家族の広場

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我が子との宝物のような思い出

2007-01-27 08:14:15 | Weblog
◆リード:スティーブン・R・コヴィー『7つの習慣ファミリー』こそは、家族で成功したい人すべてにお薦めしたい名著である。7年ほど前、妻にも是非読んでもらいたいと思い、私としては珍しく妻に読むように薦めた。繰り返し薦める私に、閉口した妻は「子供が小さくて(アキコ2歳)読んでいる時間がないの!」と言った。私が採った秘策とは!?

2007.1.26  我が子との宝物のような思い出   トップページへ


 今から7年近く前の4月のことである。私は、現職のまま2年間ある大学院で学ぶこととなった。
 時間的にゆとりのできた私は、予てから思っていたことを一つ実行に移した。
 それは、妻にスティーブン・R・コヴィー『7つの習慣ファミリー』を読んでもらうことである。(『7つの習慣』の著者であるコヴィー氏による7つの習慣家族実践編である)。

 この『7つの習慣ファミリー』こそは、家族で成功したい人すべてにお薦めしたい名著であり、私のとってのバイブルである。
 妻にも是非とも読んでもらいたいと思っていたので、私としては珍しく妻に是非読むように薦めた。



私「なあ、このファミリーという本は、すばらしくいいんだよ。読まないか。」
妻「う~ん。 やめとくわ。」

 別の日に。
私「とっても役に立つ本だよ。とにかく読み始めてみなよ。」
妻「(本をぱらぱらとめくって)う~ん、やめとくわ。」

 また別の日に。
私「なあ、いい本何だよ。読んでくれよ。」(ボクがこんなに頼んでるのに……)
妻「アキコはまだ小さいの(当時2歳)。 読んでいる時間がないのよ。 自分の(プライベートな)時間なんかとれないのよ。」
私(……。)


 どうしても妻にも『ファミリー』を読んでもらいたい。でも、子供が小さくていつも一緒にいなくてはならないので、妻は「時間がない。」という。

 「寝かしつけてから、少しずつ読めばいいだろう。要は読む気がないからだ!」という思いもよぎったが、これを言ってはおしまいと思い、別の策を練った。よし時間がないというなら、私が時間を創ってあげよう!

私「タカちゃん、ボクが(大学の授業が空いている時間帯に)2時間アキコをみるよ。そのうち1時間はゆったりと自分のプライベートの時間に使って、もう1時間は『ファミリー』を読んでくれないか。」

妻「それならいいわよ。」

 というわけで、妻は『7つの習慣ファミリー』を読み始めた。
 私は、その間、約束通りアキコと二人で過ごすことになった。



 さて、ここからが本題の我が子との宝物のような懐かしい思い出である。

 お決まりのコースは、まずは肩車をしてのキャンパス散策である。キャンパス内に森もあったので、そこを巡るのだ。アキコの体の重みを心地よく感じながら、アキコの頭に木がぶつからないように気をつけて歩いたことを思い出す。
 それから、キャンパスの周囲も一緒に歩いた。
 雪解け水の流れる小川のほとりを歩いていると、魚が泳いでいた。周りには、フキノトウがたくさんあった。

 今でも懐かしくかつ楽しい思い出として残っているのは、水路に草の葉を流してアキコと遊んだことである。
 
私「ほら、おもしろい。お船だよ。」
 こう言って、水路の周りにある葉をとって水路に落とす。葉は結構な行きおいで流れていく。
 それを見たアキコも、私と同じように葉をとって水路に落とす。(当時、アキコはまだ話し言葉が出ていなかった。)
 こんな遊びを繰り返した。

 そのうち、アマガエルを発見!
 私はさっと捕まえて見せた。私の握った手の中で、アマガエルは苦しそうにもがいていた。
 アキコは、「貸して。」というように、私からアマガエルを取った。そして、おもしろい玩具を得たようにそれで遊んだのだった。
 ほどなくして、なんとアキコは自分でアマガエルをさっと捕まえたのだった! それも、2匹、3匹と……。
 アキコの小さな手の中でもがくアマガエルたちを見て、「アキコは強い子だ!」と思ったことを思い出す。
 そして、そのままお家へアマガエルを持ち帰ったのだった。
 
 この葉落とし遊びとアマガエル捕まえ遊びは、キャンパス散策と並んで定番となった。

 ある時、キャンパス散策をしていると、野外のグランドに出た。
 そこには、一面にタンポポが咲いていた。
 空は青空。雲一つないスカイブルー。
 ぽかぽかのいい天気だ。
 目の前には、真っ黄色のタンポポの花が一面に咲いている。
 アキコと私は、そこに腰を下ろし、しばし見とれていた。

 ふと見ると、タネというか綿毛をつけたタンポポもたくさんある。
 よーし。

私「アキコ、見てごらん。」
 こう言って、綿毛を吹いて、飛ばしてみせた。

 春の暖かい風に乗って、綿毛は遠くまで落下傘のように飛んでいった。

 それを見ていたアキコは、「おもしろそう!」と思ったに違いない。
 すぐに私をまねて、タンポポをとっては綿毛を吹いて飛ばしていた。
 繰り返し、繰り返し、繰り返し……。

 もう7年近くも前のことなのに、鮮やかにそのシーンを思い出すことができる。
 真っ黄色のタンポポの花。アキコのふくらんだほっぺ。口をとがらせて吹いたとたん、ぱっと飛び散った綿毛。青空の中に舞うようにして飛んでいったたくさんの綿毛。心地よい暖かい春の日差し……。

 この懐かしくも素晴らしい思い出は、一生の宝物として私のまぶたの奥、胸の中に収まっている。
 
 妻にプライベートな時間と『ファミリー』を読む時間を与えたつもりの私であったが、アキコと一対一の宝物のような思い出、素晴らしい瞬間をもらった私であった。

 ※ところで、前回紹介したように、ブログ「あったかい家族日記」300記事達成を記念して、『家族の幸せを創り出すセミナー』(全3回ないし4回)を開催します。
 セミナーと本は違います。本からでは決して習得できない内容です。当然、手法や構成も違います。
 心を込めてセミナーを実施します。どなたか参加したい方はいませんか。


【関連記事】あったかい家族日記「『家族の幸せを創り出すセミナー』のご案内」

※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。

その『あったかい家族日記』は、七田眞氏よりオススメブログとして推薦されています。

最新版ないし写真付き版は、トップページより『あったかい家族日記』最新記事をクリックしてください。


◆キーワード:1 一対一の時間  2 ふれあいタイム 3 我が子との思い出

◆留意点・その他:
・以前にもこのブログで紹介したが、スティーブン・R・コヴィー『7つの習慣ファミリー』こそは、家族で成功したい人すべてにお薦めしたい名著であり、バイブルである。
 キングベアー出版で、1890円である。
 なお、現在は新訳でこの書名であるが、当時は上下の2冊に分かれており、書名もただの『ファミリー』であった。

・我が子との一対一の時間。これはお互いの絆を深めるのにとっても有効な機会となる。そして、本文にあるように、貴重な思い出となるのである。

・この場合、妻は『ファミリー』上下2冊を読み終えるのに、5回以上かかったと記憶している。妻の読書のスピードが遅かったことにも、結果としては感謝である。


『家族の幸せを創り出すセミナー』のご案内

2007-01-21 16:11:50 | Weblog
◆リード:300記事達成を記念して『家族の幸せを創り出すセミナー』を開催します。今いかなる状況にあろうとも、家族の幸せを創り出したいと真摯に考えておられる方すべてが対象です。今回はその案内です。

2007.1.21  『家族の幸せを創り出すセミナー』のご案内   トップページへ

ー300記事達成記念ー

 ブログ「あったかい家族日記」300記事達成を記念して、『家族の幸せを創り出すセミナー』(全3回ないし4回)を開催します。
 今いかなる状況にあろうとも、家族の幸せを創り出したいと真摯に考えておられる方すべてが対象です。

 よろしかったら是非ご参加ください。

1.セミナーの内容・日程
○「第1回 家族のビジョンを創る」

   2月17日(土)10:00~17:00 (休憩あり)
・あなたにとって、家族とは何でしょうか。どんな場でしょうか。家族の現状を見つめつつ、家族にかけるあなたの本当の願いを明らかにしていきます。
 そして、NLPの手法を使いながら、あなたにとっての幸せな家族のビジョン、夫(父)または妻(母)としてのアイデンティティを明確にしていきます。
 自分の本当の願いから家族におけるビジョン・アイデンティティが明確になった時、家族はそれが示す方向に大きく動き出すでしょう。


○「第2回 家族の絆を深める仕組みと伝統を創る」

   2月18日(日)(休憩あり)
   ないし3月3日(土)10:00~17:00
・新しい家族のビジョン・アイデンティティに生きるあなたは、その実現のために新しい家族の仕組み・伝統を創り出す必要があります。
 家族の今ある仕組み・伝統を問い直しながら、効果のある新しい家族の仕組みや伝統を考えていきます。
 NLPの手法を使いながら、その実現の確信をつかみ、実現に向けての意欲を高めていきます。
 実際の家族生活の中に、新しい仕組みや伝統が息づいたとき、家族の絆は大きく深まっているでしょう。


○「第3回 信頼を高める対話・ふれあいで子育てを楽しむ」

3月3日(土)10:00~17:00 ないし未定(これは1回でなく、第3回・4回と2回に分ける可能性があります。)
 育てたい子供像を明確にしたうえで、信頼を高める対話(コミュニケーション)法、ふれあいの仕組みや伝統づくりを中心にしたプログラムを考えています。

※ 対話法は、カウンセリングと同じように、ある意味スキルなので習得には時間がかかります。躾けやよい生活習慣づくりの問題を含めて、2回に分けた方がいいかもしれないと、現在考えているところです。


2.場所
 ○東京

3.その他
 ○ブログのみの呼びかけで、ごく少人数でのセミナーを予定しています。2名以上の参加希望があれば実施する予定です。多くても8名までとします。
 
 ○セミナー料金は、私の交通費と会場費が出ればそれでよいと考えています。1回につき、8000円で4名参加者がいればいいのですが、難しいかもしれません。2、3名の場合は、私の方で自腹を切るつもりです。

  2回目以降の日程は、1回目の参加者と相談して決めたいと思います。

 私は、298号の記事に書いたように、ずいぶんたくさんのセミナーで勉強してきました。例えば、NLPだけでも毎月1回(多いときは2、3回)東京に行って学ぶ生活を4年間続けてきました。
 親業のインストラクターでもあり、学校心理士、NLPマスタープラクティショナーの資格も持っています。どれも半端な努力ではなかったと思います。
 そして、何より一人の父親・夫として、私自身の理想である「あったかい家族」の実現に向けて日々努力を続けています。
 
 心を込めてセミナーを実施する決意です。

 参加希望者ないし興味のある方は、コメントをください。

 家族の幸せを創り出したいと真摯に考えておられる方の参加を待っています。

【関連記事】あったかい家族日記

【オススメHP】 「家族専科」

※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。

その『あったかい家族日記』は、七田眞氏よりオススメブログとして推薦されています。

最新版ないし写真付き版は、トップページより『あったかい家族日記』最新記事をクリックしてください。

◆キーワード:1 家族セミナー案内  2 家族のビジョン 3 家族のシステム

◆留意点・その他:


我が家で一番大切なルールは?!   

2007-01-21 16:08:30 | Weblog
◆リード:NHK関連の映像制作会社のSさんから、「『家族の絆』をテーマ制作する25分のドキュメンタリー番組の取材対象に我が家を……」というお話を昨年12月はじめにいただいた。半信半疑であったが、私のブログ『あったかい家族日記』を読まれての申し込みであったので、誠実に対応した。Sさんが企画書を作るために、メールのやり取り・1時間程度の電話によるインタビューなどがあった。結果としては、この企画は採用されなかったが、よい経験だった。

2007.1.20  我が家で一番大切なルールは?!   トップページへ

 昨年12月はじめのことである。
 ブログを通して、NHK関連の映像制作会社のSさんからコメントをいただいた。

 ……NHKで来年度放送予定の25分のドキュメンタリー番組(テーマ:家族の絆)の企画を練っておりまして、その件で是非ファーザー様のご家族のお話を聞かせて頂きたく、コメント致しました。

まだ企画の段階なので、内容は未定なのですが、ファーザー様のご家族を通して「家庭のあたたかさ」を表現できればと考えております……
 
 その後のSさんからのメールによると、ネットで「家族の絆」をテーマに検索していたところ、私のブログ『あったかい家族日記』を偶然発見したという。(※今日現在、Googleで「家族日記」と検索しても、Yahoo!Japanで「家族日記」と検索しても、ともに2位表示される。)そして、その記事を読み、子育てや、一番身近な共同体である家族に大変真摯に向き合っていることが強く印象に残ったという。それを上司に報告したところ、まずは話を聞こうということになったそうである。

 私は、番組の意図自体がすばらしいと思えたし、ブログ『あったかい家族日記』を読まれての申し込みであったので、誠実に対応した。精一杯協力しようと考えた。ある程度のプライバシーを守ることを条件に……。

 そして、Sさんが企画書を作るために、メールのやり取り・1時間程度の電話によるインタビューなどがあった。

 結果として、その企画はボツになったのだが、正直言って内心ほっとしている。家族のプライバシーがある意味どうしても侵されることになってしまうと思えるからだ。
 Sさんにも、「よりよい企画があったら、そちらを優先してください。」と言っていたのだが、これでよかったと思っている。


 さて、その1時間の電話インタビューの中で、いくつか質問を受けた。その一つに、次のものがあった。



Sさん「Aさんの家族で、一番大切なルールは何ですか? 食事の際にはテレビを消すとうルールなど、いくつかルールがあるようですが……。」

私「そうですね。ルールというか伝統かもしれませんが、シーズンごとに旅行に行くこと。」

Sさん「ああ~、夏は特に宿泊を伴うという旅行ですね。」

私「そうそう。あと週1回家族の日を設け、それを死守していること。」

Sさん「それが大事なんですよね。」

私「そう要ですね。でも、昔はなかなか習慣にならなくて、よく妻に『今日は家族の日なんでしょう!』(それなのになぜ仕事を優先して、家族をほったらかしているの!)と叱られていたんですよ。」

Sさん「そうなんですか。」

私「あと私が出勤するときに見送るルールというか伝統もありますね。誕生日を祝うという伝統もあるし……。それから、う~ん、一番大事なルールは……。 私と妻で創った『あったかい家族を創る』という家族の憲法を守ることかな。」

Sさん「家族の憲法ですか。」

私「そうなんです。隣の居間のすぐ見えるところに額に入れて飾ってあるんですけれど、こんな家族を創りたいという家族のビジョンというか、決意表明ですね。」(額ごと持って来て読む。)

Sさん「家族のビジョン。」

私「そう、目指す家族として『助け合いと対話を大切にして、一人一人と心のつながりのあるあったかい家族』を掲げているんです。助け合いということでは、例えばみんなで冬囲いなどの共同作業をしますし、対話ということでは夕食時の団らんを大切にして『グッド&ニュー』といって今日の良かった出来事など発表しあったりしているんですよ。全部、この『あったかい家族を創る』というビジョンというか憲法によっているんです。」
(後略)


 この後、家族の憲法をどうして創ったか、どのように創ったかという話を簡潔にして、躾けについての質問を受けた。(この躾けについてのやりとりも、興味深いのだが、今回は割愛する。)

 突然の電話インタビューであったので、何を質問されるか全くわからず、こちらは準備ゼロである。考える時間もなく、瞬時に答えることになる。だからこそ、本音が出るとも言える。

 私が最も大切なルールと考えていたのは、家族の憲法であり、ビジョンであり、決意表明である『あったかい家族を創る』ということであったのだ!

 それを、最高法規(ルール)と考えていたのである。

 最高法規であるから、家族のあらゆるシステム・伝統・習慣を貫くものであるわけだ。

 考えてみれば、食事の時間にテレビを消すとうルールも、その間「グッド&ニュー」でその日の出来事を伝え合うという伝統・習慣も、玄関で見送り・出迎えるという伝統・習慣も、冬囲いなど共同作業の伝統も、シーズンごとの家族旅行も、週1回家族の時間を持つというシステムも、すべて『あったかい家族を創る』というビジョン・意志に基づいており、一つ一つがその具体化なのである。

 どんな家族を創りたいかという願いを、『あったかい家族を創る』という明確なビジョン・決意にしたこと。これは我が家にとってきわめて大きな影響(効果)があった。
 それは、お題目ではなく、本当に心からの願いであり、決意であったから。

 これを追試する方も、同様な効果が期待できるはずである。



 さて、予定より1ヶ月近く遅れたが、ようやく300記事達成となった。正直、うれしい。
 よかったら感想など戴けると、有り難い。

 なお、300記事達成を記念して、『家族の幸せを創り出すセミナー』として、全3回のセミナーを開催しようと思います。
 家族の幸せを創り出したいと真摯に考えておられる方すべてが対象です。301号に案内を出す予定です。

 よろしかったら是非ご参加ください。



【関連記事】あったかい家族日記「あったかい家族日記プロフィール」

【オススメHP】 「家族専科」

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その『あったかい家族日記』は、七田眞氏よりオススメブログとして推薦されています。

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◆キーワード:1 家族のルール   2 家族の憲法  3 最高法規

◆留意点・その他:
・『一 めざす家族 助け合いと対話を大切にして、一人一人と心のつながりのあるあったかい家族』以下の家族の憲法は、2004年8月9・10・11日の三日間かけて、妻と話し合って創った。『三 めざす子供』の部分だけは、あーちゃんも一緒に話し合って創った。特にこのめざす子供については、夜遅くまで白熱した話し合いだったことを記憶している。

・実は、このブログ名『あったかい家族日記』は、この家族の憲法から来ている。

・初代の家族憲法は、2000年8月の東北1週間旅行の間に創った。妻には「旅先で……」と不評だったが、私ははじめからそのつもりで旅を企画していた。
 そのときのめざす家族像は『助け合いと対話を大切にして、一人一人と心のつながりのある、落ち着ける家族』というものであった。二人にとって、何より家庭が落ち着ける場であってほしかったのである。
 その後、それだけでなく、もっと積極的に居心地の良い場に自分たちでしていこうという決意も込めて、『あったかい家族』にバージョンアップした。


母親でなく父親が参観でふくれていた子!

2007-01-20 06:55:27 | Weblog
◆リード:今日は、クニコ(年少4歳)の学習参観日であった。ウイークデーなので、当然私は仕事で行けない。妻にビデオカメラで撮影を頼んでいたので、夕食後さっそく見てみた。すると……。


2007.1.17  母親でなく父親が参観でふくれていた子!  トップページへ


 1月17日(水)は、クニコの学習参観日であった。

 出勤間際にごそごそとビデオカメラを取り出し、

私「じゃ~、クニコの様子、ビデオカメラを頼んだね。」
妻「えっ、また撮るん?」
私「そうだよ、そうじゃないとボク見れないもん!」

 
 夕食後、グッド&ニューが終わり、さっそくクニコの保育園の様子を撮したビデオを見た。

 フープなどを使った運動の様子が映っていたのだが、クニコはきびきびと動いていた。そんなクニコを見て、うれしい気分に浸っていたのだが、画面にA子ちゃんの父親が映っていたのを見つけた。

私「A子ちゃんのお父さんじゃないか。へえ~、A子ちゃんところはお父さんが来ていたのか!?」
妻「そうなんだよ。それが……、A子ちゃんはお母さんが来なくて不満で、ずっとタコのようにほっぺたをふくらませたままだったんだよ。」
私「そりゃ~かわいそうに!」(A子ちゃんのお父さんが)

妻「お昼を食べるときまでずっとあの顔で、保育園の先生に『どうしたの?』と言われていたんだよ。」
私「せっかく仕事を休んで行ったのに、A子ちゃんのお父さんはたまらなかっただろうな。」
妻「お父さんもお母さんも行けない親もいるのにね。」

私「おい、クニコ。お父さんが参観に行ったらそんな顔するか?!」
クニコ(首を振る。)
私「もしA子ちゃんみたいにタコになったら、近くに保育園の先生がいようが、お友達がいようが『わ~ん!』って、お父さんは大泣きするからな!」(これって脅しているか!?)


 ほんの15分くらいのビデオだったので、すぐに終わって、アキコが私の膝の上に乗ってきた。私は、思わず抱きしめた。
 
クニコ「あーお姉ちゃん、抱かれていいな~。」

 アキコも私も笑って聞いていた。


 さて、A子ちゃんのお父さんは、さぞ悲しかったのではなかろうか。

 実は、それほど前でないのではっきり覚えているが、クニコも似たようなことがあった。

 アキコ、クニコ、妻との4人で入浴していると、クニコが腿の上に乗ってきたので、そのまま抱き留めたことがあった。
 クニコは「いやだ!」と言って暴れ、私は依怙地になって「絶対離さない!」となってしまったのであった。
 妻は、「クニコ、お父さんでしょ!(何でそんなに嫌がるの?!)」と言ってたしなめたものの、そのままクニコは泣いたのであった。
 私は「もう怒った。なんでそんなに嫌がるんだ!」(いつも自分から膝に乗ったり、肩車したりするくせに……)となったのであった。

 入浴後、妻はクニコにじっくりお説教をしていた。ほどなくして、クニコが書斎に現れ、
クニコ「お父さん、ごめんなさい。」
と謝った。そして、

クニコ「明日、お父さんと二人で一緒にお風呂に入る。」

と言ったのだった。

 この時の妻の対応には、感謝している。

 幼い子は、母親が受け入れる人やものを受け入れ、母親が拒否する人やものを拒否する傾向がとても強い。私は、妻である母親のおかげでクニコとすんなり仲直りできたのである。

 世の中に、娘に嫌われる父親は多いらしい。家族のために働き、それが故になかなか娘と関われないでいる父親にとっては、とても悲しいことである。

 ここは日々しっかりと娘と関わっている母親に、うまくつながりを補強してもらえると、世の父親は、とても助かるような気がしてならない。



【関連記事】あったかい家族日記「母親がしてはいけない7つの行動」

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その『あったかい家族日記』は、七田眞氏よりオススメブログとして推薦されています。

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2007.1.16祝13万アクセス突破-681n.-298記事-480/130475

◆キーワード:1 母親の役割   2 親子の信頼関係  3 娘と父親

◆留意点・その他:


子育てには手間と知恵、そしてお金がかかる!

2007-01-13 21:43:42 | Weblog
◆リード:現在8歳の長女アキコが幼かった頃のことがふと思い出された。振り返ってみると、母である妻も父である私も、親としては当時1年生からのスタートであって、多くのことを学びつつ試行錯誤しながら、精一杯ー手間と知恵そしてお金をかけてー子育てをしてきたと思う。


2007.1.11 子育てには手間と知恵、そしてお金がかかる! トップページへ


 なぜか、現在8歳の長女アキコが幼かった頃のことが、ふと思い出された。

 振り返ってみると、母である妻も父である私も、親としては当時1年生からのスタートであって、多くのことを学びつつ試行錯誤しながら、精一杯ー手間と知恵そしてお金をかけてー子育てをしてきたと思う。


◆アキコがまだ妻のお腹の中にいた頃である。

私「タカちゃん、(妊婦が)レシチンを食べると、かしこくて健康な子が生まれるらしいよ。(レシチンは)高いけど、やってみようよ。」
妻「うん。」
 こうした会話があって、レシチン購入となった。妊娠期間中ずっととはいかなかったが、何缶か購入して食べさせた。妻を通してアキコに。

◆その当時から胎教はとても大切だ思っていたのだが、どうしていいのか分からない。そこで、『よいこになれシリーズ胎教セット おなかの中でスクスク編』(15,540円 七田教育研究所)の購入となった。
 それについてきた本やビデオを見ながら、胎教などについていろいろ学んでいたことを思い出す。特に、妻が口にするものー食べる食事ーに気を付けるようになった。
 妻は、当然なのだろうが、絶対アルコール類は飲まなかったし、薬の類も気を付けていた。

◆以前のブログ記事「ハウツー0歳児の育児」や「ハウツー1歳児の育児」に書いたように、『よいこになれシリーズ0歳児セット 右脳もいっしょにハイハイ編』、その続編『よいこになれシリーズ1歳児セット ことばと心のヨチヨチ歩き編』(13,440円)を購入し、その後も育児の仕方を勉強してきた。
 何せ子育て1年生という自覚があったし、我が子にできる限りよい生育環境を与えたかったからである。

 冷蔵庫に、先に紹介したセットに入っていた「今月の子供の様子と働きかけ、ワンポイントアドバイス」を貼り、それを見ながら「今月はこんなことができるようになるんだな。」「こんな働きかけをするといいんだな。」とやっていたことを思い出す。

◆誕生後、まだしゃべれなかった頃だったと思う。
実母「こんな絵本なんか読んであげたらいいじゃないのけ。」
(しかしアキコは、実母の絵本は見向きもしない。)
私「そんなのまだ早いて~。このレベル(『いないいないばあ』)がいいんだて。」
私「いないいない、ばあ~。」(『いないいないばあ』を読んでやる。)
アキコ「キャッ、キャッ」と笑う。
 

 「本好きな子にしたいんだ。 それには読み聞かせが一番なんだよ。」
 こう妻に話して、アキコには私が入園前のずっと幼いときから毎日絵本を読み聞かせていた。
 
 2歳頃繰り返し、繰り返し読んであげた本に、いわむらかずお『14ひきの~』ねずみシリーズがある。私は、「この本にあるような幸せな家庭を築いてくれたら」という願いを込めて読み聞かせていたのだった。

 その読み聞かせの習慣は、現在も脈々と続いており、おかげでアキコは本好きな賢い子になった。
 

◆結婚して、はじめの2年間ほどは、実母と同居していた。その後、私が現職のまま大学院で学ぶことになり、世帯用学生寮に入った。そこで、妻とアキコ(2歳~3歳)との3人の生活が2年間続いた。

私「今の時期に思い切り走っていると、足の速い子になるんだよ。」

 こう言って、私は、大学院のキャンパスで、夕方あるいは夜アキコと一緒によくかけっこをしていたことを思い出す。アキコは私に負けまいと精一杯走っていた。私はといえば、アキコが精一杯の力を出すように、加減しながら走っていたのだった。

 このおかげもあって、小学生になったアキコは(幼稚園から)かけっこが速かったと、
思っている。

 大学のキャンパスでアキコを肩車したり手を引いたりしながら歩いていると、女子学生たちに「この子、かわいい!」と言われると、なんだか自分がほめられたみたいにうれしかった。

◆私(ゴキブリが出た!蛾が出た!と言って大騒ぎしている妻に)
「タカちゃん、お母さんが怖がるものを幼い子供は怖がるようになるんだよ。怖くないふうをしていたがいいよ。」

私「ケーキなんかの砂糖は、1歳4ヶ月ぐらいまで与えない方がいいんだよ。」
(我が家では、長女アキコも次女クニコも2回目のクリスマスケーキまで絶対にケーキ・ソフトクリームの類は与えなかった。)

私「お姉ちゃんになるアキコをよい子に育てることが、次の子への最高の贈り物になるんだよ。しっかりとアキコを育てよう!」


◆母である妻も、父である私も、言わば親としては1年生からのスタートである。
 我が子にはよりよい環境を与えたいが、何が正しく、どんな働きかけが正しいのかよくわからない。
 
 そこで、先に紹介した育児セットもそうだが、七田眞氏や田中貴美子氏などの育児の本も読んだし、親業・アドラーの理論に基づ育児法(smile)、7つの習慣、NLP……などの子育てに直接あるいは間接に役に立つセミナーなどからも学んできた。
 手間とお金をかけて、子育ての知恵・方法を学んできたのである。

 買い与えたほるぷの絵本シリーズなどもそうだが、子供に与える教材についても、お金をそれなりにかけたきた。

 そしてその都度、これは良いと思ったことは、我が家に取り入れてきた。

 お金は後でも貯められる。今しかできない子育てにお金をかけるべきだ!

 子供が小さいときから、早いうちから教育に手間とお金をかけた方がよい!

 小さいときの経験こそが大切だ。小さいときのかかわりこそ大切だ。小さいときの方が容易に身に付く。小さいときの方が才能がある。小さいときから教育した方が複利の効果が出る……こう思ってきた。
 
 このスタンスは、現在も変わらない。

 これらは、我が子にできるだけよりよい環境を与えてあげたいという親心からだったと思う。

 子育てには、手間も知恵そしてお金がかかる。そして、それらは間違いなく親の愛情の具体的表現である。


【関連記事】あったかい家族日記「本好きに育てる!」

「幼いときの子供とのかかわりが特に重要」

※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。

その『あったかい家族日記』は、七田眞氏よりオススメブログとして推薦されています。

最新版ないし写真付き版は、トップページより『あったかい家族日記』最新記事をクリックしてください。

◆キーワード:1 子育ての方針   2 親の構え・思い  3 教育費

◆留意点・その他:


嫁と姑の問題!ーその3ー

2007-01-06 14:27:50 | Weblog
◆リード:嫁と姑の問題。これは、多くの同居の家族にとって大きな問題であろう。我が家でもそうである。どのようにクリアーしていくか……。

2007.1.6  嫁と姑の問題!ーその3ー  トップページへ


 前記事の続きである。

 妻は、実母が高いエアコンを買ったり温泉によく行ったりすることをお金の使いすぎと思っているようだが、実母にすれば石油でなくガスストーブを使ったり(2階で石油を運ぶのは大変だから、私がそれでいいと言っている)よく外食したりすることが使いすぎと思っている。

 妻は、実母が温泉や旅行に自由に行ったりすることが優雅と思っているようだが、実母にすれば自分は若いときにずっと働いてきたのであり、妻が専業主婦でいることが優雅だと思っている。

 妻は、いろいろ言われるよりも1階と2階とで分かれて、あまり干渉し合わないで生活するのが仲良く暮らす鍵だと思っているようだが、実母は一緒に生活しているのだからもっとお互いに笑顔で声をかけうことが仲良く暮らす鍵だと思っている。

 こうした状況で、私の願い

 家族5人みんなが和気あいあいとして暮らすこと。
 欠点は誰しもあるのだから、それを許し合い、受け入れること。1階と2階で分かれて生活することを基本にしながら、お互いにもっと声を掛け合って仲良く暮らすこと。

 これらを達成する鍵は、一体どこにあるのか?!

 私は夫婦間にあると思っている。

 私がこれまで以上に妻を大切にすればいいのである。妻を愛せばいいのである。

 妻を愛し大切にするとは、まず第一に妻のちょっとした言葉をよく聞き、きちんと受け止め、対応することである。

 実は、道具のことをいろいろ言われていたことは、当時も知っていた。しかし、こんなにそれを嫌だと妻が思っていたとは知らなかった。
 妻の苦労を分かり、それを夫である私が分かっていれば、それだけで妻の苦労は半減するはずである。そして、笑顔になってくるはずである。

 そして、妻自身を大切にすることはもちろんだが、妻が愛し大切にしている人を愛し大切にすることである。

 妻が愛し大切にしている人といえば、お腹を痛めて産んだ二人の子供であり、母(私からすれば義母)であり、兄(私からすれば義兄)である。

 これらを愛し大切にすることだ。

 私が妻と二人の子供はもちろん、義母や義兄を本当に心から大切にしていくならば、妻は私が愛し大切に思っている実母も同じように大切にする。きっとそうなるに違いないと信じている。

 今年の10の願いの3番目に書いたこと。それは、次のことであった。

3.夫婦の相互感謝・調和した関係を築くこと。
ー「愛する」とは動詞、まず私自身から働きかけるー

 私自身から働きかけることが大切なのだ。

 そのことが5番目に書いた願い「5.実母の健康と家族5人の調和」の達成につながっていくのだ。

 そのように考えて、これから対応しようと決意している。

 そして、今年の夏休み、家族4人とさらに実母、義母、義兄の7人で旅行に行けたら最高だと思っている。



【関連記事】あったかい家族日記

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◆キーワード:1 嫁と姑  2 夫婦関係  3 対立・不満
◆留意点・その他:
・今までも毎週土曜日には、家族5人でおしゃべりしながら一緒に夕食をとり、そのままみんなでトランプやかるたをしている。このようなふれあいの機会をシステム化していることは、とても大切だと思う。この機会を充実させ、かつ増やしていけばよい。


嫁と姑の問題!ーその2ー

2007-01-06 14:25:17 | Weblog
◆リード:嫁と姑の問題。これは、多くの同居の家族にとって大きな問題であろう。我が家でもそうである。どのようにクリアーしていくか……。

2007.1.6  嫁と姑の問題!ーその2ー  トップページへ


 前記事の続きである。

 大晦日あーちゃん(実母)が妻に対して切れた翌日、元日のことである。

 家族5人で遅い朝食を食べた。そして、私と妻と子供たちは、本家に挨拶に出かけ、その後、近くの神社に初詣に行った。
 
 初詣から帰ってきて、ようやく落ち着いた午後3時頃。妻と二人っきりでじっくりと話した。



私「昨日、あーちゃんが切れたけど、どう思っている。」

(だいぶ間があって)

妻「あーちゃんも、あなたも、みんな変わらなきゃダメよ!」

 こういった後、妻はこれまで溜めていた不満を話し出した。

(間)

妻「あーちゃんに(子供やボクの)道具が多いとよく責められたんだよ。」

私「そういえば、そういうことがあったね。」(ずいぶん前の話だと思うけど)

妻「子供が二人いるんだから多くなるのは当然でしょう。遊びに来る他の母親たちは、むしろ少ない方だと言っているわ。」

私「そうだね。」

妻「朝、『子供たちがうるさくてねむれない。』と言われたことがあったの。また子供たちがうるさくしないかと、それが気になってしょうがないのよ。」

私「そんなことがあって、朝見送るときに、子供たちに『静かに!』って言ってるんだよね。」

妻「結婚して子供が生まれれば、道具が増えるし、やかましくなるし、それがいやなら結婚なんかしなければよかったのよ。」

私(これくらいでここまで言うのかと一瞬思ったが、そうとう不満が溜まっていると思い直した。)「いろいろ細かいことを言われて、とってもいやだったんだね。」

(ずいぶん間をおいてから)

私「ボクも職場の上司のことを時折こぼすだろ。勤めていると似たことはよくあるよ。 (間)タカちゃんも勤めていると、『これぐらい……』となるかもしれない。」(妻は結婚前は中小企業に勤めていたが、妊娠・出産と同時に退職している。もう退職して8年以上である。)

妻「(昨日、あーちゃんが)Tさんの家は、嫁と姑が仲良く話していたと言っていたけど、暮れにちょっと帰ってきた時ぐらい仲良く話すのは当たり前じゃない。私は毎日顔を合わせているのよ。」

私「そりゃそうだ。盆正月にちょっと顔を合わせるのと、同居して生活するのは全然違う。」

妻「私がずっと家に居るのが悪いのかと思って、いっそ勤めたらいいのかとも思ったのだけれど、そうしたら子供をあーちゃんに預けなきゃならないし、(子供を預かるのは)それは嫌だと言うと思うし……。」

私「それは聞いてみないとわからないね。」

(ずいぶん間をおいてから)

私「本音を言えば、ボクの給料はそう多くはないが、ボクはタカちゃんが勤めなくていいと思っているよ。それよりも、あーちゃんと一緒に家族みんなが和気あいあいとしてくれれば、それでいい思っているよ。」

(ずいぶんの間)

妻「(実母が実母の友達から)プレゼントをもらった時、『こんなの要らない。』と、よくいうけれど、贈った人の気持ちを考えると、あれがとってもいや。私も陰でそんなふうに言われているのかと思ったりして……。」

私「あー確かにそうだね。実母をプレゼントで満足させるのは、本当に難しい。(間)でも、贈った相手に直接言うわけじゃないだろ。」(ボクには直接言われるのだが……)

妻「直接言ったら大変じゃない! 閉める音がしないように戸に折角付けたもの(市販のクッションのようなもの)を『こんなの見かけが悪いから取りなさい』って言うし……あの言い方はとてもいやだったし、気に入らないなら付けるときにすぐに言えばいいじゃない。」

私「あれはあーちゃんも言おうか言うまいか迷っていたんだよ。それですぐに言えなかったんだよ。 それでも、あーちゃんは配慮しながら言っているんだけどな~。
(間)欠点は誰しもあるんだよ。」


妻「エアコンにしても、2階ではがまんしているのに、10万円以上もするあんなに高いエアコンを買うし……。」

私「あーちゃんは『安いのでいい』と言ったんだよ。ボクが高いのを勧めたんだよ。 でも、高かったかもね。」

妻「あと、あなたもそうだけど、あーちゃんはお金をよく使うし、一人だから自由にあちこち行っているし……。」

(間)

私「あーちゃんは、ずっと働いてきたんだよ。ボクが小学生の時は、編み物の先生をしていたり、ニット会社に勤めたりして遅くまで働いていたよ。ボクの父は銀行に勤めていたけど、偉くなかったから父の収入だけでは大学にはとても行けなかったよ。あーちゃんが夜遅くまで洋裁で服を作って、それを売ったりして父と同じくらい稼いでくれたおかげで大学に行けたんだよ。」(あーちゃんにすれば、妻の方が専業主婦で優雅な生活だと映っている。)

(ずいぶん間をおいてから)

妻「1階と2階で分かれて生活すると聞いて、おばーちゃん(妻の実母)はびっくりしていたんだよ。」
(7月の話し合いで、あーちゃんは1階、ボクたち夫婦と子供たちは基本的に2階で生活することになった。この家を造るときからそうした状況を想定してあって、2階にはキッチンもトイレもある。)

私「だから落ち着いたろ。(子供のおもちゃの整理などでいろいろ言われなくても済む)あーちゃんは、一人でさびしいんだよ。もっと声をかけてほしいんだよ。」

妻「でも、ずっと一緒だと落ち着かないといって1階と2階に分かれたのに、今度は一人じゃさびしいでは、わがままじゃない。」

私「それは、やってみなければわからないところがあるんだよ。ちょうどいいように、加減していけばいい。」

(ずいぶんの間)

妻「『笑顔で』ってあーちゃんは言うけど、笑顔なんてできない。(あーちゃんは、昨日あなたが一家の中心と言っていたけど)あーちゃんがこの家の主人なのよ!」

(ずいぶんの間)

私「う~ん、二人の子供を育てているのは誰だい? タカちゃんだろ。 家族の食事を育てているのは? タカちゃんだろ。 家計を仕切っているのは? タカちゃんだろ。 ボクはあーちゃんと毎日あいさつはするけど、じっくり話すのは、木曜日の夜タカちゃんがアキコをエレクトーン教室に連れて行っているときと、土曜日の家族みんなでそろっての夕食の時ぐらいだぞ。 タカちゃんとは毎日話しているけれど。 タカちゃんが我が家の中心なんだよ。」
(実母はタカちゃんが嫁に入るとすぐに家計は引き渡した。)

(ずいぶん間をおいてから)

私「欠点は誰にもあるんだよ。あーちゃんはさびしいんだよ。1階と2階で分かれて生活してお互いにかかわらないでいることで安定するのじゃなくて、それを基本にしながら、同じ屋根の下で生活しているのだから、もっと声を掛け合うんだよ。ボクは、それが大切だと思うよ。」

(ずいぶん間をおいてから)

妻「そうでしょうね。 でも限界はあるわよ。」


 ざっと、2時間近くの話し合いだった。一言言ってから、次の言葉が出るまでがすごく長いので、時間がたってしまった。

 私が心がけていたことは、じっくりと妻の言うことー気持ちーを聞いて、受け止めること。それを十分にしたうえでーだからやたら「間」があったのだがー、母の立場を代弁したり私の考えや願いを伝えたりしたことである。

 基本的なスタンスとして、真理は丁度中間にあり、妻も母も正しいと思っている。

 妻は、実母が高いエアコンを買ったり温泉によく行ったりすることをお金の使いすぎと思っているようだが、実母にすれば石油でなくガスストーブを使ったり(2階で石油を運ぶのは大変だから、私がそれでいいと言っている)よく外食したりすることが使いすぎと思っている。

 妻は、実母が温泉や旅行に自由に行ったりすることが優雅と思っているようだが、実母にすれば自分は若いときにずっと働いてきたのであり、妻が専業主婦でいることが優雅だと思っている。

 妻は、いろいろ言われるよりも1階と2階とで分かれて、あまり干渉し合わないで生活するのが仲良く暮らす鍵だと思っているようだが、実母は一緒に生活しているのだからもっとお互いに笑顔で声をかけうことが仲良く暮らす鍵だと思っている。

 私の願いは、妻に話したとおりである。

 家族5人みんなが和気あいあいとして暮らすことである。
 欠点は誰しもあるのだから、それを許し合い、受け入れること。1階と2階で分かれて生活することを基本にしながら、お互いにもっと声を掛け合って仲良く暮らすことである。

 この願いを達成する鍵は、一体どこにあるのか?!

 その3.へ続く。



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◆留意点・その他:

嫁と姑の問題!ーその1ー

2007-01-06 14:21:29 | Weblog
◆リード:嫁と姑の問題。これは、多くの同居の家族にとって大きな問題であろう。我が家でもそうである。どのようにクリアーしていくか……。

2007.1.6  嫁と姑の問題!ーその1ー  トップページへ


 嫁と姑の問題。これは大なり小なり同居している家族に生じる(を襲う!?)問題ではないだろうか。我が家でも大きな問題である。

 妻と実母は、育った環境が違うわけで、生活習慣も、価値観も、同じであるはずがない。この点は基本的に夫婦も同じだが、嫁と姑の間は、世代間ギャップまであり、より大きく生活習慣・価値観が違っている。しかも、年を取っている分、どうしてもより柔軟性に欠ける面が出てくる(実母はずいぶん柔軟性のある方だと思うが)。それが一つ同じ屋根の下で暮らすのだ。しかも、妻は専業主婦である分、顔を合わせている時間が長い。

 かくて、生活習慣や価値観等のギャップにより対立や不満が生じるのが、当然である。これまでブログには書かないできたが、我が家でも当然、問題がある。

 そこで、先のブログ記事「2007年十大ニュース予想!」のという形で、5番目の願い(目標)として、

「実母の健康と家族5人の調和」

を書いたのである。

 さて、これらの2007年の願いを書き上げた後の大晦日の夜のこと。あーちゃん(実母、妻からすれば姑)が切れた。切れたといっても、言葉遣いには配慮が感じられ、節度のある範囲内であるが切れた。妻に対して……。

 詳細のやり取りはあえて書かない。

 妻が反論しない分、私が妻を弁護する形になった。

 妻は、その夜「こっちに来ないで! 一人にして。」といって、涙ぐんでいた。

 妻はたいそう傷ついたようだが、あーちゃんの願いは、「もっと笑顔で会話してほしい。もっと声をかけてほしい。」ということである。

 私は、「何も大晦日の日に……!」と一旦は思ったが、「雨降って地固まる」ということわざもあり、よいきっかけになれば……と思った。

 続く

 

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新しい伝統「我が家の十大ニュース発表!」

2007-01-04 20:08:32 | Weblog
◆リード:大晦日、今年1年の我が家の出来事を振り返り、「2006年我が家の十大ニュース」としてまとめてみた。そして、それを使って今年最後の家族の夕食会で、クイズ形式で発表した。その時の様子を紹介する。

2007.1.3  新しい伝統「我が家の十大ニュース発表!」  トップページへ


 大晦日、今年1年の我が家の出来事を振り返ってみた。書斎で、私一人になって……。

 「お金をあまりかけないようにいして日帰りですませたけれど、『狐の嫁入り&SLの旅』は楽しかったな~。」

 「二人でしたアキコの部屋の大掃除は、すごかったな~。」

 「Tさん一家と一緒にキャンプしたことも、よかったな~。」

 「父と子塾で、アキコとクニコは暗唱五段までクリアーできたな。達人は達成できなかったけれど、本当にがんばったなあ~。」

 こんなふうに、たくさんの楽しい出来事が思い浮かんでは消えていった。

 「そうだ! 職場の忘年会の時のように(2年連続の忘年会幹事長だった)、我が家の十大ニュースをクイズ形式で発表しよう!」

 こう思いたって、さっそくまとめてみた。ファーザーが独断で選ぶ、「2006年我が家の十大ニュース」である。

【2006年わが家の10大ニュース】

1.家族の日は楽しいな!
○○でのソリ遊び、○○公園の桜、市営プール、ディズニー展覧会、
チャングム展、ワタミで夕食……

2.プレゼントにおいしい食事:
誕生日会、クリスマス、結婚記念日は楽しいな!

3.きつねのよめいり&SLのたび
ーせつやくのたびだったけれど、楽しかった!ー

4.親子でいっしょにあせをかいたね!
 畑仕事、柿もぎ、アキコの部屋の大掃除、冬かこい、タイヤこうかん……あと初めてのカレー作り、初めてのおつかい(アキコのコロッケ)もあったね。

5.Tさん一家と楽しく交流:
 ○○市、青木湖キャンプ、○○&○○、Mちゃん一家とも交流したね!

6.アキコ・クニコのかけっこ、マラソン大会1位 

7.アキコ・クニコのダンス・エレクトーンの発表最高!

8.上下ですみわけ、夏休みの大そうじ
ー土曜日は家族5人で楽しく会食。その後は、あーちゃん(実母)ホテルでゆっくりおやすみ!ー

9.父と子塾50回以上、暗唱五段クリアーやったね!     ※cf.「名文の暗唱に挑戦中!」

10.あーちゃん、元気でよかった!
ー芸展連続10回入選、本当におめでとう!!ー


 たくさんあったので、いくつかのことを合体させて一つの項目にしたものもあった。

 なんとか10個のまとめて、A4で1枚の紙に印刷した。準備完了である。



 【こんな感じで切り込みを入れ、答えを隠して提示していく】

半分くらい食事が進んだところで、

私「2006年、我が家の十大ニュースの発表です! クイズ形式で発表するから、我が家の出来事をいろいろ言って当ててみて!」

 と宣言して始めた。

アキコ「アキコのマラソン大会1位!」
私「大当たり! クニコもかけっこ1位だったよね。 『アキコ・クニコのかけっとマラソン大会1位』。第6位でした。」

アキコ「えー、たった6位~。」(少し不満そう。)

私「はい、他には。」
クニコ「クニコのお遊戯会のダンス!」
アキコ「アキコのエレクトーンの発表会のこと!」

私「はい、またまた大当たりだね。 第7位『アキコ・クニコのダンス・エレクトーンの発表最高!』で~す。 次は?」

妻「Tさん一家とのキャンプかな~。」
クニコ「Mちゃんたちとの旅行もあったよ。」

私「大当たり、第5位『Tさん一家と楽しく交流:
 ○○市、青木湖キャンプ、○○&○○、Mちゃん一家とも交流したね!』でした! 次は?」

妻「1位はなんだろうね~。」
アキコ「狐の嫁入りの、SLに乗ったやつかな~。」
クニコ「きっとそうだよ。」

私「はい、それも入っているよ。第3位『きつねのよめいり&SLのたび
ーせつやくのたびだったけれど、楽しかった!ー』よね~。」



 こんな感じでテンポ良く進め、わからない時はヒントも出しながら楽しく進めた。

 わずか10分ほどだったと思うが、楽しく1年を振り返ることができた。

 無理して10個にまとめた感もあるので、来年(今年)は、20大あるいは30大ニュースと題してやろうと思う。これを毎年続ければ、よい記念にもなりそうである。

 楽しい伝統が誕生してよかった!

 今、私の中にはアキコが高学年ぐらいになったときの、あるイメージが見える。

 アキコとクニコが相談しながら、楽しく「20XX年 十大ニュース」を決めている姿であり、楽しく「20XX年 十大ニュース」クイズを出している姿である。
 数年後には、そんな楽しい姿が見られるに違いない!



【関連記事】あったかい家族日記「初詣・おみくじ・書き初め」




【重要な連絡です】

 今後、『家族の広場』は、原則として毎週土曜日に更新することにします。


 このブログは、ソネットブログ『あったかい家族日記』のミラーリメイク版であり、最新の記事を読みたい方は、『家族の広場』のブックマークまたはトップページから『あったかい家族日記』にアクセスできます。
 
 本ブログは、新聞記事のように最新版が意味をもつのではありません。
 新聞なら最新の情報であることが求められます。総選挙の結果や台風情報など、昔の情報であったらほとんど意味はないでしょう。

 ところが、このブログ「家族の広場(あったかい家族日記)」は新聞ではありません。更新したばかりの記事よりも、読者によっては「私の幼稚園選び」http://blog.so-net.ne.jp/kazoku/2005-08-22(幼稚園の選び方が書いてある)、「長女の名前を付ける!」http://blog.so-net.ne.jp/kazoku/2005-08-24の方がよっぽどタイムリーな記事であって読みたい記事であるはずです。

 さらに、このブログ「家族の広場(あったかい家族日記)」は、自分の日記・アルバムとして、自分や自分の家族向けに書いているブログではありません。
 みんなに役に立つように参考になるように意識して書いてあります。この意味でも、最新であるかどうか(いつ書いた記事であるか)よりも、その内容の方に意味があります。

 そこで、新聞のように最新のものを読むという読み方から、自分の興味・関心に合わせて、読みたい記事が読める(活用できる)ように、『家族の広場』のトップページから検索しやすいようにサイトを創っています。

 是非とも、今度は最新のものだけでなく検索サイト『家族の広場』トップページから興味のあるテーマ、タイムリーな記事を探し出して読んでくださいませ。



◆キーワード:1 今年の十大ニュース  2 家族の伝統  3 1年を振り返る

◆留意点・その他:
・子供たちが大人になってきたら、事前にアンケートをとり、それを集約して「20XX年 十大ニュース」を作るのがおもしろい。そうすれば、一人一人が1年を振り返ることになるし、その意味でもよりよいだろう。
 今回は1回目で、子供たちもまだ小さいので、このやり方でよい。

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年頭の我が家の伝統「書き初め」

2007-01-03 12:38:00 | Weblog
◆リード:昨年から新しく年頭に書き初めを書くという伝統を創った。折角実母が書家なのだから、それを生かすと同時に、1年間をどんな心構えで過ごすかを書いておくことは、意味があると思うからだ。今年の書き初めの様子を紹介する。

2007.1.3 2007年 年頭の我が家の伝統「書き初め」 トップページへ


 昨年から新しく年頭に書き初めを書くという伝統を創った。

 折角実母が書家なのだから、それを生かすと同時に、1年間をどんな心構えで過ごすかを書いておくことは、意味があると思うからだ。

 今年の書き初めの様子を紹介する。

 元日みんなで遅い朝食を食べていた。

私「今日か明日辺り、恒例の『書き初め』をしよう。」
妻「書き初めは2日にやるといいと言うわね。」

私「じゃあ、明日書こう。あーちゃん(実母)の指導だね。」
実母「私が指導するのかい!?」

私「だってあーちゃん、書道の先生じゃない。去年もそうしてたよ。」
実母「そうだったかの~。 まあいいよ。」

私「アキコ、クニコ、1年間どんな心構えで過ごすかを書くんだよ。何にする? お父さんは、『楽天』ー天命を楽しむーに決めているよ。」
アキコ「う~ん、アキコは『元気』がいい。」

私「『元気』かい。いいね。『元気』って大切だものね。クニコは何にする?」
クニコ「クニコは『なかよし』にする。」

私「あっ、それいいね。クニコはよくお姉ちゃんとケンカするから、なかよしできるといいね。 タカちゃんは何にする?」
妻「う~ん、言われてすぐにはね~。 何にしようかな~?」

アキコ「アキコが探してあげる。 『楽しむ』、『健康』、『遊ぶ』、『がんばる』……。」(ぱぱっと、5,6個の案を出す。)
妻「う~ん……。(何にしようかな。)」

私「明日までに考えればいいよ。」


 というわけで、翌2日、近くの温泉から帰ってきた私たち家族4人は、あーちゃんを先生にして書き初めを始めた。
 
 書くことにした字は、それぞれ次のようである。

私:「楽天」
妻:「健康」
アキコ:「元気」
クニコ:「なかよし」

 【あーちゃんの指導で完成した作品】

※ あーちゃんは、何にするか聞いたところ、「みんなが、私が願うところを書いてくれたからそれでいい。」ということだった。

 あーちゃんの指導であるが、次の通りである。
①お手本を書いてもらう。その際、お手本を書く様子を見ながら、書き方のポイントを教えてもらう。

②お手本を見ながら、書き方のポイントを意識しながら何枚か書く。

③あーちゃんに見てもらって、直すべきところをさらにアドバイスしてもらう。

④アドバイスを踏まえて、また練習・清書する。

 【「なかよし」と書くクニコ4歳】

 私は3枚目で完成、アキコ・クニコは5,6枚で完成、妻は2枚目で完成だった。

 
 ちなみに去年は、私「あったかい家族」、クニコ「かしこく」、アキコ「つよく」、妻「あたたかく」で、家族のビジョンを書いていた。

 これらを1年間ずっと2回の和室(寝室)に貼り、寝る前と起きる前に目に入るようにしていた。

 今年は、1年間それぞれがどういう心構えで過ごすか(あるいは何を大切にして過ごすか)を書いたわけであるが、同じように和室に1年間飾る予定である。

 年頭に家族が一つになって書き初めをする。1年間こう過ごしたい・こうありたいという心構えや願い、あるいはビジョンなどを書くことは大変意味があると思う。

 我が家のよき伝統として今後も続けていきたい。 



【関連記事】あったかい家族日記「初詣・おみくじ・書き初め」

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651nice-291記事-125251アクセス(2006.12.31)

◆キーワード:1 書き初め  2 家族の伝統  3 アウトカム

◆留意点・その他:
・真摯に仕事をすること・調和を大切にして家族を愛すること・ブログ書いたりセミナーを開いたりすること。これらを「天命として受け止め、楽しむ」という構えで1年を過ごそうと思っている。

・この「楽天」であるが、昨年11月に読んだ、出口光『天命の暗号』(中経出版1600円)を読んでヒントを得た。
 『天命の暗号』は、深みのある、とてもよい本である。私が昨年読んだ本の中でベストスリーに入る。
 人生、仕事に悩む人、人間関係に悩む人には、大いに得られるものがあると思う。
・ちなみに船井メディア(0120-272-374)で、出口光の「天命を見つけるセミナー」(全3回)が東京において開催されるそうである。本を読んで感銘を受けた方は、受講されるのもよいかもしれない。

2007年 我が家の十大ニュース予想!

2007-01-03 12:13:16 | Weblog
◆リード:1993年以来、正月に年記を書いてきた。1年の目標を10掲げるのだ。そして、年末にはどれだけ達成できたか振り返るというものである。「199○年 十大ニュース予想」と題して、かれこれ10年以上書いてきたわけである。2007年の年記を紹介する。


2007.1.2  2007年十大ニュース予想!    トップページへ


 1992年に、当時船井総研副社長だった泉田豊彦氏の書いた『仕事を楽しむ』(ビジネス社)を読んだ。そこに年記というアイデアが紹介してあった。


「前年に立てた目標が、どこまでうまく達成できたのか。達成できたのはどの項目か。この2点を考えて、つぎの目標を決める。仕事のみならず、人生、趣味にまつわる目標も入れ、なるだけ簡単にできることを選ぶ。 挑戦目標は毎年10項目を設定することに決めている。」(同書18ページ)


 良いアイデアだと思ったので、年頭に1年間の挑戦目標を10項目設定し、年末にどれだけ達成できたか振り返るということを以来ずっと続けてきた。

 「199○年 十大ニュース予想」と題して、かれこれ10年以上書いてきたわけである。今年から、「予想」を「予定」に変えて、もう少し実現するという意味合いを強めた表現にして、「2007年十大ニュース予定」とした。
 予想(よそう)は、逆から読むと「うそよ」となり、半分は当たらないというか実現しないことが多かったからである。(もっとも予想がもっと当たるようなら大変というか面白みがないかもしれないが……)

 プライベートなものだが、下位目標など省略して次に紹介する。

【2007年は楽天!10大ニュース予定】
ー安定成長を続ける仕事&あったかい家族、そしてブログ発展&セミナー開催成功!-

1.担任した子をしっかりと成長させること、分掌の仕事は質の高い仕事をすること!

2.あったかい家族の進歩&成功!

3.夫婦の相互感謝・調和した関係を築くこと。
ー「愛する」とは動詞、まず私自身から働きかけるー

4.我が子がかしこく・つよく・あたたかく成長するように支え、絆を深めること。
 ー父と子塾の充実、我が子のビジョンの改訂、シーズン1回のデートの日を守るー

5.実母の健康と家族5人の調和
 ※ ブログでは全くふれていないが、我が家も人並みに嫁と姑の問題があるので、何とかより調和したいと思っている。

6.健康家族を目指して健康的な食・生活の習慣を築くこと。

7.ブログ「あったかい家族日記」450記事アップ&検索サイト「家族の広場」の充実

8.「家族で幸せを創るセミナー」開催・成功!

9.投資とリスクヘッジ(地震、食糧危機、将来のことに備える)をきちんとすること

10.自己成長を図ること!


 「8.「家族で幸せを創るセミナー」開催・成功!」についてのみ、少し説明したい。
 今年は、「家族で幸せを創るセミナー」を開催する予定である。

 実は、2005年2月9日(水)に、東京のNLPカフェにおいて「家族のビジョンを創る」というテーマでセミナーを開催したことがある。2時間という限られた時間であったが、参加者には大変好評だった。
 今年は、それを発展させて、2日間ないし3日間のセミナーを開催したいと考えている。

【家族で幸せを創るセミナー(仮称)】 
○日時:5月~6月の土曜日ないし日曜日
 午前10時から午後5時までの約6時間(1回につき)

○場所:東京

○全2回ないし3回(2日間ないし3日間)
 6時間×2ないし3回

※ 私がセミナーを開催したら参加したいですか?

 前回の「家族のビジョンを創る」というセミナーは、事前のスタッフとの打ち合わせ(東京にて1回)を含め、講師料がないのはもちろん東京までの往復の交通費・宿泊費など全く出ないボランティアで(会場費だけは要らなかった)、6万円余りの出費であった。

 今回は、それで生活するわけではないので儲ける意図はないが、交通費・宿泊費・会場費などの実費が出るような企画(適正な参加費をいただくということ)をするつもりである。

 こうして「十大ニュース予定」を眺めてみると、仕事・家族・ブログ&セミナーなどのシンプルな三本柱である。

 これらを天職・天命(ミッション)ととらえて楽しむという「楽天」の構えで1年を過ごそうと思う。

 本ブログも、3本柱の一つミッションの一つとして、楽しみながら書くつもりである。

 今年1年ご愛読をよろしくお願いいたします。

【関連記事】あったかい家族日記

※ 本記事は、ソネットブログ『あったかい家族日記』をもとにしています。

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651nice-291記事-125251アクセス(2006.12.31)

◆キーワード:1 年計画  2 家族の伝統  3 アウトカム

◆留意点・その他:
・1年をどんな構えで生きるかということも、近年合わせて書き始めた。ちなみに、2006年は「ミッションに生きる! 計画性を大切に!」であった。1年間ずっと「計画性」を意識してきた。
 おかげで計画的に行動する力(段取り力)は、かなり伸び、その結果成果も上がった。 今年は、「楽天」でいこうと思っている。

・この楽天であるが、出口光『天命の暗号』(中経出版1600円)を読んでヒントを得た。 この『天命の暗号』は昨年11月に読んだ。深みのある、とてもよい本である。私が昨年読んだ本の中でベストスリーに入る。
 人生、仕事に悩む人、人間関係に悩む人には、大いに得られるものがあると思う。
・ちなみに船井メディア(0120-272-374)で、出口光の「天命を見つけるセミナー」(全3回)が東京において開催されるそうである。本を読んで感銘を受けた方は、受講されるのもよいかもしれない。


仕事優先か、我が子の発表会か!?

2007-01-02 20:41:50 | Weblog
◆リード:師走ー学期末ーのこの時期は、まさに走り回るような忙しさだ。こんな時期に、アキコのエレクトーンの発表会がある。仕事を優先するか、アキコの発表会を見に行くか、大いに迷った。そして……。

2006.12.30  仕事優先か、我が子の発表会か!?  トップページへ


 12月17日(日)は、かねてから分かっていたことだが、アキコのエレクトーンの発表会であった。

 先月末の3週間前から我が家のカレンダーつまり予定に書かれていたことで、アキコはそれに向けて一生懸命練習していたし、私が見に行くことを当然のこととして楽しみにしているはずである。

 しかし……である。この時期は本当に忙しい。学期末の最後の土・日であり、通知票作成、会計、冬休みの課題作り、お便り作成……と、やらなくてはいけない仕事がたくさんある。
 
 しかも、昨日の16日(土)はクニコの保育園のお遊戯発表会があったし、妻の誕生日を祝う夕食会(自宅でささやかに)もあった。

 今日こそはじっくりと仕事をしたいというのが、本音であった。

 アキコのエレクトーンの発表会を犠牲にして仕事を優先すべきか、それともアキコのエレクトーンの発表会を予定通り見に行くべきか。どうしたらよいのだろう。

 仕事もアキコのエレクトーンの発表会の参観も、両方できればいうことないのだが、それにしても忙し過ぎた。しかも、発表会の会場はN市にあり、車で往復2時間30分から3時間かかるのだ。アキコの発表は5分ほどなのに……。

 妻と娘たちは、午前中のリハーサルから出かけるのだが、私は発表会のある午後からである。

私「発表会には、少し遅れるかもしれないよ。」(いつもは、早めに行って席取りをしていた。)

 少しして、
私「もしかしたら、行けないかもしれないからね。」
と言っておいた。

 さて、妻と娘たちが出かけた後、どうするかじっくりと考えてみた。


 なんとか両立させたい。まっさきに切るのは、ブログ記事を書く時間だな。(読者のみなさん、ごめんなさい。)それから、家族4人と義母と義兄の夕食会だ。なんとしても、アキコの出番だけでも見たいが……。

 もしアキコのエレクトーンの発表会に行かなかったとしたら……。アキコは残念がるだろうし、「クニコのばかり見に行って。」と不公平というか不満に思うだろう。
 それに毎日一生懸命エレクトーンの練習をするように言ってきたのは、この日の発表会のためである。
 「アキコのいい発表を聞きたいな。」という言葉は、結果としてウソになってしまう。見に行かなかったら、きっと私自身が後悔するだろう。
 それに、そんな後悔の気持ちを持ちながら仕事をしても、仕事ははかどらないだろうと思った。

 結局、ぎりぎりにまで仕事をして、アキコの発表を聞いたらすぐにまた帰ってくるという決断をした。

 幸い道路事情がよくて、開演ぎりぎりに会場に着いた。
 妻から私の携帯に連絡があったので、妻とクニコのいる席もすぐに見当が付いた。
 
 私が席に着いてまもなく、発表会が始まった。
 アキコは6番目の発表だったので、30分ほどでアキコの発表の番がきた。発表時間は、約5分。
 聞き終わったら、すぐに会場を後にし、車に乗り込んだ。

 結局、発表会場までの往復2時間30分と合わせて約3時間を要した。

 その後、仕事を進め、夕食会にも参加することができた。

 アキコのエレクトーンの発表会を見て本当によかったと思う。アキコの信頼を得られたし、また妻やクニコの信頼もそうである。

 家族を優先するという信念・価値観をもっていても、実際それに基づいて行動することは容易でない。3週間以上前から分かっていても、本記事に書いたとおりである。
 
 仕事が忙しくてもできる限り行く。親子の絆、信頼関係を大切にしたいと本当に思っているから。それだけの価値を置いているから。

 このような一つ一つの積み上げから、親子の信頼関係、絆は築かれていくのだと思っている。


※ 今年中に300記事を達成するというアウトカム(目的)を立てたが、どうやら達成はできそうにない。今月は忙し過ぎた。



【関連記事】あったかい家族日記「主婦としての負い目を感じることなく、子供との時間を心ゆくまで楽しんでほしい 」

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651nice-291記事-125251アクセス(2006.12.31)

◆キーワード:1 参観  2 親子の信頼関係  3 仕事か家族か

◆留意点・その他:
・妻は、私がもし見れなくても「お父さんは仕事で忙しいの!」とカバーしてくれたと思う。カバーはあったとしても、遊んでいたわけでないにしても、仕事の犠牲になったことは確かであり、アキコは傷ついたことだろう。

 以前のブログ記事でも紹介したが、本田健『きっと、よくなる!』の220ページに「『仕事だから』の言い訳をやめる」として、次の文章を書かれている。

 
 「仕事だから」という言葉は、それさえ発すれば何でも許されてしまう魔法の言葉のひとつです。 仕事を理由に、たくさんの大切な思い出が失われています。サッカーや野球の試合、ピアノやバレエの発表会、運動会、誕生日などの大切な日に、お父さんやお母さんが仕事で来られないことで、寂しい思いをしている子供がどれだけいるでしょう。また「仕事だから会えない」といって、どれだけのカップルが愛を失っているでしょう。……(後略 ファーザー)


 私自身、肝に銘じている言葉である。

・仕事をしながら、家族を(も)優先することは、容易ではない。あったかい家族を創るという決意、あったかい家族を創るというアイデンティティを、私はもっているので結局できたと思っている。

・それでもどうしても仕事でいけない場合もある。それは事情を説明するしかない。分かってくれるはずである。