだ。

 子供が健康に成長するために、睡眠は重要だ。

 少なくともクニコが小学校に入学するまでは、アキコが高学年になるまでは、9時就寝を守るつもりである。(これでも遅いかもしれないが……)




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◆キーワード:1 早寝  2 しつけ  3 よい生活習慣

◆留意点・その他:
・職業上の経験則から言えば、10時過ぎまで起きている子供は、忘れ物が多く、教室で集中力も欠いていることが多い。
・行きつけの床屋さん(たまたまアキコ、クニコと同級生の子がいる)に何時に寝せているか聞いてみた。

その父親曰く「我が家は早いですよ。10時就寝です。」
 
私に言わせれば、少しも早くない。成長期の子供と大人では違うのである。
 このように「早く寝るようにしましょう」と呼びかけても、それぞれ親の「早く」のとらえが違えばさして意味がない。
 セミナーを開催するならば、睡眠についての医学的な専門書もきちっとおさえたうえで、さらに科学的につめるつもりである。